ドラえもん・のび太のポケモン小説【外伝30】
- 1 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/21(水) 20:56:28 ID:zfo4SZJs0
- ここは、ドラえもんやのび太達がポケモントレーナーとして活躍する小説の30スレ目です。
このスレでは自分の書いた小説を投稿することが出来ます。
基本ガイドライン
▼荒らしには反応せずスルー、反応したら貴方も荒らしかもしれません。
▼喧嘩せずに仲良く利用する。
▼自演はしない。
▼sage進行
その他
▼次スレは>>970が立てること
▼現在のスレを使いきる前に新スレ誘導をすること。
詳しいガイドラインは>>2-5あたりに提示。
前スレ ドラえもん・のび太のポケモン小説【外伝29】
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1216044499/
バーボンスレ 雑談専用スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/38986/1184595831/
まとめwiki 投下された作品はここでまとめて読める
ttp://www10.atwiki.jp/doraemonxpokemon/
ポケモン関係SSwiki 1乙作品がここで読める
ttp://www24.atwiki.jp/pokess-keeping/pages/4.html
避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/game/38986/
避難所 携帯用入り口
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/38986/
ドラえもん・のび太のポケモン小説専用 ロッカールーム(携帯可)
ttp://chat2.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=pokedora
- 2 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/21(水) 20:59:53 ID:zfo4SZJs0
- 作者ガイドライン
▼作品を投下する際には酉と作者名を入れる。
▼自分の作品の質を向上させるよう、日々精進する。
▼一度始めた作品は何があっても完結させる。
▼作品を投下する時は、酉と作者名は必ずつける事。
※酉のつけ方:名前欄に作者・作品名#好きな文字列(全角最大4文字半角最大8文字)と入力
▼読みやすいように自分の前作品に対しアンカーをつける事。
読者ガイドライン
▼作者が投下した後には、何かしら励みになるようなレスをする。
▼作者への批判や悪口は控える。
▼投下中には絶対に割り込まない
▼作品の評価書き込みは冷静かつ客観的にお願いします。
ドラポケ避難所に作者考察スレがありますのでそちらも活用して下さい。
▼自分の気に入った作品の作者には応援書き込みをしましょう。
皆様の応援が作者の小説作りへの励みとなり、活力にもなります。
▼これは常識ですが、荒らし又はそれに反応する人は全てスルーして下さい。
荒れる元です。
▼作品を書くのは大変な作業です。
やたら「過疎、過疎」等と言わないで下さい。
作者、読者ともに以下の事に注意して下さい。
▼スレに偉い人は居ません。
皆平等です。
差別、中傷行為は止めましょう。
またその相手をすることも止めましょう。
- 3 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/21(水) 21:07:37 ID:yjILEHgI0
- …あれ?テンプレこれだけだったか
乙。
一応30いったんだね
- 4 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/21(水) 21:30:38 ID:/GR4tUB40
- あ、立てたの。乙
- 5 :M ◆cAII3gBk5. :2009/01/21(水) 21:52:23 ID:zfo4SZJs0
- >>3
前スレからもらったんだが、何か忘れた? まぁ余りスレ立てはしないから、許してくれ。
さぁーて、さっさとやる事終わらせて投下分書き終えますかねぇ!
ごめんねぇ、投下遅れて。このスレと真剣なあらすじでちゃらにして欲しいなぁ・・・なんてw
- 6 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/21(水) 22:55:10 ID:4o62YjSnO
- >>5 乙!多分テンプレは以上だ 心おきなく小説執筆してくれ
- 7 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 00:54:49 ID:JdsPyjaE0
- これであえなく前スレの分は流れていくわけですな
wikiがないから新規の人は読めないという酷いシステムww
- 8 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 01:38:04 ID:6mXrWF+FO
- >>7
まぁ作者が投下前に前スレでの簡単なあらすじを書けば大丈夫だろ
wikiの問題はまだ解決出来ないから、ぼちぼち話し合っていくしない
次立てる時はガイドラインにも修正いるかもな
- 9 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 08:37:44 ID:RUCDm5I1O
- >>8
めんどくさいスレですね
- 10 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 20:55:56 ID:RrrCE3pxO
- >>7
新参涙目すぎワロタwwwwwwwww
- 11 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 21:09:20 ID:RUCDm5I1O
- お前らいつもたいしたことしてないんだし、wikiくらい作れよ
- 12 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 23:05:46 ID:JdsPyjaE0
- ここの住民は人に噛み付くことしか脳がないからなあ
スルースキルはないし
- 13 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/23(金) 20:08:56 ID:xWKTflVr0
- ドラポケ終わってるな
- 14 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/23(金) 23:47:24 ID:e7MiscsN0
- ここの口だけの携帯厨を一掃して、ゲサロとポケモン板以外の所に、ドラえもん・のび太のポケモン小説Part1としてリニューアルした方が良かっただろ
どうせ前のwikiなんて残ってたって中身の無い初代崇拝やドラーモン崇拝の池沼しか呼ばないんだし、今までの過去は捨てるべきだろ
- 15 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 00:55:33 ID:w/gFnx4T0
- >>14
同意、初代なんてただ最初に書いてただけだろ
中身も無いし、評価されてるのもクチバの戦闘だけ
- 16 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 02:16:42 ID:q5Cfrt4gO
- 八点
そのわかりやすい自演はどうかと思うぞ
- 17 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 05:30:31 ID:y2JoAQhnO
- >>14-15
まぁ何が気に食わないか知らんが取り敢えず落ち着け
どこにいても投下が可能という携帯のメリットは作者にとって大きい
それを捨ててまで移転する事に、俺は魅力を感じないな
それじゃあ今日の夜投下するぜ。本当はこれだけ言いたかったw
- 18 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 09:55:00 ID:dX7inkY/0
- お前らの好きな作者って誰よ?
- 19 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 12:09:24 ID:UJs2wLW+O
- トキワ、ミュウ、ギンガ、ドラーモン、初代
- 20 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 13:02:44 ID:dX7inkY/0
- >>19
もう一度読み返してみろ。
とてもじゃないが(ry
- 21 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 13:24:31 ID:So3jiTGe0
- ID:dX7inkY/0みたいなのが未だに残ってるのが疑問だわ
- 22 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 23:04:47 ID:yduiJMEH0
- >>16
すぐ自演認定するくらいしか能がない君に何が出来るの?
投下の感想レスくらいでしか役に立たないと思ったら、それすらも投下乙の一言だけとか何なの?面白いと思ってんの?
他の創作スレだったら投下乙の一言だけなら、むしろそれは嫌味にしか聞こえないよ?
良かったところ良くなかったところ気になるところを取り上げて書くのが感想レスというものなのに、それすらもしないで感想書いて役に立った気になってるの?
- 23 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/24(土) 23:28:03 ID:6dkmVvhxO
- >>22
禿げ上がる程同意
- 24 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 10:05:13 ID:659I+zer0
- あれー? 投下きてないよー?
- 25 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:08:01 ID:ZqlglQi9O
- ごめん、少し用事があって遅れた。
今までのあらすじを簡単にまとめてみたから、
今まで「ミュウとかテラ厨二wwwバロスwww」とか思って未読だった人も読んでみて欲しいな。
いや、今でも厨二病全快だけどねw
それじゃあ半年ぶりの投下、行きます。
- 26 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:10:12 ID:ZqlglQi9O
- ――今までのあらすじ。
第1章「始まり」
もしもボックスで町をポケモン世界に変えて遊ぶ事にしたのび太達。
だが出木杉の企みにより、彼に支配された世界を作り上げられてしまう。
拉致されたドラえもんを救う為、彼らは出木杉主催の大会で優勝し、出木杉と戦う事を決意した。
第2章「支え」
出木杉の家で機械化された彼の母親が発見され、真実が語られる。
出木杉の変貌は、唯一の支えである母を失ったショックが原因であった。
彼はポケモン世界に町の住民を閉じ込める事で、孤独から逃れようとしていたのだ。
第3章「味方」
大会の途中、のび太達は二人のタイムパトロール隊員と出会う。
30代位のがっしりした体格の男性"隊員B"と、
何故か懐かしさを感じさせる青年"隊員C"通称クッド。
彼らの口から教えられたのは、タイムパトロールのルールだった。
もう間もなく――騒ぎの起きた地域への武力介入が始まる。
そうなれば出木杉の死は避けられない。
のび太達は改めて友を救う事を決意し、タイムパトロールと別れを交わした。
第4章「ミュウ」
常に出木杉の側に仕える、黒い体と赤い眼のミュウ。
見る者に圧倒的な威圧感を与えるその力は、出木杉の権力の象徴であった。
しかしある時、のび太はミュウの治癒能力で危機を救われる。
驚くのび太に、彼は語った。
自分が出木杉に弟を殺され、出木杉への復讐を誓っている事を。
敵を助けてしまったミュウは、もう後には退けない。
ミュウは一人、出木杉の元へ向かった。
自分の力では、出木杉に屈するしかない事を知りながらも……
- 27 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:17:35 ID:ZqlglQi9O
- 第5章「復讐」
ジャイアンがイカれた幹部ゴクとの戦いに勝利するが、
スネ夫は洗脳されたジャイ子を救う為、大会から退場してしまう。
のび太の準決勝の相手は仲間であるしずか。
しかし、その正体は完全擬態(トレース)能力を持つミュウツーだった。
最初はのび太を見くびっていたミュウツーだが、
激しい戦いの中でのび太をライバルだと認め、自分の目的を話し出す。
ミュウツーこそ、死んだと思われたミュウの弟だったのだ。
ミュウをかばい、ミュウに投与されるはずだった薬を打たれたミュウツーは、出木杉への復讐の為、人間に扮してこの大会に出場していたのである。
戦いに懸ける思いの差か。
後一歩の所でミュウツーに敗北するのび太。
しかし、遂に大会は最終戦へ進むと思われた次の瞬間……事態は一変した。
突然現れたミュウからのび太を守り、ミュウツーは爆死する。
そして、自分の部下である幹部達を騒動員し、出木杉が町を占拠した。
ドームに集めた全住民を、ダークライの力で悪夢の世界へと引きずり込んだ出木杉。
母の幻想に苦しむ出木杉は、皆に自分と同じ苦しみを味あわせたかったのである。
「さよなら」
出木杉はのび太とジャイアンを容易に追い詰め、彼らに最後の別れを告げた。
- 28 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:20:15 ID:ZqlglQi9O
- 第6章「決戦」
だがそこに、のび太とジャイアンの同志が集結する。
大会で敗れ、地下に閉じ込められていたトレーナー達が反旗を翻したのだ。
再会したのび太、ジャイアン、スネ夫、しずか。
四人は仲間達の思いを受け、出木杉の待ち受けるドームへと向かった。
出木杉に導かれたのは、五つの扉がある地下室。
その内四つの扉では、それぞれ奥に人質が監禁されており、
早く救わなければ死んでしまう事を出木杉が宣告する。
援軍の為に訪れたのび助、スネ吉と共に、四人は幹部が待ち受ける道への扉を開けた。
ドラえもんを救う為走るのび太。
そんな彼の前に、隠密用からくり"流水"が立ちはだかる。
友の為、皆の為、そして未来の為に、のび太達の最後の戦いが始まった。
- 29 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:22:48 ID:ZqlglQi9O
- おまけ――アヒャヒャ、この設定忘れてなーい? のコーナー
・秘密道具は一度使うと壊れてしまう。
アヒャヒャヒャヒャ! 出木杉様の頭脳と僕の神力にかかれば未来の道具なんてイチコロなのさ☆
そう、それはまるでオリオンに仕向けられた蠍の毒のようにね!
・一度出動したタイムパトロールは暫くの間同じ時代に出動する事はない。
悪いけど、僕は僕の生きる時代にしか興味は無いのさ!
だからタイムパトロネウスの事はよく知らないよ、ごめんね(笑)
まぁ、要するに神はいつだって時代の中心にいるって事ですねわかります^^
・出木杉を教育した謎の老人の存在。
人生は学ぶ事の連続、それは出木杉様でも変わらない事なのさ!
かく言う僕の頭脳も常に発展を繰り返し、レベル6に進化する可能性まで出てきたよw
まぁ僕の場合は、人生じゃなくて神生なんですけどね、みたいなwww
・出木杉は改造してすぐにはミュウを洗脳しなかった。
これは簡単だね!
人がバベルの塔を作り始めた時、神はそれをすぐに壊そうとはしなかった。
アヒャヒャヒャヒャ、近付いてから危険を処理する事こそ! 神のたしなみ!
トイレに行きたくなった時、限界まで溜めて、苦しみに苦しみ抜いてからするのは最高だろ?
つまりそう言うことさ!
- 30 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:26:25 ID:ZqlglQi9O
- ――本編
「気を付けろ、スネ夫君! 今度は足元に来たぞ!」
スネ吉の忠告通り、足を刈り取ろうと前方から炎が迫る。
二人は息を揃えてそれを飛び越し、更に奥へと急いだ。
先ほどから続く、この挑発。
スネ夫はこれ以上付き合っても無意味と判断して、クロバットを呼び出した。
そしてそれに乗ると、続けてスネ吉にこう言った。
「スネ吉兄さん、一気に進む。 クロバットに乗ってくれ」
スネ夫の言葉に従い、クロバットに乗るスネ吉。
クロバットは少し体を後ろに引いて、そこから一気に最高速へ達した。
「す、凄い…!」スネ吉は思わず驚いた。
クロバットが翼を広ければ殆んど埋まってしまう程、通路は狭い。
だがクロバットは、その直線上の空間を自分の庭の様に易々と抜けていく。
微分の狂いすらないその動き。
それは、才能や小細工でどうとなる問題ではなかった。
地味な修行の蓄積と、パートナーとの深い信頼が成す、血の滲むような努力の証明だった。
「スネ夫君、君を変えたのは……一体何なんだい?」
本音がほろりと出てしまう。
自分と同じ、何の才能もないタイプだと思っていた少年の、この成長。
スネ吉は知りたかった。この少年を変えた、その存在の名を。
- 31 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:32:47 ID:ZqlglQi9O
- 「自分でも……分からないよ。
兄さん、正直言うとね、僕は出木杉が大ッ嫌いなんだ。
勉強も運動も出来て、優しくて、女の子にもモテて……いつも僕は、アイツが羨ましくて堪らなかった」
スネ夫はそう答えると、うつむいた顔をして、更に言葉を続ける。
「でも……それでも……それでも僕は、アイツを友達だと思ってたんだ。
アイツと一緒に笑った事がある、泣いた事もある。アイツに救われた事だってある。
アイツが悩んでたら、いくらだって悩み位聞いてやったさ!
それなのに……アイツは……一人で悩んで、一人で苦しんで、友達だと思ってた僕が馬鹿みたいじゃないか…!」
「スネ夫君……」スネ夫の顔を伝う、僅かばかりの涙。
スネ吉はそれを見て、全てを理解する。
「アイツなんて大ッッッ嫌いだよ、本当に。
でもだからこそ、勝手には死なせてやらない。
意地でも救って、アイツの腹の中のモノを全て吐き出させてやるんだ!」
「ははっ、それは出木杉君も災難だな」
余りに滅茶苦茶なスネ夫の返答に、スネ吉は思わず笑ってしまった。
「君みたいな友達が居れば、僕も……」
「スネ吉兄さん、伏せて!」
「え…?」
前方の通路が紅く染まっている。
一瞬塗装かと思ったスネ吉だったが、それが全く違う物であると気付いた。
「炎の……壁!?」
「大丈夫だ、行ける! クロバット、エアスラッシュだ!」
スネ夫達は躊躇する事なく、炎の中へと飛び込んだ。
- 32 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:35:35 ID:ZqlglQi9O
- 「何だァ、こりゃ?」ジャイアンは困惑していた。
ジャイアンのたどり着いた場所は、劇場の客席の様な空間。
前方の舞台には赤い幕が掛かっていて、まるで本当に劇でも始まるかの様な雰囲気だ。
更に、ジャイアンが客席の中頃まで進むと、突然場内のアナウンスが鳴り響いた。
《本日はご来場ありがとうございます。
大変お待たせ致しました。間もなく本日の舞台「神になった少年−The Story of Goku Kiyohime−」が始まります。
ご起立されているお客様は、今すぐお座り…」
「ブーバーン、火炎放射だ」
ジャイアンはアナウンスが終わる前に、エンテイを型どったスピーカーを原料へと還した。
そして限界まで息を吸い込み、ゴクへ言い放つ。
「ゴク、さっさと出てこいッ!
今お前の悪ふざけに付き合ってる暇は無いんだよ!!!」
会場内に木霊する叫び。
しばらくの間、深海の様な静けさが会場を包んだ後、舞台の幕が開いた。
「レディースェーンドジェンツルメーン。
アヒャヒャヒャヒャ、久しぶりだねぇ? イアーン?
(まぁ準々決勝からここまで投下するのに作者が1年以上かかったからそう感じるだけで時系列的には1日しか経ってないけどそんな事指摘するのは野暮ですね分かります^^)」
「ゴク……相変わらず面倒臭い奴だぜ…!」
ステージの中央に立ったゴクと睨み合うジャイアン。
ゴクと因縁気味の関係にあるジャイアンだからこそ、油断出来ない。
この男は狂っている。
そしてその歪んだ思想こそが、この男の常識を逸脱した実力の由来であるとジャイアンは理解していた。
- 33 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:37:16 ID:ZqlglQi9O
- 「ヒャヒャ、今日は僕の……本気を見せてあげるよ」
「お、お前、その姿は…!?」
ゴクの着ていた赤い服が破れ、中からおぞましい衣装が現れる。
「おえぇっ……げほっ、げほっ…!」
特筆すべきはその衣装の絶望的なセンス。
一応長期に渡って小説の執筆に携わってきた作者だが、この服だけは千の言葉……いや万の言葉を使おうとも説明出来ない。
ステージに広がった翼状の造形が不気味に蠢き、全身からは無数の腕が突き出ている。
そして……そして……もうッとにかくウニョウニョでグチャグチャでゾワゾワしてオェッとなる史上最悪の逸品なのだ。
「アヒャヒャヒャ、どうだい? 凄いだろ?
これは僕がデザインした、僕の僕による僕の為の服さ!
謙虚なアフリカの民族衣装にヘレニズム文化を取り込むという斬新な発想!
一目で快楽の絶頂状態(アタラクシア)へと導く圧倒的カリスマ性ッ!
さぁー、思う存分に見るが良いよ! 今日イアンの心に、革命が訪れるだろう!」
「おぼろろろろろろろろろろろろろろろろ!」
ジャイアンはカタルシスの時を向かえてしまった。
- 34 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:39:34 ID:ZqlglQi9O
- 「雷電……さん?」
「違ァァァァう! 天才ッ(ここ重要)雷電様だ!」
しずかとのび助に場面は移る。
二人を待っていたのは、幹部一の頭脳を持つからくり雷電。
出木杉の頭脳を基準として設計された上、性格はゴクを参考にしたという厄介な事この上ない存在だ。
以前はロトムを軸とするトリッキーな戦法で野比親子を苦しめ、その頭脳に恥じない戦い振りを見せた。
実力はゴクと同等、またはそれ以上と見て間違いはないだろう。
「あひゃひゃひゃ! この前の恨みは忘れちゃいないぜ!
よくもこの雷電様の命とも言える頭を踏み潰してくれたなぁ!」
「えっ……いや私、あなたの事なんて知らないんですけど……」
困惑するしずか。当たり前である。
雷電をフルボッコにしたのはしずかに化けたジン。
しずか本人は、雷電と今ここで初めてであったばかりなのだから。
ここから先の会話は、見ず知らずの人にキレられるしずかの気持ちになって読んで貰いたい。
「だが甘ァァァい! 激甘だよ、糞女!
弱点の筆頭である頭部にメインコンピュータを内蔵するなんて愚の骨頂!
俺の脳は始めから腹部に内蔵されていたのだ!
気付かなかったか? 気付かなかったのか? え? は? フヒヒwテラワロスwww
バカじゃないの?いやバカかwバカでないとこんな単純な失敗しないよなー?
ほら言えよー!自分はバカですダメな子です、雷電様は天才でっすって言えよーwあひゃっあひゃっあひゃひゃひゃひゃwww」
- 35 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:42:13 ID:ZqlglQi9O
- 「物語中盤出番0だったり、知らない奴に馬鹿馬鹿言われたり。
私の扱いちょっと酷すぎないかしら……」
「気にするな、しずかちゃん。
四大からくりとか言われていて、一体だけ復活してない奴も居るさ」
のび助が、腰のモンスターボールを手に取る。
「さてと、お遊びはこれ位にして……ヤルか」
冬場の様に乾いていく室内。
のび助の一言で、それまでのお気楽な雰囲気は一蹴された。
空気がびりびりと振動し、両者に緊張を与える。
火蓋を切るのは誰か……そしてそれはどんな手か……読み合いの読み合い。
何十もの透明な責め手と受け手が交差して消えていく。
誰も手は出さないまでも、皆既に理解していた。
もう戦いは始まっている事を。
「「「ぁッ!!!」」」三人がほぼ同時に持ち手を出す。
「「10万ボルト!」しかし先手を取ったのはのび助。
ライチュウの電撃が雷電のマルマインを襲った。
マルマインはその電撃を持ち前のスピードで避け、高速で回転を始める。
「転がる…!?」
「しずかちゃん、ボーッとするな! 早く回転を止めろ!」
ここで出てしまった経験の差。
その差が生んだ一瞬の隙は、雷電の次の指示を容易に許してしまう。
高速で回転するマルマインが電磁浮遊によって宙に浮き、雷電は高笑いを響かせた。
「ひゃははぁッ! 来たぜ来たぜぇー!」照明に照らされ、全貌を明かす室内。
形は真四角、大きさは四方15m程。
その様は余りに整然としているが、真に見るべきは別にあった。
- 36 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:44:34 ID:ZqlglQi9O
- 「何なんだ、この床の模様は?」
「床だけじゃないわ。ほら、周りの壁にも、天井にも……」
二人が驚いた様子で周囲を見渡す。
床、天井、左右の壁。四方に渡る全視界に映り込む、文字の群れ。
「G−16、H−16……これは何かの目印か!?」
のび助は素早く雷電の企みに気付いた。
「マリルリ、冷凍ビーム!」そしてしずかが間を空けずに攻撃する。
少ない情報量で雷電の策に気付いたのび助に、その策がどんなものかも分からない状態で、それを止めようしたしずか。
平凡なトレーナーではこうはいかない。
二人の行動は称賛に値するだろう。
しかしそんな二人の行動もあと一歩、時間にして1秒足りなかった。
「マルマイン、T―36に入射角度64゚だ!」
回転を続けた状態でマルマインが天井へ突進する。
寸分の指摘さえ許さない程、洗練されたその動き。
マルマインは二人からやや右上の天井に射し込むと、壁を反射して更に加速した。
「何だ、あの動き!? まるでスーパーボールじゃないか!?」
「またこっちに跳ね返ってくるわ、避けて!」
天井から地面へ、地面から壁へ……予測不可能な三次元反射運動が二人を襲う。
- 37 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 11:48:03 ID:659I+zer0
- 支援
- 38 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 11:53:39 ID:ZqlglQi9O
- 「ぐっ…!」避けきれず、のび助は腕を負傷した。
「少しカスっただけで腕が……あのマルマイン、静電気持ちだな」
電流を纏ったまま、空間を飛び回るマルマイン。
その動きは反射と転がるの効果によりどんどん加速していく。
もはや体の反応は追い付かない。
しずかはマリルリを戻すと、ハピナスを呼び出した。
「ハピナス、たまご爆弾!」広範囲に渡る強力な爆発。
しかし闇雲な攻撃など通ずるはずもなく、容易に掻き消されてしまう。
守りに徹する事も攻めに転じる事も出来ないまま、嵐の中で苦しむ二人。
雷電はそんな二人を高らかに嘲笑った。
「あひゃっあひゃっあひゃひゃぁぁぁああ!!! 無様だなぁ、カス共!
お前達も俺の様に安全地帯を見つけたらどうだぁーん?
まぁお前らのサイ以下の脳ミソで、それが可能かは分からんがなぁwぎゃはははwww」
雷電が大笑いしながらモンスターボールを取り出し、エレキブルを呼ぶ。
三次元に及ぶ攻撃の中での、更なるベクトルの追加。
それは正しく、最後の追い討ちを意味していた。
「クソォ…! 今攻撃されれば一貫の終わりだぞ…!」
「あひゃあひゃあひゃっあひゃあひゃひゃっあひゃひゃひゃひゃひゃ!!!
これは流石に避けられねぇぇぇよなぁぁぁあああ゙あ゙!?
天才雷電様の心と体、名誉にプライド、そして大切なシロナ様を傷つけた罪ぃぃぃい!!!
死をもって償うが良いわぁぁぁあああ!!!」
エレキブルの両腕から、凄まじい電流が放たれた。
- 39 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/01/25(日) 12:01:28 ID:ZqlglQi9O
- 支援ありがとう。今日の投下はここまで。
何と中途半端な終わり方w
駆け足な展開で色々省いてるから、話で分からない所あったらスレに書き込んで下さい。
出来る限りの事は答えます。
また、なるべく早く来れるよう精一杯頑張るから、
もう少しだけ、俺の妄想(しょうせつ)に付き合ってくれると嬉しいかな。
- 40 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 12:15:52 ID:659I+zer0
- 乙。
無理しなければいいとおもうよ。
- 41 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 12:16:26 ID:ZqlglQi9O
- あらすじ>>26-28 清姫先生の特別教室>>29 激突‐(1)>>30-38
これを忘れたらなんか俺ではない気がする。
最後に素朴な疑問を一つ。
昔好きだった漫画が何年かしたら糞漫画に見えて、
その漫画好きな人を馬鹿にしてしまう時期ってあるよね。
あれが高二病なのかな?
- 42 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 12:41:45 ID:659I+zer0
- >>41
俺にはそんな経験無いが多分そうなんだろう。
昨日VIPに初代のスレが立っててワロタw
- 43 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 15:20:36 ID:iiIuGvX5O
- 乙。信じてたよ…しかし、ゴクも雷電も酷いなw
俺の好きなタイプの「地味な実力者」流水の出番を楽しみに待ってるぜ
- 44 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/25(日) 18:09:05 ID:nu1TYDVs0
- 疾風ううううううううううううううううううう
- 45 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/26(月) 20:48:20 ID:K7ovnsptO
- しずかカワイソス
- 46 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/26(月) 23:16:21 ID:mrMpIQbqO
- ミュウ乙。見ただけで吐くゴクの服のセンスに吹いたw
ミュウのバトルは凝っていて本当に面白いな。
続きも期待してる。
>>41
別名中2病アレルギーだから合ってると思うぞ。
- 47 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/27(火) 22:29:23 ID:MTWOqqhsO
- やっぱミュウの投下が来るとホッとするわ
- 48 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/28(水) 23:58:10 ID:jo2OA47i0
- 前回までのあらすじ
突然現れたエムリットによってポケモン世界に来てしまったのび太たち。
突きつけられた条件はこうだった。
「元の世界に帰りたければ、ポケモンリーグのチャンピオンに勝ってください」
エムリットの目的は何か。この世界で一体どんなことが待ち受けているのだろうか……
この世界を脱出するため、彼らのシンオウ地方の冒険が始まる!
ということで久しぶりに投下する
- 49 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/28(水) 23:59:52 ID:jo2OA47i0
- クロガネシティを目指し、旅を続けるのび太とドラえもん。
その道の途中、クロガネゲートでのことだった。
「ポッチャマ! あわ攻撃だ!」
地面に倒れる相手のイシツブテ。ポッチャマの勝利だ。
しばらくあわ攻撃と体当たりが続くだけの単調な試合が続き、とうとう敵の体力が限界になったというわけだ。
のび太は、疲労しているであろうポッチャマを抱きかかえる。
「やった、また勝ったよ! 本当に強いねぇ、君!」
褒めてもポッチャマは特に嬉しそうな顔をしなかったが、のび太は気に留めなかった。ここの所ずっと勝ちが続いているのでとても機嫌がいいのだ。
「のび太くん、よくそれで飽きないねぇ……」
「なんのこと?」
呆れた様子で、ドラえもんは溜息をつく。
しかしのび太はやはりそれを気にも留めず、さっさと歩き出した。
「さぁ、出口はすぐそこだよ。早くこの薄暗いクロガネゲートを抜けよう!」
視界がいっきに明るくなり、そこに広がっていたのは自然にあふれた炭鉱町だった。
あちこちにヘルメットを被った人やブルドーザーが見える。
のび太は、この町の珍しい光景をきょろきょろと見回していた。
「すごいや、ここがクロガネシティかぁ! 最初のジムがあるのはここだよね」
「うん、そうだよ。ヒョウタさんっていう岩タイプ使いがいるらしい」
それを聞いて、のび太の瞳には強いやる気の色が浮かんできた。
勝ち続きの彼は、今の自分ならなんでもできると思っているのだ。ビッパより単純である。
それに、実はのび太がやる気になっているのにはもう一つの理由があったのだが、それはまた後にしよう。
ポッチャマたちの回復と昼食を済ませると、のび太たちはさっそくジムの場所を探し始めた。
町を見学したい気持ちもあったのだが、それよりもジム挑戦のほうが優先だったのだ。
そして、案外すぐに見つかる。ポケモンセンター内の地図に従って歩いていくと、そこには立派な建物があった。
『クロガネジム』と、看板に表記されている。この世界を脱出するための最初の難関だ。
「のび太くん、先に挑戦していいよ。僕はまだナエトルのレベルを上げたほうがよさそうだし……」
「わかった。じゃあ、さっそく挑戦してくるね!」
心を躍らせながらのび太はポッチャマと共にジムに入っていった。
ポッチャマは元からバトルが好きなようで、ジムリーダーとの戦いを楽しみにしている。
その点ではのび太と同じだ。
- 50 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/29(木) 00:04:21 ID:jo2OA47i0
- 「ここがジムの中か……」
怖い顔をした何かの銅像が挑戦者を待ち構えるように立っている。
のび太が少し緊張しながら奥へと進んでいくと、開けた場所に出た。
床に白いラインが引いてあり、ごつごつした岩が所々にちりばめられている。ここが競技場なのだろう。
「やぁ、挑戦者かい?」
奥から、一人のヘルメットを被った青年が出てきた。眼鏡をかけている。
ぐっと構えるポッチャマ。のび太は「はい!」と元気よく返事した。
「僕、絶対まけない自信がありますよ!」
ジムリーダー相手に、一欠けらの不安も抱かずそう言い放つのび太。
ヒョウタは爽やかな笑顔で返した。
「ははっ、威勢がいいね。じゃあ早速始めようか」
審判も付き、いよいよ試合だ。
ポッチャマは、ラインの内側に堂々と入っていく。
「このジムでは2匹のポケモンと戦ってもらうんだけど、のび太くんは一匹だけでいいのかい?」
事前のルール確認もせずに来てしまったのび太だが、それくらいのことで同時はしなかった。
ポッチャマの力に絶対的な自信があったのだろう。のび太は二つ返事でOKした。
審判の声で試合が始まる。ヒョウタは爽やかにボールを投げた。
「僕の一番手はコイツだ。頼むぞ、イワーク!」
岩の巨体がポッチャマを覆い隠すようにフィールドに現れる。
のび太はそれを見て、ごくりとつばを飲んだ。さっきは自信満々だったくせに、何故か足が震えている。
イワークは、のび太のトラウマとも言える存在だった。
どうしたのか、とポッチャマが振り向く。それにはっと気が付き、のび太はイワークに指を突きつけてこう言った。
「あの時とは違って、僕には強いポケモンが付いてるんだ! ポッチャマ、あわ攻撃!」
- 51 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/29(木) 00:11:50 ID:s9c1ZSsm0
- ポッチャマの口から勢いよくあわが吹き出す。
それが見事に直撃し、イワークは苦しそうにうめき声を上げた。
効果は抜群だ。目をつぶるイワークに向ってヒョウタはすかさず指示を出す。
「怯むな、イワーク。嫌な音だ!」
あわを振り払い、イワークの口から思わず耳をふさぎたくなるような音が鳴り響く。
地面に転がっている石ころが、かたかたと震えるのが視認できる。
「さぁ、どうするかな?」
余裕の表情でのび太に問いかけるヒョウタ。
激しい音波に頭を抱えるポッチャマに向ってのび太は叫んだ。
「ポッチャマ! あわであの音を止めて!」
再び放たれる無数のあわがイワークの顔面に命中した。
イワークの嫌な音は途切れ、のび太はほっと耳に当てていた手を下ろす。
「大丈夫か、イワーク!」
効果抜群の技を二回も受けて、イワークはふらふらになっている。もう一押しだ。
勝てる、と希望が出てきて、のび太の顔に自然と笑みが浮かぶ。
「今だ、ポッチャマ! すかさずあわ攻撃!」
無数の泡が連続でヒットする。
三度目の正直だ。力が抜けたように、とうとうイワークの巨体が地に伏した。
すざましい音が部屋中に響き渡り、振動が伝わってくる。
その時に巻き上がった砂が、全員の視界を奪った。
のび太は、イワークがもう一度起き上がらないようにただひたすら祈った。
砂埃が晴れた後に立っていたのは……やはり、ポッチャマだけだ。
「イワーク、戦闘不能。よって、ポッチャマの勝ち!」
へなへなと力が抜けたように崩れ落ちるのび太。緊張が解けたのだろう。
「やった……やったよポッチャマ!」
イワークに勝てたことで、のび太はとても喜んでいた。
ヒョウタはそんなのび太に向って笑いかけた。
「まだ勝負は終っていないよ。出番だ、ズガイドス!」
- 52 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/29(木) 00:14:58 ID:s9c1ZSsm0
- ヒョウタの最後のポケモンがポッチャマを一睨みする。ポッチャマも負けずに睨み返す。
「そ、そういえばまだ一匹残ってるんだった……」
せっかく勝ったと思ったのに、とがっかりするのび太。
のび太はもう一度立ち上がり、「あわだ!」と命じた。
「ズガイドス、岩の陰に隠れろ!」
さっと岩の後ろに回りこみ、泡を防ぐズガイドス。
のび太が悔しそうに唇をかむと同時に、ヒョウタは次の行動に移っていた。
「今だ、ズガイドス。岩砕き!」
すると、目の前の岩が砕け散り、その破片が当たりに飛び散る。
ポッチャマがそれを防ごうと腕で身を守るが、ヒョウタはそれが狙いだったのだ。
ズガイドスは、隙ができたポッチャマに全速力で突っ込む。
「ああ、ええと……」
のび太が予想外の展開に慌てているうちに、ズガイドスはどんどん迫ってきていた。
「今だ、ズガイドス! 思念の頭突き!」
念派を纏ったズガイドス渾身の一撃が炸裂する。
ポッチャマは耐えられるはずも無く吹き飛ばされる。
「ポッチャマ!」
のび太の叫びも空しく、ポッチャマは地面に倒れこみ、戦闘不能となった。
審判がヒョウタのほうに手を向け、ジムリーダーの勝ちを宣言した。
のび太は、初のジム戦に負けたのだ。
「そんな……一撃で……?」
「嫌な音のせいで君のポッチャマの防御が下がっていたんだよ。
……まぁ、今度はもう一匹ポケモンを増やしてくるといい。君のポッチャマもなかなか強かったよ」
のび太は、ヒョウタの言葉がほとんど耳に入っていなかった。
ただ、目の前で倒れているポッチャマを見て、愕然としていた。
- 53 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/29(木) 00:16:24 ID:s9c1ZSsm0
- 「はい、貴方のポッチャマは回復が終りましたよ」
ここはポケモンセンター。のび太は相変わらず落ち込んでいた。
ポッチャマとならジム戦だって負けないと思ったのに。一番になれると思ったのに。
そんな風に下を向くのび太を、ポッチャマは心配そうに見つめていた。
「よう、のび太。どうしたんだ? そんな顔して」
のび太に声をかけてきたのは、ご機嫌な様子のジャイアンだった。
一緒にサルのようなポケモンを連れている。どこか、ヒコザルの面影を残していた。
そのポケモンを見つめるのび太にジャイアンは自慢げに話す。
「ああ、コイツは俺のヒコザルがさっき進化したんだよ。モウカザルって言うんだ。
すごいだろ、一匹でヒョウタのポケモンを全滅させちまったんだぜ!
まぁ、これも全部俺様の華麗な戦略あってのものなんだけどな」
「一匹で……?」
のび太は、タイプ相性では圧倒的に有利なはずだったのに負けてしまった。
同じ条件のはずなのに、なんだろう、この差は。
のび太はポッチャマとモウカザルを見比べた後、ぼそっと呟いた。
「……いいなぁ、モウカザル」
その声を聞いて、ポッチャマはのび太に怒鳴った。当然言葉はわからないが、相当怒っている様子だ。
自分よりヒコザルのほうを選んでおけばよかった、と言いたそうなその一言に、プライドの高いポッチャマは耐えられなかったのだ。
のび太は自分の言ったことの酷さに気が付き、慌てて訂正する。
「ごめん、ポッチャマ! そういうつもりじゃ……!」
しかしそのときにはもう遅い。ポッチャマはさっさと駆け出して、センターを出てどこかへ逃げてしまった。
ジャイアンは、腹を抱えて笑う。
「ハハハ、自分のポケモンに逃げられるなんて、さすがのび太だな!」
のび太はがっくりと膝をつく。
自分はなんて事を言ってしまったんだろう。そうだ、思い返してみれば負けたのは全て自分が悪いんじゃないのだろうか。
ドラえもんが呆れていた理由がやっとわかるのび太。
そう、のび太はほとんど「ポッチャマ! あわ攻撃だ!」しか指示を出していなかったのだ。
ポッチャマの力に過信しすぎていて、自分はろくな指示も出さずにただ褒めるだけ。
さっきの言葉も、「強いポケモンを持っていれば勝てる」という気持ちだけだったからこそ言ってしまったのではないだろうか。
のび太の目の前が真っ白になった。
「……おい、そんなに落ち込むなよ。まさか、他に一匹もポケモン持ってないわけじゃないよな?」
さすがに心配になったのか声をかけるジャイアンだが、のび太には届いていなかった。
のび太は、センター中の人々の視線を集めながらここを後にした。
「ポッチャマを見つけて、あやまらないと……!」
また日没までに時間はある。手遅れにならないうちに、なんとかしなければ。
のび太は必死に走った。その手には、ポケモンが居なくなった空のモンスターボールが握られている。
- 54 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/01/29(木) 00:19:36 ID:s9c1ZSsm0
- これで投下終了です。
新鮮味を出すのって簡単なようで難しいですね
- 55 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/29(木) 01:09:21 ID:qhcG8M5eO
- 乙。良い意味で生々しいな。新鮮味ばっかり求めることはないと思う
今も十分面白いし、無理に他の作品との差別化を図って失敗したら、個性的どころかヘンテコな作品になるかもしれないし
- 56 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/29(木) 02:57:05 ID:nwQWTOzcO
- 相変わらずロクに感想を言うわけでもないのに作者に偉そうに指図してやがるな
- 57 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/29(木) 16:08:33 ID:uLDbIt2QO
- >>56
荒らしに構うな
- 58 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/29(木) 21:32:08 ID:suOkA14cO
- プラチナ氏乙。他との違いは少しずつ出していけば良いと思うよ。
エムリットがいるだけでも俺達読者は充分wktkだし。
のび太の成長シーン、良いねぇ…。
読者も感じていたのび太の単調な戦法を、こんな風に使ってくるとは思わなかったよ。
次の戦いに激しく期待。
然り気無くのび太を気遣うジャイアンも良かった。
こういう細かな配慮が、プラチナ氏の魅力なんだと思う。
これからも頑張ってね。
- 59 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 10:04:29 ID:JgvZW5nGO
- 保守
- 60 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 16:00:22 ID:EjDCB/kS0
- 復活して欲しい作者を書こう。
話題作りに
- 61 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 16:07:05 ID:EjDCB/kS0
- ちなみに俺はノートとジャイアンだな
正反対の作風と正反対の魅力を持ってる
読み比べてて楽しい
- 62 :19:2009/02/01(日) 19:04:08 ID:8LdIcrmWO
- >>19の5人
- 63 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 19:33:48 ID:yIOgI+jSO
- ノビタとルビーとセカンドと使い手とジャイアン
- 64 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 19:45:21 ID:nw50ams10
- かってにミュウたんを消すな
- 65 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 20:50:52 ID:hPUqXfMJO
- 今のスレには赤髪が必要、誰も新wiki立てないし
だから赤髪カムバック
- 66 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 21:02:53 ID:yIOgI+jSO
- そうだな、面倒な物は他人に押しつけないと楽しめないからな
- 67 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 21:14:04 ID:8LdIcrmWO
- >>64
ごめん、ミスったw
- 68 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 22:15:52 ID:EjDCB/kS0
- 正直彼らはこのスレを見ているのだろうか
- 69 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/01(日) 22:28:27 ID:hPUqXfMJO
- >>66
確かに面倒なのはわかるけどさ、それでもスレのことを考えてるなら逃げないでほしかった
wiki弄れるのは赤髪しかいないんだから
- 70 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/02(月) 00:34:29 ID:9MMseHqB0
- 正直もう本気で読みたくなるような作品が無い
- 71 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/02(月) 21:31:52 ID:9MMseHqB0
- 過去の作者でこのスレを見ている人がいたら何でもいいからレスしてくれ
出来れば短編でも何でも投下してくれ
今のこのスレにはミュウぐらいしかまともな作者はいないんだ
- 72 :ビラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/02(月) 22:02:08 ID:smULj8TY0
- 打ち切りでいいなら投下するが
つか鳥これであってたっけ
- 73 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/03(火) 02:06:34 ID:HOGMHCP0O
- >>72
別に好きなようにしたらいいよ
- 74 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/03(火) 07:58:34 ID:RZREKMVDO
- ぜひ投下してくれ
- 75 : ◆8c/Sw4f94s :2009/02/03(火) 21:06:33 ID:wGYqgNzs0
- うふふ
- 76 :ソードマスタービラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/04(水) 01:26:40 ID:DE+SqSTf0
- 一応打ち切りだが投下してみる
DIO様が過程や方法なぞどうでもいいって言ってたので色々飛ばす
あらすじ
なんやかんやで出木杉が一人でギンガ団をつぶすことにしたってことにしてください
雑魚を蹴散らしていく出木杉の前に10回攻撃しないと倒せないとかいう微妙なビーダルを使うやる夫が現れた(何故かこの小説のギンガ団幹部はやる夫、マーズ、サターン、プルート)
そんなわけで最終回ですサーセン
- 77 :ソードマスタービラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/04(水) 01:27:27 ID:DE+SqSTf0
- 最終話「希望を胸に」
出木杉「チクショオオオオ!くらえやる夫!新必殺滝登り!」
やる夫「さあ来い出木杉ィィ!実はこのビーダルは一回攻撃されただけで倒れるおオオ!」
(ドン)
やる夫「グアアアア! こ、このザ・ビーダルと呼ばれる四幹部のやる夫が…こんな子供に…バ…バカなアアアアアア」
(ドドドドド)
やる夫「グアアアア」
サターン「やる夫がやられたようだな…」
マーズ「フフフ…奴は四幹部の中でも最弱…」
プルート「子供ごときに負けるとはギンガ団の面汚しよ…」
出木杉「くらええええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
- 78 :ソードマスタービラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/04(水) 01:28:06 ID:DE+SqSTf0
- 出木杉「やった…ついに四幹部を倒したぞ…これでアカギのいるギンガ団アジトの扉が開かれる!!」
アカギ「よく来たな出木杉英才…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
出木杉「こ…ここがギンガ団アジトだったのか…!感じる…アカギの魔力を…」
アカギ「出木杉よ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『厨ポケ』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
出木杉「な、何だって!?」
アカギ「そしてドラえもんは錆びてきたので最寄りの町へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
出木杉「フ…上等だ…僕も一つ言っておくことがある 色々回収していない伏線があった気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
アカギ「そうか」
出木杉「ウオオオいくぞオオオ!」
アカギ「さあ来い出木杉!」
出木杉の勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
- 79 :ソードマスタービラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/04(水) 01:29:27 ID:DE+SqSTf0
- どうみてもヤマトです、本当にありがとうございました
意味がわからない人はソードマスターヤマトで検索してください
連載が大変なのはよくわかったので当分長編なんて書きません
書くとしても短編だと思います
- 80 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/04(水) 10:35:14 ID:WQIFJoubO
- これはひどい
- 81 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/04(水) 17:11:16 ID:WbevPd1ZO
- ……
- 82 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/04(水) 19:41:23 ID:rWzIgS7f0
- もう釣りなのかもわかんね
- 83 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:28:24 ID:jNezsAnM0
- ちょっと書いてみたから投下しようか
- 84 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:31:06 ID:jNezsAnM0
- パラレルワールド的な感じ
【劇場版ジャイアン 永遠のガキ大将〜卑怯といわれても〜】前編
思えば、俺がのび太の金verを奪ったときから、こうなることは決まっていたのかもしれない。
この不思議な世界に来て、俺はいろんな事を学んだ。
PARの使い方、虫ポケモンの可能性、そしてトレーナーの腕力の重要性。
俺は16個のバッジを手にし、現実世界へ帰るためにこのシロガネ山に来た。
風のうわさによると、バッジを16個集めたもう一人の男がここで俺を待ち構えているのだという。
おそらくそいつは、俺と同じく練馬区からこの世界へとワープしてきた奴だ。俺はそいつと生死を賭けて戦うことになるのだろう。
上等だ。
俺がこの世界で行う、最後のポケモンバトル。それにふさわしいのは、俺の元仲間しかいないだろう。
俺は必ず現実世界へ生還する。そして、マスターガンテツの偉業を後世に伝えるんだ。
負けられない。いや、負けるはずがない。
俺の手持ちはいつの間にやら100Lvのスピアー一匹。だが、ここで不安になる奴はわかっちゃいない。
俺のスピアーは本来覚えるはずの無い技だって容赦なく覚えている。それの数は4種類には留まらない。
卑怯じゃない。卑怯なんて無いんだ。PARなんてものが存在するこの世界に、卑怯なんて概念は無いんだ。
- 85 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:31:47 ID:jNezsAnM0
- 「やっと来たか、ジャイアン」
「のび太・・・。やはりお前だったのか」
奴はシロガネ山の最深部で俺を待ち構えていた。
「世間話でも・・・・・・というわけには行かないね」
「ああ、分かってるぜ。お前に聞きたいことなんて何もないし、話したいことだって何一つ無い」
「ジャイアンの手持ちは・・・・・・何体?」
「一匹だ」
「じゃあ、1対1で戦おうか」
「ああ」
会話は簡潔だった。
いじめっこといじめられっこ。それでも俺達は仲良くやっていた。
しかし、俺達は今完全に対立している。
しばらくの間、俺達は無言で見つめ合っていた。
穏やかな目。
お互いこれまでの事を思い返しているのだろう。
- 86 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:32:18 ID:jNezsAnM0
- そして、俺はモンスターボールを手に取った。
のび太もそれに反応してモンスターボールを持つ。
そして、ほぼ同時にポケモンを出した。
「ギャース!」
スピアーは雄雄しく鳴き声をあげる。
まるで、これが俺とともに戦う最後の勝負だと分かっているかのように。
いや、実際分かっているのだろう。このスピアーは賢い。人間の言葉をしゃべれこそしないが、人語を完全に理解し、反応していることは一緒に連れ添ってきた俺が一番良く知っている。
「ギャース!!」
俺のポケモンは前述したとおりのスピアーで、のび太のポケモンはオオタチだった。
奴が最初に貰ったポケモンはたしかオタチだったような気がする。
つまり、お互い最初に与えられたポケモンの最終形態で試合に臨んだということだと思う。
その場は、真剣勝負をする男達の熱気で包まれた。
- 87 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:33:29 ID:jNezsAnM0
- 互いに牽制しあってなかなか動かない。ここはトレーナーの俺が相手の次の行動を完全に読み取り、指示を出すべきなのだろう。
相手はオオタチ。ノーマルタイプのポケモンだ。
だが、侮ってはいけない。向こうがPARを使っていないという保証は無いのだ。
まずは相手の反応を見るという意味を込めて、かえんぐるまあたりを出すのが賢明だろう。
「スピアー! かえんぐ・・・」
「オオタチ、たいあたりだ!」
先手を取られてしまった。
オオタチはとんでもないスピードでたいあたりを繰り出した。
スピアーのスピードでもとっさに避けきるということは出来なかった。
「ギャースっ・・・!!」
かなりのダメージだ。若干カウンターをとられた形になっているのがなお悪い。
「スピアー! じこさ・・・」
「オオタチ! もう一度たいあたりだ!」
速い。
オオタチ自身のスピードだけでなく、トレーナーであるのび太の判断力と、なにより奴等の間にある強い信頼関係。
俺もスピアーとの絆はかなり強いつもりでいたが、奴等の洗練されたスピードにはかなわない。
- 88 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:34:33 ID:jNezsAnM0
- 「ちくしょうっ・・・ぶち殺してやる!」
こうなっては仕方が無い。
奴等がスピアーをいたぶるのに夢中になっている隙に、俺はのび太本体を叩く!
幸い俺は非常時のためにすごい武器を携帯しているのだ。
卑怯なんて無い。卑怯なんて無い・・・ッ!!
俺はスピアーに念力で指示を送りつつ、のび太の背後に回った。
まるで隙だらけ。こいつは俺がスピアーからはなれていることにすら気づいていないようだ。
「これで、終わりだァ!!」
俺はすごい武器を奴の脳天へ振り下ろした。
ズガッ!!
すごい武器はのび太の頭蓋骨にめ――
- 89 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:36:37 ID:jNezsAnM0
- 「ちくしょうっ・・・ぶち殺してやる!」
こうなっては仕方が無い。
奴等がスピアーをいたぶるのに夢中になっている隙に、俺はのび太本体を叩く!
幸い俺は非常時のためにすごい武器を携帯しているのだ。
卑怯なんて無い。卑怯なんて無い・・・ッ!!
俺はスピアーに念力で指示を送りつつ、のび太の背後に回った。
まるで隙だらけ。こいつは俺がスピアーからはなれていることにすら気づいていないようだ。
「これで、終わりだァ!!」
俺はすごい武器を奴の脳天へ振り下ろそうとした。その時だった。
のび太が突然振り向き、素早く俺から距離を離した。
さすがはここまでいくつもの修羅場を潜り抜けてきただけのことはある。
そうこなくては、そうこなくては面白くない!!
「スピアー、自己再生だ!!」
俺はスピアーが回復する為の一瞬の隙を作ることができた。
本来の目的はかなわなかったが、それでも戦況は大分よくなった。
俺はこのわずかなチャンスを最大限に生かす。
「スピアー! 電光石火だ!!」
指示がポケモンに伝わりさえすればこちらのもの。
スピアーの速さだって超一級品だ。
ズドッ!
両手の針がオオタチの腹部に――
- 90 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:37:08 ID:jNezsAnM0
- 本来の目的はかなわなかったが、それでも戦況は大分よくなった。
俺はこのわずかなチャンスを最大限に生かす。
「スピアー! 電光石火だ!!」
指示がポケモンに伝わりさえすればこちらのもの。
スピアーの速さだって超一級品だ。
ズドッ!
決まった!! ・・・と思いきや、スピアーの両手の針は硬い岩に突き刺さっていた。
どうやらオオタチは電光石火を超えるスピードで避けたらしい。
こいつら、俺の想像以上に手ごわい相手だ。
俺達はまだ敵に1ダメージも与えられていない。
この流れをどうにかしなければ、勝機は無いだろう。
だが、俺はこの大事なときに何かおかしなものを感じていた。
どう表現すればいいのか分からないが、いうなればデジャヴ。
のび太とオオタチに攻撃をかわされたときに感じた、おかしな感覚。
これをデジャヴと言うのかどうかは分からないが、とにかく気持ちが悪い。
俺は考えた。
- 91 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/04(水) 20:38:37 ID:jNezsAnM0
- 投下終了。
前より文章が落ち着いてきた感がある
- 92 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/04(水) 22:44:35 ID:WQIFJoubO
- 卑怯だw
- 93 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/05(木) 00:30:15 ID:6DN9ZgW5O
- 乙。相変わらずの不条理っぷりにクソ吹いたw
「ギャース!」って……お前www
何の迷いもなくスピアーに「かえんぐるま」使わせんてんじゃねーよwww
笑い死にさせる気かw
- 94 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/05(木) 01:13:06 ID:zAdxE0C+O
- 乙!じこさいせいww
割とフェアなのび太が逆におかしく見えるw
- 95 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/05(木) 17:41:33 ID:JYsRJJTDO
- スピアーまで殺す気かwwwwww
乙
- 96 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/05(木) 21:10:58 ID:Hozqphky0
- >>94
今回のテーマは卑怯。のび太がどんな卑怯な手を使っているのか考えていてくれ
- 97 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/06(金) 00:33:15 ID:xttOi3OP0
- まさかのび太はスタンドつk
おや、誰か来たようだ
- 98 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/06(金) 08:14:00 ID:RGrLzFtzO
- 後編で何やらかすか楽しみだなww
- 99 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/07(土) 01:54:37 ID:fbXGPSnU0
- また自演か
- 100 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/07(土) 19:17:38 ID:b2yx76xsO
- >>99
ジャイアンの人気を考慮すれば妥当だろう
嫉妬か?ビ〇ク
- 101 :ビラク ◆fIKVDKd5.2 :2009/02/07(土) 22:32:35 ID:FOjp1Use0
- いくら俺でも自演するほど腐ってねーよ
ジャイアン氏乙
どっちも卑怯だwww
- 102 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:20:10 ID:Jx2L2S6g0
- みんな乙です。
投下開始する
- 103 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:21:43 ID:Jx2L2S6g0
- 「うわーっ、強いなぁこのポケモン」
のび太が戦っていたのは、赤バージョン最初のジムリーダーであるタケシだった。
なんとか一番手のイシツブテを倒したものの、最後のイワークにはかなりてこずっていたのだ。
のび太のポケモンはヒトカゲ。炎タイプなので、岩タイプのイワークには相性がわるい。
「……ちぇっ、負けちゃったよ。つまんないの」
結局敗北したのび太はゲームボーイアドバンスの電源を切った。
その後、なんどか挑戦してみたが勝てる気がしなかったので、次第にポケモン赤の存在は忘れられ、ついにどこかへ失くしてしまったのだ。
このイワークとの勝負が、「炎タイプは弱い」とのび太が思う理由だった。
岩タイプのジムリーダーであるヒョウタとの戦いは、この時のリベンジでもあったのだ。
説明書などまともに読まなかったのび太はタイプ相性のことを全く考えていなかった。
あれがヒトカゲではなく、他の二匹なら勝てただろう。しかし――
「どこに行ったんだよ、ポッチャマ……」
寂しそうに一人呟くのび太。
ここはクロガネ炭鉱のすぐそばだった。探しているうちにこんな所まで来てしまったのだ。
様々な機械や道具が置いてあるが、日も暮れてきたせいか人の姿は見当たらない。
のび太はあれからずっと走り回っていたが、とうとうポッチャマは見つからなかった。
体力的にも限界だったため、のび太は岩の上に腰を下ろす。
謝りたいのに、見つからなくては意味がない。のび太は溜息をつく。
のび太は体力的にも精神的にも疲れていた。そうしているうちに彼を睡魔が襲う。
「……はっ、駄目だ。こんなところで寝ちゃいけない……」
閉じかけたまぶたをさっと開くのび太。しかし、それも長くは持たなかった。
なんどか顔を上下させた後、意識が遠のいていってしまう。
「……」
ぐっすりと眠ってしまうのび太の前に立ち尽くす一匹のポケモンがいた。
怒って出て行ってしまったポッチャマだ。
自分を探し回っていたのび太を見て、ポッチャマは何を思っているのだろうか。
しばらくして、向こうから何者かが走ってきた。
ポッチャマは驚いて身を隠す。
- 104 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:26:02 ID:Jx2L2S6g0
- ……びたくん。のび太君!
はっとのび太が目を覚ますと、そこには心配そうな顔をしているドラえもんがいた。
もうすっかり夜になっていて、結構な時間がたったことがわかる。
「あれ、僕は一体……」
「そこで眠ってたんだ。ジャイアンから話は聞いたよ、ポッチャマを探してたんだって?」
力なく頷くのび太。ドラえもんはそんなのび太の肩に手を置いた。
「気持ちはわかるけど、今日はもう諦めて明日探そう」
「そ、そんなことできないよ!」
のび太が、「冗談じゃない」とドラえもんの手を跳ね除け、立ち上がる。
しかし、ドラえもんもそれで引き下がりはしなかった。
「君はここで眠りこけるほど疲れてるんだよ? もう暗いし、無茶はだめだよ」
「そんなこと言ってられないよ! ポッチャマに謝るまでは帰れない!」
そんな言い合いが続くが、一向に決着は付かない。
しばらくして、向こうから一人の男とポケモンがやって来た。
「のび太君は無事見つかったみたいだね」
のび太の姿を見るなり、にっこりと微笑むヒョウタ。隣にズガイドスをつれている。
何故この人が? と困惑するのび太にかまわずドラえもんは頷いた。
「どうも心配をおかけしました。そういえば、ズガイドスは見つかったんですか?」
ヒョウタは残念そうに首を横に振る。
「いや、まだなんだ。これだけ大勢で探しても見つからないとなると……すこし厄介だよ」
のび太の目線がヒョウタのズガイドスに止まる。
「? ズガイドスならそこにいるじゃないですか」
のび太は、ここでやっと辺りが少し騒がしいことに気が付く。夜だというのにあちこちから声が聞こえる。
「ああ、まだ話して無かったね。どうやら、ジムで世話をしている別のズガイドスが逃げて行っちゃったみたいなんだ。それでみんなこうして探してるんだよ」
逃げていってしまったポッチャマを探している自分にとって、そのことは人事に思えないのび太。
ふと、ヒョウタは真剣な目でのび太を見た。
「のび太君、ポッチャマと喧嘩したんだって?」
「は、はい……」
目をそらすのび太。
「僕がポッチャマに頼りっぱなしでちゃんと指示も出してなかったのに、ついつい酷いこと言っちゃって……それでポッチャマは……」
「もういいよ」、とヒョウタはのび太の言葉を遮る。
そして、さわやかに微笑んだ。
「君が原因をわかってるなら、僕から言うことは何も無い。まだ駆け出しのトレーナーなんだから、失敗くらい誰にでもあるさ。次の挑戦も楽しみにしているよ」
次の挑戦……ポッチャマとできるだろうか。
そんな風に落ち込むのび太だが、ヒョウタは長い間励ましてくれたりはせず、ズガイドス探しに戻っていく。
きっと、あとは自分で頑張れということなのだろう。
「そうそう、最近この炭鉱には凶暴なポケモンがうろついているんだ。くれぐれも炭鉱の中には入らないようにしてくれ!」
- 105 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:31:05 ID:Jx2L2S6g0
- ヒョウタがいなくなって、また二人だけになってしまった。
「さ、のび太くん。僕達も早く帰ろう」
「……もう少しポッチャマを探したいんだ。お願い、ドラえもん。あと少しだけ!」
呆れたと言わんばかりに溜息をつくドラえもん。
しかしのび太の真剣な眼差しに少し考え込み、とうとう負けてしぶしぶと頷いた。
「まったく、仕方ないなぁ、あと30分だけだよ? 遅れたら承知しないからね」
のび太の顔がぱっと輝く。
去り際に「気をつけてね」と言い、ドラえもんはセンターのほうへ姿を消した。
「待っててね、ポッチャマ」
ヒョウタへの二度目の挑戦は、やはりポッチャマとしたい。そうでなきゃ嫌なんだ。
そう意気込むのび太。しかしそのとき、すぐそばでなにかがガタンと音を立てた。
のび太の足元に、黄色いヘルメットが転がってくる。何物かがそこにいた。
「ポッチャマ!?」
期待をこめてそう呼ぶが、実際は違った。
暗いし、同じくらいの背丈なので間違えてしまったのだろう。そこにいたのは、ヒョウタのではない一匹のズガイドスだった。
のび太のほうを不思議そうな目で見つめ、ズガイドスは炭鉱の中へ姿を消していった。
落胆して、のび太はがっくりと下を向いた。
「なんだ、ポッチャマじゃないのかぁ……」
しかし、のび太の脳内にある言葉が浮かんできた。
ズガイドス……ズガイドスって……
「あ!」
ヒョウタが言っていた。ズガイドスがどこかへ逃げてしまった、と。
のび太は立ち上がりヒョウタを呼びに行こうとしたが、あることを思い出す。
「この炭鉱って……凶暴なポケモンが出るってヒョウタさんが行ってたよなぁ」
緊張が走る。ズガイドスが襲われたらどうしよう。
助けを呼びに言っていたら間に合わないかもしれない。
「どうしよう……」
のび太は自分の鼓動が早くなっていくのを感じた。
ズガイドスを早く見つけなければ。でも、炭鉱の中は危険すぎる。
しばらく悩んだ後、のび太はきっと炭鉱の中をにらみつけた。
「ええい、もうどうにでもなれ!」
のび太は自分を励ましながら炭鉱の中に入っていった。とりあえず、ポッチャマを探すのは後回しだ。
- 106 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/07(土) 23:32:01 ID:cnW1Z79PO
- >>101
ゴミ以下の屑に言われても説得力はねえよ
- 107 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:33:56 ID:Jx2L2S6g0
- 所々に明かりがついていたので探し回るのは困らなかったが、意外とこの中は広く、探し回るのが困難だ。
当然人の気配は無く、薄暗さもあってなかなか不気味な雰囲気を出している。
とりあえずのび太は口に手をあて、思い切り叫んだ。
「ズガイドスー! どこにいるのー!?」
しかし返事は無い。地道に探すしかないようだ。
息を切らしながら、体力が少なくても炭鉱内を必死に駆け回るのび太。
なんど曲がっても似たような道が続く。まるで迷路のようだった。
それがのび太を余計に焦らせた。早くしないと、凶暴なポケモンとやらに出くわしてしまうかもしれない。
やっぱり帰りたいとか思ってくる頃になって、ついにその場所が現れた。
「あれは……」
そこは割りと広めの場所だった。
行き止まりなのか、土に紛れ、強固な岩盤が壁を作っている。
きっとこれ以上掘り進めないと判断され、放置されていたのだろう。
しかし、注目すべきところは他にあった。
「ズガイドス!」
しかし叫んだはいいものの、のび太はその光景をよく見てはっと口を閉じる。
そこには、さっきのズガイドスともう一匹の巨大なポケモンがいた。
お互いに戦闘体制をとっていて、けん制しあっているようだ。
しかしズガイドスのほうが押されているようで、壁まで追い詰められている。
きっと逃げている途中に襲われたんだろう。ズガイドスの目が怯えきっているのでのび太にはなんとなくわかった。
そのポケモンは、ぎろりと邪魔者のほうに目を向けた。
「ひっ……」
怖気づき、後ずさるのび太。
そこにいたのはイワークだ。しかも、ジム戦の時のより数段大きい個体だ。
元々苦手なのに、さらにこれだと洒落にならない。のび太の思考が停止した。
しかし、イワークはその前にズガイドスにトドメをさそうとしている様だ。
巨大な尻尾を思い切り振り上げ、ズガイドスに向って一気に振り下ろす。
物凄い振動が炭鉱に響き渡った。
- 108 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/07(土) 23:41:09 ID:Jx2L2S6g0
- 短いけどこれで投下終了
- 109 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/07(土) 23:47:42 ID:a9RdAClgO
- リアルタイムで読んでたぜ、乙
てか凄く先が気になるとこで止めたな、このドSめww
あとビラクも、雑音は気にするな。途中にAAを入れてくるあの話の続きも俺は待ってるぞ
- 110 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/08(日) 12:10:00 ID:qpKQmN2SO
- >>109
こいつわざとやってるだろ
- 111 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/09(月) 13:25:20 ID:eeR4S35RO
- ビラクとかよくいるゴミカスだろ
- 112 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/09(月) 16:12:51 ID:8b2ULN1eO
- レス乞食に構うなよ
- 113 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/09(月) 17:25:14 ID:j4RPTp8eO
- お前ら人を叩く前にプラチナを労ってやれよ
- 114 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/09(月) 18:54:05 ID:YpTz6dGfO
- プラチナ氏乙。のび太成長フラグktkr。
良い作者が来てくれて本当に良かった。
ジャイアン氏の短期復活と言い、良いことばかりだな。
- 115 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/10(火) 23:38:48 ID:JWvAkjsO0
- ジャイアンは果たして今後も連載を続けてくれるのだろうか?
それだけが心配。もう前編から一週間たつし
- 116 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/11(水) 03:28:43 ID:4TB4Khc8O
- ジャイアンはきまぐれだからなw
ジャイアン来たからそろそろノートもこないかね…
- 117 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/11(水) 16:07:59 ID:+fB3BhBK0
- ジャイアンとノートをセットで考えるのは何故か
- 118 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/11(水) 21:17:00 ID:sn9WDD9FO
- >>117
つノートはジャイアンが好き
- 119 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/12(木) 18:28:41 ID:RW/8d0wA0
- つノート=ジャイアン?
- 120 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/12(木) 20:13:19 ID:K4Ref2yO0
- >>119
俺どんだけ神だよ
- 121 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/13(金) 17:42:48 ID:pcBOF43FO
- 今ビラ糞読んだ
糞作品が消えて本当に良かった
- 122 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/13(金) 20:13:38 ID:ViiNupBVO
- >>117-120
この一連の流れ吹いたw
- 123 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/13(金) 23:51:00 ID:4q9utvsCO
- まとめwiki消えてない?
- 124 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/15(日) 22:39:05 ID:08swggAoO
- 現存している作者はジャイアン、ミュウ、プラチナ、主人公、短編、アダムス位か
最悪だった頃からすると大分ましになったな
- 125 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/15(日) 23:19:29 ID:aVUQDZA+O
- もうこの状態の維持
- 126 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/15(日) 23:20:26 ID:aVUQDZA+O
- 途中送信ミス。もうこの状態を維持できれば本望だわ
- 127 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/15(日) 23:33:16 ID:ojUAmFxg0
- >>124
そんなにいないだろ
- 128 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 15:42:28 ID:XP6WspLpO
- ジャイアンとミュウとプラチナだけじゃないのか
- 129 :ジャイアン ◆8c/Sw4f94s :2009/02/16(月) 16:47:45 ID:6RgWumNH0
- 後編を作っていくのは君たちだ!!
とかはダメか
- 130 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 18:51:56 ID:mBvdpkAhO
- >>128
主人公は受験後に復活予定
短編は昔居た「まぁ普通の短編」の事
短編にするつもりが連載になったらしい
アダムスは現在避難所で連載中
なかなか面白い
- 131 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 19:56:30 ID:GDDgnSNRO
- アダムスほど上達した奴はいないよな
昔は荒らし扱いまでされてたし
- 132 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 19:58:39 ID:Wl3iK0hVO
- はいはいミュウミュウ
- 133 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 20:01:54 ID:Hd0EAF6E0
- 本当にすさまじい成長ぶりだよな。昔とは別人のようだ。
ただ、個性が薄れて他の作者と区別がつかなくなってきた感はあるけど。
- 134 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 20:40:38 ID:GDDgnSNRO
- 設定やキャラを見ると工夫は感じられるんだけどな
まぁ個性は薄くなっても以前よりは今の方がいいと思う
- 135 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 20:42:38 ID:mBvdpkAhO
- >>132
ノートも忘れちゃ困る
>>133
いやアダンのキャラとか凄まじいだろw
- 136 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:18:13 ID:VVwV6Q1v0
- 続きできたんで投下するね
- 137 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:18:54 ID:VVwV6Q1v0
- 「す、ズガイドス!!」
たたきつけられた尻尾と共に舞い上がった砂煙が収まる。
なんとかズガイドスは攻撃を避けたようで、息を切らしながらイワークを見ている。
のび太はほっと胸をなでおろすも、ズガイドスの様子を見ていてすぐに気が付いた。
「……大変だ、このままじゃ長く持たない」
ズガイドスはイワークの巨体におびえて腰を抜かしていた。このままじゃ避けられる攻撃も避けられない。
のび太は必死に考えた。この状況をどうすれば打開できるのだろうか。
「ははは……こんなときポッチャマがいればな……」
ついついそう呟くのび太。
そう。ポッチャマがいれば、イワークと十分戦える。
……でも、駄目だ。のび太は首を横に振る。
今はポッチャマがいない。自分で何とかしなければ。そうしないとズガイドスがやられてしまう。
そうこうしているのび太を気にも留めず、イワークは第二打の準備を始める。
そして、もう一度足がすくんでいるズガイドスに向って尻尾を振り下ろした。
のび太は悩んだ末に決断した。
「間に合えーっ!!!」
のび太は何も考えずに突進した。
間一髪でズガイドスを突き飛ばし、イワークの攻撃から守ることに成功する。
「よかった……」
しかし、そのかわりにのび太の元にイワークの尻尾が下ろされてしまう。
ズガイドスを守るのに必死で、そこまで気が回らなかったのだろう。
のび太は目をつぶった。どう考えてもこの速さでは避けることなどできはしないだろうから。
こんな危険な目にあうなんて、あの頃ののび太には想像もつかなかった。
ポッチャマと楽しむだけで、この旅の制覇なんて余裕だと思っていた。
いままでの出来事が走馬灯のように一瞬で駆け巡る。
しかし、その尻尾はのび太の数センチ右に叩き付けられた。
- 138 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:24:31 ID:VVwV6Q1v0
- イワークは苦しそうにうめき声を上げ、手元が狂ったのか攻撃が外れている。
空しく中をきり、激しい音を立てた尻尾。
何が起こったのかと、のび太はすぐに目を開け、あたりを見回した。
そして、すぐに見つける。
「ポッチャマ……?」
のび太の視線の先にいたのは、紛れも無くのび太のポッチャマだった。
ぜーぜーと息を切らしていて、よっぽど急いで走ったのだろうと簡単に予想が付く。
所々に擦り傷があり、なんども転んでしまったようだ。
ポッチャマがイワークに攻撃してくれたおかげで、のび太は助かったのだ。
ポッチャマがのび太のほうに駆け寄ってくる。
のび太は嬉しくなり、思わずポッチャマに抱きついた。
ポッチャマは、のび太のことが心配でとんできてくれたのだろう。
「来てくれたんだね! ありがとう!」
ポッチャマはちょっと困ったような顔をした。
のび太はゆっくりとポッチャマをはなす。
「僕、君に酷いこと言っちゃって……ごめん、本当にごめん! ずっと謝りたかったんだ」
ポッチャマは手でのび太を「もういいよ」となだめる。十分気持ちが伝わったのだろう。
そして今度は変わりにイワークのほうを指差した。
イワークは度重なる邪魔者の乱入に我慢しきれなくなったのだろう。
のび太たちのほうをものすごい目で睨んでいた。
無事に逃げられるとは到底思えない。
しかし、のび太はもう怖気づくことは無かった。さっきので色々と吹っ切れたのだろう。
それに、ポッチャマが来てくれてさっきの何倍も心強かったのだ。
「ポッチャマ。もう一度だけ、僕を信じてくれるかな?」
ポッチャマは力強く頷く。のび太は、心底嬉しくなった。
のび太は服の汚れを払い、なにか決意のこもったような目でイワークを見た。
彼には、さっきの敗因がもうわかっていた。
自分がトレーナーとして上手く指示を出せなかったこと。そして、ポケモンの力に頼りすぎていたということ。
「今度はもう……今までみたいな戦いはしない。行くよ、ポッチャマ!」
- 139 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 23:27:59 ID:GDDgnSNRO
- 支援
- 140 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:29:12 ID:VVwV6Q1v0
- 勇ましくイワークの前へ踏み出すポッチャマ。
ポッチャマは、ズガイドスを助けに危険な炭鉱の中へ走っていったのび太を見たときから、
もう一度のび太を信じて共に戦うと決意していた。
しかし、これでのび太が不甲斐ないまねをしたら今度こそポッチャマはいなくなる。
のび太にとって、この一戦はいろいろな意味で大切なものだった。
イワークは水タイプであるポッチャマを見て、顔に焦りを見せる。
のび太の目にもう恐れはない。今なら負ける気がしなかったのだ。
指示を出そうとしたのび太だが、ズボンの裾を引っ張る何者かに気が付き、ふとそちらを向いた。
そこには、のび太のほうをじっと見つめるズガイドスがいた。
「ひょっとして一緒に戦ってくれるの?」
ズガイドスは大きく頷く。怖くても、この状況では戦うしかないと悟ったのだろう。
「ありがとう。一緒に頑張ろう!」
のび太は改めてイワークのほうを見るが、予想外のことが起きた。
「あ、あれ……?」
しばらくのび太たちを睨みつけ、何を思ったのかイワークは地面にもぐってしまった。
物凄い速さで、その大きな体からは予想も付かないほどだ。
残されたのは地面に掘られた大きな穴だけ。のび太は顔に飛んできた泥を払い、首をかしげた。
「分が悪いと思って逃げたのかな?」
しかし、少し待ってみてもあたりは静かなままだ。
ポッチャマとズガイドスも真剣に辺りの様子を探っているが、よくわからないらしい。
妙な不安が炭鉱内を包み込む。こんなにあっさりしていていいんだろうか。
でもなにか裏がある気が――
単純なのび太なりに暫く考えるが、仕方が無いので自分に言い聞かせるように頷いた。
「うん、きっとそうだ。逃げたんだよ。
戦わずにすむならそれに越したことは無いしね。さぁ、早く帰ろ……」
そのときだった。
突然、のび太の背後から音を立てて巨体が姿を現す。
さっと振り返るのび太。「危ない!」と鳴き声をあげるポッチャマ。
……イワークは穴を掘って地面にもぐり、のび太たちが油断するのを狙っていたのだ。
やっと気が付いたのび太にかまわず、思い切りその頭を突き出した。
しかしのび太は、自分でも信じられないような動きで奇跡的にそれを回避する。
イワークは再び地面にもぐる。のび太にもこの不利な状況は理解できた。
どこからイワークが飛び出してくるかわからない。いくら岩タイプに有利なポッチャマがいたところで、
攻撃が当たらなければどうということはないのだから。
- 141 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:32:33 ID:VVwV6Q1v0
- イワークの容赦ない攻撃が続く。
突然ポッチャマの背後の方に現れたと思うと、すぐに攻撃を仕掛けてくるのだ。
さらに、回避するのがやっとで、泡攻撃で撃退しようとしてもすぐに地面に引っ込んでしまう。
タイプ相性をも覆す戦術とはまさにこのことだろう。
「地面を掘り進むスピードは時速八十キロ……? そんなのに反応できるわけないじゃないか!」
のび太は、ポケモン図鑑に記されていた一文を見てがっくりとうなだれる。
ポッチャマとズガイドス、もちろんのび太自身もかなりの体力を消耗していた。
でも、ポケモン達はまだ諦めていない。先にトレーナーが諦めてしまっては元も子もない。
自分を信じてもう一度来てくれたポッチャマのためにも、諦めるわけには行かなかった。
ふたたびイワークの攻撃が繰り出される。
イワークも相当必死なようだ。でなければ、ここまでして苦手なタイプを相手にするとは思えない。
またポッチャマの泡攻撃は不発に終わり、体力だけが失われていく。
「どうすればいいんだろう……せめて真正面から来てくれれば……」
イワークが地面にもぐっているわずかな時間を利用して必死に脳を回転させるのび太。
それはもう、今までに無いくらいに考えをめぐらせた。
四方八方から飛んでくるイワーク、そして仲間の二匹のポケモン……
自分たちの体力の消費を考えると、あまり長引かせるわけには行かない。
特に、ズガイドスは戦いに慣れていないようなので、早く決着をつけなければ。
しかしそんな風にズガイドスを見ていて、のび太の中にある光景がよみがえってきた。
「……そうだ!」
まさに青天の霹靂。のび太はぱちんと指を鳴らす。
この状況を打開する術を思いついたのだ。
さっと振り返ったポッチャマたちを呼び、こっそりと作戦を打ち明けた。
うなずく二匹。のび太は、さっそく行動を開始した。
痺れを切らしているのか、イワークの攻撃の回数がだんだんと多くなってくる。
- 142 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:37:30 ID:VVwV6Q1v0
- 「……しっ、しまったぁ!」
のび太とポッチャマは、さらにイワークの攻撃を避け続け、だんだんと壁のほうに追いやられていった。
そして、とうとう背中に岩の壁が触れてしまう。
強固な岩盤が邪魔していてこれ以上後ろに下がれない。さっきのズガイドスと同じような状況になっているのだ。
チャンスだと思ったイワークは、一撃で仕留めようと勢いよく地面から飛び出してくる。
のび太の真正面から、ロケットのような勢いの頭突きが飛んできた。
「……なんてね」
イワークは、余裕そうなのび太の表情に目をまるくする。
そう、壁に追い詰められたこと自体が作戦だったのだ。
頑丈な壁と背中合わせになっていれば、後ろからは攻撃されずにすむという単純明快なものだった。
のび太は限界直前の体力を振り絞り、攻撃命令を出す。
「ポッチャマ。あわ攻撃だ!」
無数のあわが、一斉にイワークの顔面に直撃する。
しかも、体力の消費もあってか、ポッチャマの特性、「げきりゅう」が発動している。
イワークの頭突きと、ポッチャマ最大の泡攻撃が激しくぶつかり合う。
そしてやがてイワークは怯み、顔を振って水を掃おうとする。タイプ相性の勝利だろう。
しかしこれで攻撃が終ったわけではない。のび太はすっと指を上に上げた。
「ズガイドス! 岩砕き!」
イワークの背後から勢いよくズガイドスが駆けてくる。
ポッチャマを集中して狙っているイワークは、このことをあまり警戒していなかったのだろう。
ツノの部分に見事な岩砕きがヒットした。渾身の一撃だ。
イワークは悲痛な叫びを上げ、どうっと地面に倒れこんだ。
砂煙が巻き起こり、のび太はげほげほと咳き込む。
「昔、どっかの漫画でツノが弱点だって見てね……ここのイワークも同じでよかったよ」
ポッチャマの目が輝く。
のび太たちの勝利だ。あの凶暴なイワークを、なんとか倒すことができたのだ。
安心感に包まれながら、のび太は地面に倒れこんだ。
- 143 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:41:59 ID:VVwV6Q1v0
- いろいろあったが、これでやっとまた平穏な空気が炭鉱内に戻ってくる。
体力の限界か、倒れこんだままの体制ののび太。
ポッチャマもズガイドスも相当疲れているようだ。無理も無い。
のび太は弱弱しく言った。
「勝ったよ、ポッチャマ……ズガイドスもご苦労様」
ポッチャマは満足そうに頷く。もう、のび太と頑張れるかどうかで悩む必要などなきに等しい。
ズガイドスもポッチャマも見つかり、一件落着。
しかし勝負には勝ったものの、のび太には不可解な点があった。
イワークにもう少し話を続ける。
「ねぇ、どうして君はそんなに暴れていたの……?」
そう。こんなタイプ相性をも覆す戦法を取ることができるイワークが、なぜ理性を忘れたように暴れまわっていたのだろうか。
ヒョウタが言っていた凶暴なポケモンとは、きっとこのイワークでまちがいない。こんなのが何匹もいてもらっては困る。
さらに、このイワークは異常なまでに勝ちに執着していた。きっと何かあるとのび太は思ったのだ。
しかし、所詮人間とポケモンでは言葉を通じ合わせることはできない。
どうするかと悩んでいたところに、あるポケモンがやって来た。
岩陰から姿を現したのは、見覚えのあるピンク色のポケモンだ。
「すごいですねぇ、そのメンバーでこんなイワークを倒しちゃうなんて」
「え、エムリット!?」
エムリットはのび太の素っ頓狂な声にかまいもせず、イワークに近づいた。
「まさか、イワークが暴れていたのはひょっとして君が原因とか……」
「またまた……そんなことしませんよ」
エムリットはくびを横に振って否定する。
「私、炭鉱に走ってく貴方を見て何かと思ってつけてきたんです。そしたら……まさか見ず知らずのズガイドスを助けるためだったなんて……」
エムリットはイワークの頭に手を触れた。
「確かにのび太さんの言うとおり、貴方には何か暴れる理由があったのでしょう?
私も気になります。教えてくださいよ」
それから、少しイワークとエムリットの会話のようなものが続いた。
何故かイワークはさっきまでの暴挙が嘘のように素直に反応している。
なにか、崇拝の眼差しのようなものがエムリットに向けられているような感じさえする。
のび太はそんな光景を見ていて、改めて疑問に思った。
「エムリットって……一体何者なんだろう?」
- 144 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:44:32 ID:VVwV6Q1v0
- ポッチャマが見つかり、のび太にこの世界の夜景を楽しむくらいの余裕ができた。
明るい月が、この炭鉱町を優しく照らしている。炭鉱にずっといたせいか、夜の風がとても肌に気持ちよく感じた。
「あのイワークが暴れていた理由は、タマゴですよ」
「タマゴ? ポケモンにもあるの?」
のび太の中でのポケモンは初代止まりだった。
金銀以降のことはよく知らないし、タマゴなんてのも初耳だった。
「あのまま炭鉱が掘り進められると、自分たちの巣も危ないと思ったのでしょうね。それで、あんなに人やその匂いがするポケモンを襲っていたのです」
「そうだったんだ……」
エムリットは、すーっと月明かりをバックに飛び上がっり、去り際に一言残していく。
「この町の人たちはポケモン達に影響を及ぼさないように掘り進める方法を知ってるので大丈夫だと教えておいたのでもう平気です。安心していいですよ」
エムリットが去り、また静かになった。
イワークが暴れる理由が無くなり、この炭鉱も安全になったと思うと、のび太の気持ちが晴れやかになる。
だが、まずは早くポッチャマたちをポケモンセンターに連れて行かないといけない。
いそいでここから立ち去ろうとするのび太だが、向こうから近づいてくる二人を見て足を止めた。
「のび太くん! どうしたんだい? そんなに汚れて……」
「あはは、ちょっとね」
近づいてきたのはヒョウタとドラえもんだった。
さすがに帰りが遅いので心配したのだろう。のび太を妙な罪悪感が襲う。
ヒョウタは、のび太のつれているズガイドスを目にとめた。
「このズガイドス、君が見つけてくれたのかい?」
「はい。炭鉱の中に逃げていたのを見つけて……」
「しまった」と口を閉じるのび太。無茶したことでドラえもんが怒ると思ったからだ。
だが、ドラえもんは呆れたように溜息をついただけだった。
「やれやれ。まぁ、今回はべつにいいんじゃない? 君にしてはよくやったと思うよ」
ほっと一息つくのび太。
ヒョウタはそんなのび太を見ながら、ある提案をした。
「のび太くん。そのズガイドス、君が連れて行ってあげてくれないかな」
「へっ?」
ふと足元を見ると、ズガイドスがズボンの裾を掴みのび太を見上げている。
「なんだか、バトルがしたかったみたいでね。僕たちと挑戦者とのバトルをこっそり見てたりしたことが結構あったんだ。
だから今回のも、戦いを求めて飛び出していったのかもしれないと思ってさ」
たしかに、ズガイドスの目はどこか輝いているように見えた。
「僕と一緒に行きたいかい?」
ズガイドスはこくりと頷いた。のび太には、それを否定する理由も無い。
こうして、ポッチャマに続く第二の仲間ができたのだった。
「どうやら無事にポッチャマも見つかったみたいだし、よかったじゃないか。ジム戦、楽しみにしてるよ!」
- 145 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/02/16(月) 23:47:08 ID:VVwV6Q1v0
- ここで投下終了。
やっぱ前回もう少し書いといたほうが区切りがよかった気がしないでもない
- 146 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/16(月) 23:53:13 ID:GDDgnSNRO
- 乙!
バトルの内容とか心理描写が凄くよかったと思う
- 147 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/17(火) 11:34:39 ID:Zv9pQ5UiO
- こういう戦闘中の丁寧な描写はここでは久しぶりだなww乙!
次回も楽しみにしてる。ところでプラチナ氏ってもしや・・・?
- 148 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/17(火) 18:24:49 ID:u17NJGLVO
- 乙。のび太の成長回だったけど、キチンと一つの話としてオチが付けられていて良かった。
さりげなくエムリットの伏線を張っているのもニクい。
まるで、サトシの仲間が増えていく様なワクワク感を感じた。
この辺がやっぱりプラチナ氏の非凡さだよね。
ただ「…だろう」という表現の頻度には気をつけて。
推量の意味を持つ文末表現は色々あるから、一度調べてみると良いかも。
- 149 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/17(火) 19:26:49 ID:G75ylrBFO
- 乙。アニメを見ているように楽しめた
- 150 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/18(水) 02:58:33 ID:3eb8J6DLO
- >>135
ノートは最初から人気だった
上昇したというよりデスノで敬遠していた人を実力で引き込んでしまった感じ
- 151 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/18(水) 07:19:21 ID:j09R+TN1O
- >>150
でも文章力は低かっただろう?
トレーナーに作品が変わってからの文章力の伸びには驚いた覚えがある
- 152 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/18(水) 17:04:10 ID:3gQSDW5F0
- >>151
こいつ絶対ワシがそだてたとか思ってるな
住人は相変わらずか
- 153 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/18(水) 18:00:37 ID:AMjwDNchO
- >>152
そうカリカリするなよ
ここの住民が最悪だったのは事実だが今それを指摘する意味は大してないだろ
あくまで俺の主観だが無理につっかかってるように見えるぞ
程よく過疎ったんだからまったりやろうぜ
- 154 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/18(水) 18:34:30 ID:XIoN9niUO
- 最近やたら突っ掛かってる奴がいるよな
- 155 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/21(土) 16:29:47 ID:5D6f0+7X0
- ここいらで二、三人一気に新人が現れないものだろうか
- 156 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/21(土) 18:03:37 ID:J6biomLOO
- 自分でどうにか変えようともしない他力本願な住民ばかりのスレにそんなものは来ないよ
- 157 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/21(土) 22:17:35 ID:qgl6/2jSO
- 今まとめサイト見てて思ったんだが・・・。
DPその2が最後に更新されたのっていつだった?作中でシェイミゲット
の下りでオーキドが「カントーでも同じ石碑が〜」ってセリフがあったん
だけど、このセリフってプラチナで更新されたんじゃなかったか?
- 158 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 03:06:19 ID:PK1oGqAAO
- パソコン使って更新履歴を覗けばわかりますよ^^
- 159 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 16:51:07 ID:2F+Ht7SV0
- ダメだ・・・もう我慢の限界・・・なんだこのスレ・・・・
もうね、物理学をやってる自分には馬鹿馬鹿しくて観てられないのね・・・
文系とか高卒の人達には楽しぬるぽかも知れないけど、自分は無理・・・
っつーことで退散しますわw あとは文系&高卒の諸君だけでやってくれやノシ
- 160 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 17:29:46 ID:c37M1I8A0
- 末永くこのスレから抜けていくふりをしていく人でいてください><
ところで純粋な読み専の人はもはやいない気がするんだが
今は読み専でも昔は作者やってました、という人が多そうだし
- 161 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 17:49:17 ID:qavIdKWQO
- 漫画に異様な程物理やら化学やらの話持ち出す奴居るよな
学校の教科書程度の知識を知って何頭良くなった気で居るんだよって話だけどさ
>>160>俺ガイル
書こうにもドラポケって縛りは意外に厳しいのさ
ポケモン詳しくないし
- 162 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 17:49:56 ID:jcErrDn80
- >>159はコピペだろw
- 163 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 18:37:33 ID:PK1oGqAAO
- 2chの超有名コピペにガチで釣られる奴が沢山いるのが今の住民層ってこった
- 164 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 19:08:21 ID:/rH0OXrdO
- 俺は見たことあるから釣られなかったが、コピペって何のために貼るんだ?
というか釣りの意義って何?
- 165 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 19:41:08 ID:qavIdKWQO
- >>164
昔周りが知らない事を知って偉そうに博識ぶってる奴とか居たろ?
それと同じ類いだよ
自分は脳みそが成長してないって証拠をネットに晒してんの
- 166 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 20:05:45 ID:BRw2u+K3O
- >>165
うわぁ……
コピペ張るのに意味があるわけないだろ
- 167 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 20:15:50 ID:7glHfsTd0
- なんだこの厨くさい流れ
- 168 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 20:46:40 ID:PK1oGqAAO
- ここは2ch初心者ばかりのスッドレですね
- 169 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 20:58:23 ID:/rH0OXrdO
- 2ちゃん上級者とかなりたくもないんだけど
「俺は2ちゃん上級者だぜ!」なんてお前胸張って言えるの?言ったところで周りは引くと思うぞ
- 170 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 21:10:05 ID:gveWFeHqO
- 2ch上級者は上級者であることを名乗らないだろ。
なぜなら空気を読むことに長け、争いごとをスルーできるスキルがあるから。
胸を張って上級者などと名乗るのは初心者の証拠だ。
- 171 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 22:14:16 ID:/rH0OXrdO
- まあそうなんだろうけどさ
でもその上級者はみんなスルーしてて、初心者だけ荒らしやコピペに反応してるのに、「ここは初心者ばかりですね」っておかしいだろ
- 172 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 22:19:48 ID:gveWFeHqO
- だからそいつがいわゆる2ch初心者とやらなんだからほっとけ
- 173 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 22:25:46 ID:UVaLMi9KO
- 気持ち悪い
- 174 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/22(日) 23:19:38 ID:/rH0OXrdO
- >>172
分かった
- 175 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/23(月) 11:35:57 ID:i8sx+O5E0
- ここ何のスレだよ
- 176 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 22:12:39 ID:3/FcIARbO
- 書き貯めてた投下分が消えた…。
そんな悲しい俺の為に、誰か一句詠んでくれないか?
- 177 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 22:56:46 ID:vPmB6Ub9O
- メモが消え
途方に暮れる
漢ミュウ
震える由は
雪か心か
…生まれて初めて2ちゃんで短歌詠んだわw
…落ち込むのは無理ないが、その…何年でも俺は待つから
- 178 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 23:27:49 ID:qttb+VMzO
- 昔のスレと比べて気持ち悪いのが増えたな
- 179 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/24(火) 23:31:20 ID:kE4IlvirO
- これミュウか……ドンマイどころの騒ぎじゃないなw
- 180 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 02:08:35 ID:T0SC7iVyO
- >>177
ありがとう。スルーされる事覚悟してたから余計に嬉しいw
頑張るよ。
昔はこういう下らないネタが大量に飛び交っていたよねw
実質バーボンの雑談がスレのメインだった気がする。
- 181 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 02:36:46 ID:S3Xy+0E3O
- 高尚なスレでもなんでもないんだから、もっと下らないネタや気持ち悪いネタで溢れるべきだと思いまふ
- 182 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 08:04:11 ID:7CU20+kvO
- 確かに、必要最低限の話しかしないより、たくさん雑談した方が盛り上がるよな
- 183 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 13:10:40 ID:gKbKXmsIO
- >>178
気持ち悪さに耐えられない作者は皆消えていったからな
- 184 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 16:56:03 ID:7KAQ8t2L0
- くだらないことで盛り上がってたバーボンは好きだった
楽しかったなぁ
- 185 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 19:23:17 ID:C5PJ7vV2O
- 今は下らないことじゃなくて気持ち悪いことばっかだよな
- 186 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 20:42:38 ID:7CU20+kvO
- そういう話ばっかしてるから、
「今俺がやろうとしていることも気持ち悪いことなのかな…」って思う人が増えて過疎に繋がるんだよ
- 187 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 21:30:48 ID:gKbKXmsIO
- そんな事を思う奴がいるならこんなに気持ち悪いスレにはなってないと思います
- 188 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 22:21:11 ID:T0SC7iVyO
- まぁーまぁー、そんなにキモチワルイきもちわるいばっか言うなって。
批判と中傷は違うんだぜ?
改善して欲しい所があるなら具体例をあげていかないとな。
- 189 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/25(水) 23:49:15 ID:S3Xy+0E3O
- ってか何がどう気持ち悪いかを明確に述べない限り、それはただの無意味で非建設的な感情の吐露でしかないということを理解しろ
まあ仮に明確に述べた所で無意味であることには変わりないがww
- 190 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 12:38:28 ID:+NH5zc1z0
- ってか何がどう気持ち悪いかを明確に述べない限り、それはただの無意味で非建設的な感情の吐露でしかないということを理解しろ
まあ仮に明確に述べた所で無意味であることには変わりないがww
だっておwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 191 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 13:23:47 ID:FEEzOT9QO
- 煽るにしてもせめてAAくらい貼れよ
- 192 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 16:46:55 ID:iADb6IUz0
- >>191
携帯が多いここのために、あえてAA貼らなかったんだろ
- 193 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/26(木) 18:29:21 ID:FEEzOT9QO
- 携帯でもAAは見れるぞ
- 194 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 04:54:14 ID:cD1FzkCaO
- 汚い流石ビラク汚い
- 195 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 04:57:03 ID:cD1FzkCaO
- そいやもうドラポケ三周年だな
完璧荒廃してるが
- 196 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 07:28:51 ID:cw7YrbmhO
- 二年前に初めてこのスレを知った俺にはにわかには信じられない>三周年
- 197 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 07:42:11 ID:gvKWdn/7O
- 俺は2年半前だな。1周年の時はなんかやろうみたいな話になったけど結局何もやらなかったんだよな…
- 198 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 17:06:04 ID:e7XXAnnK0
- AAスレだったころから
今ではドクケイルのむしのさざめきが懐かしい
- 199 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 17:43:53 ID:B9JBGGJyO
- 三周年なんだから始まったのは二年と2ヶ月くらい前だろ
- 200 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 19:57:00 ID:FQDoLju6O
- AAスレ立ったのは2006年の11月じゃないか?
個人的な事情でよく覚えてる
だから3周年じゃなくて3年目
- 201 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 20:02:14 ID:gvKWdn/7O
- ごめん、じゃあ俺来たの2年半前じゃなく1年8ヶ月前くらいだわ
- 202 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 20:15:24 ID:39l+HcSTO
- 一昨年の八月辺りからもう脳死状態だったけどな
- 203 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 20:59:44 ID:gvKWdn/7O
- 去年の春くらいまではまだ活気があったと思う…全盛期にはいなかったからそう思うのかもしれないが
- 204 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 21:37:52 ID:byOzejyZO
- 安価で短編でも作ろうか
題名つ>>208
- 205 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 21:56:59 ID:gvKWdn/7O
- 題名見てストーリー決めるタイプか
>>208に期待
- 206 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/27(金) 23:19:56 ID:H6cV9+exO
- フッ……光と闇の狭間に生ける獅子の子の魂よ。
この名無し……及ばずながら力を貸させて頂こう。
『虚』と『無』の永久なる運命より、この業の渦巻く人の世の生を天の地へと解放させたらんために……
- 207 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 03:16:20 ID:cDyAfikVO
- 聖闘士ジャイアン
- 208 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 03:59:20 ID:j26gNcYo0
- ドラポケキャラでこのスレの衰退振りを書く
- 209 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 10:02:50 ID:gwyWWhOgO
- >>208
長ったらしいのになったなw
じゃあ次は主人公とヒロイン >>212
- 210 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 10:25:15 ID:2V6PyxLqO
- いや荒らしだろ
タイトルは>>207でいいか新しく募集するかしないと
- 211 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 14:13:58 ID:Ym49HK5F0
- 主人公:鬼畜出木杉
ヒロイン:ポケモンの女性キャラたち
ゴクリ……
- 212 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 15:42:28 ID:SqAUE7RTO
- ゴクキキョウナナシ等のオリキャラ
- 213 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 17:54:35 ID:gwyWWhOgO
- >>210
無茶振りこそ安価の楽しい所だから何でも許容だ!
オリキャラか……また難しいのをw 最後は敵キャラを>>216頼んだ。
なるべく……なるべく敵にしやすい奴だぞ? 空気読めよ、な?
- 214 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 18:08:13 ID:SqAUE7RTO
- ksk
- 215 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 18:38:06 ID:i0XGsdIrO
- ksk
- 216 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 18:38:40 ID:i0XGsdIrO
- ドラーモン
- 217 :ゲーム好き名無しさん:2009/02/28(土) 21:37:58 ID:gwyWWhOgO
- >>216
ちょwwおまwww
まぁ良い。凄まじくカオスなものになりそうだが頑張ってみるわ。
過度な期待はしないで待っててくれよな!
- 218 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 15:12:23 ID:6qsKbxyJ0
- 結局ドラーモンは12歳年下の娘とまだ付き合ってるのか、それが重要だ
- 219 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 18:04:29 ID:1pL3vP4vO
- あんなメンヘラーの妄想を本気で信じてた奴って居たの?
- 220 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 19:55:17 ID:MaW0bgCtO
- セカンド乙
- 221 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 20:01:47 ID:Pj+1Gcmb0
- >>220
久々にそれ見たんだけど
- 222 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 20:50:52 ID:KGwdZzYA0
- そろそろ投下する。
>>147
俺はこれが初作品だよ
- 223 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 20:51:51 ID:KGwdZzYA0
- 「じゃあさっそく始めようか、のび太くん」
ここはクロガネジム。
あれから二日後、のび太は再びこのジムのバトルフィールドに立っていた。
ごつごつした岩がいくつか設置されていて、床には土が敷き詰められている。
「はい、お願いします。いくよ、ポッチャマ!」
のび太の掛け声と共にポッチャマが勢いよくフィールドに飛び出した。
やる気満々のようで、相手ポケモンの登場をそわそわと待ち構えている。
「頑張って、のび太くん! この二日間、ポッチャマやズガイドスと練習を重ねたんだ。きっと君なら勝てるよ!」
後ろでは、ドラえもんとナエトルがのび太のことを見守っていた。
彼らはついさっきバッジをゲットしたので、あとはのび太の勝利を待つだけだった。
ヒョウタはイワークを繰り出す。
相変わらずの巨体だが、ついこのまえ炭鉱で出会ったイワークに比べると大したことはない。
のび太にも自信がついてきた。もはや、イワークに対する恐れはなくなっていたのだ。
「先手必勝だ。ポッチャマ、バブルこうせん!」
ポッチャマが放った攻撃は、「あわ攻撃」を遥かに凌ぐ威力だった。
光線のように勢いよく飛んでくるあわがイワークの体力を確実に減らしていく。
マズイと判断したのか、ヒョウタはイワークに急いで指示を出す。
「イワーク、嫌な音だ!」
バブルに負けずにイワークも大きく口を開く。
ポッチャマはそこから放たれる耳を劈くような音に怯み、バブル光線を途切れさせてしまう。
しかしイワークも体力の限界だったようで、ひとしきり嫌な音を浴びせ続けるとすぐに倒れてしまった。
重量感たっぷりの音がジムに響き渡る。
ヒョウタは、「まいったな」とイワークをボールに戻した。
「いやぁ、さすがだね、のび太くん。まさかそのポッチャマが新技を身につけているなんて」
「頑張って特訓して昨日覚えたんです。ね、ポッチャマ?」
ポッチャマは満足げな表情でこくんと頷く。自分のパワーアップが今の一戦でよくわかったようだ。
「気をつけて、のび太くん! 君のポッチャマは嫌な音で防御が下がってるよ! 僕もあれをやられて苦戦したんだ」
一匹目を倒して安心したのび太に、ドラえもんのアドバイスが飛んでくる。
「大丈夫。見てて、ドラえもん。きっと勝って見せるよ!」
- 224 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 20:52:59 ID:KGwdZzYA0
- ヒョウタは一言イワークに言葉をかけると、二番目のポケモンを繰り出した。
そいつは勿論ズガイドス。前回ポッチャマを倒したポケモンだ。
地面の砂を足で掻き、今にも突進を始めようと構えている。
第二ラウンドの幕をきったのはのび太の声だった。
「ポッチャマ、バブル光線!」
ポッチャマのバブル光線がズガイドスを襲うが、ズガイドスはあの時のように岩の後ろに隠れる。
もちろんバブル光線は岩を砕くこともできず、弾けて辺りに水を飛び散らしているだけだった。
「効かないよ。ズガイドス、岩砕きだ!」
その声と共に、綺麗に岩が弾け飛んだ。
岩の破片が弾幕のようにポッチャマに襲い掛かり、その攻撃を怯ませる。
「悪いけど、ズガイドス最大の攻撃で決めさせてもらうよ。今の君のポッチャマと持久戦はしたくないからね!」
ズガイドスはいっきにポッチャマのほうへ駆け出した。
ズガイドスを青いエネルギーが包み込み、そのスピードは徐々に増していく。
ヒョウタは高らかにその技名を叫んだ。
「ズガイドス! 諸刃の頭突きだ!」
これを食らったらひとたまりも無いということはのび太にも理解できた。
頭がパニックを起こしかけて目の焦点がズガイドスと合わなくなるが、のび太はぐっとそれを抑える。
「……大丈夫、落ち着け。僕がしっかりすればなんとかなる」
小さく呟き自分を落ち着かせ、再びズガイドスに目を向けた。
この威力は予想していなかったけど、似たような状況のための対策は練ってきた。
練習どおりにやれば大丈夫だ。
「ポッチャマ、岩の後ろに隠れるんだ!」
- 225 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 20:55:48 ID:KGwdZzYA0
- ポッチャマはのび太の声に気づき、さっと近くの岩に身を隠す。
しかし、ヒョウタは余裕の表情を崩さない。
「無駄だよ。諸刃の頭突きは岩をも砕く!」
ポッチャマが盾にしていた岩は、無惨にも砕かれた。
大きな衝突音を立て、岩の破片が四方八方に飛び散り、砂煙が当たりに舞う。
こんな攻撃を受けてポッチャマが立っていられるはずなどあるはずが無い。
ヒョウタも審判も、誰もがズガイドスの勝ちを確信した。
しかし、ドラえもんは違った。
「まだだ。きっとポッチャマなら……大丈夫だよ」
そのとおり。のび太は次の指示を出した。
「ポッチャマ、バブルこうせんだぁあああ!」
まさか、と後ろを向くズガイドス。
そう、ポッチャマはとっさに後ろに回りこんでいた。
岩の後ろに隠れたのは盾にするためじゃない。相手にポッチャマを倒したと思わせ、一瞬の隙を作る作戦だった。
しかも幸いなことに、ズガイドスは岩を砕いたときに諸刃の頭突きの反動を受け、大きなダメージを負っていたのだ。
見事に隙を取ったポッチャマは、バブル光線を連続でヒットさせる。
とうとうズガイドスは地にその身を伏した。
審判がさっと旗を上げる。
「ズガイドス戦闘不能! よって、挑戦者、野比のび太の勝ち!」
- 226 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 20:58:21 ID:KGwdZzYA0
- のび太は、自分のしたことが信じられなかった。
ゲームの時から苦戦していたジムリーダー戦を、やっと勝ち取ることができたのだ。
嬉しそうな顔でポッチャマが駆け寄ってくる。
「……よかった、上手くいって。練習のかいがあったね、ポッチャマ」
何を言ったらいいかわからず、とりあえず思いついた言葉を口に出す。
いかに攻撃を避けるか、ドラえもんのナエトルが練習相手になってくれたのを思い出していたのだ。
しばらく呆然としているのび太だったが、ヒョウタが爽やかな笑顔で近づいてきた。
「おめでとう、のび太くん。最初にこのジムに挑戦したときから随分と成長したじゃないか」
「いやぁ、それほどでも。僕が本気を出したらざっとこんなもんですよ!」
ドラえもんが呆れた調子で歩み寄る。
「まったく、君はいつも僕をひやひやさせるよ。でもよく頑張ったね、のび太くん」
「ありがとう、ドラえもん!」
それからなんだか徐々に嬉しさがこみ上げてきて、のび太は有頂天になっていった。
それを見かねたポッチャマがのび太に優しくあわ攻撃を放つまでずっと自慢を続けていた。
ヒョウタは苦笑いし、のび太に何かを差し出した。
「これがこのジムを攻略した証、コールバッジだ。大切にしてくれよ?」
「はい、一生の宝物にします!」
「それとのび太くん、一つアドバイスだ。ポケモンの能力が下げられてしまったり混乱させられたりした時は、一度交代してモンスターボールに戻せば元に戻るよ。これからも頑張ってくれ」
その言葉を聞き、のび太のモンスターボールの一つがカタカタと震えた。
きっと、ズガイドスが「次は自分も戦わせろ」といっているのだろう。
いろいろあったが、やっとジムバッジを受け取ることができた。
何はともあれ、これでのび太の最初のジム挑戦は終ったのだ。
- 227 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 21:01:49 ID:KGwdZzYA0
- 「さーて、次はどの町に行くんだっけ?」
「確か……えっと、ごめんのび太くん。ド忘れしちゃった」
二人はあの後、ポケモンセンターで談笑を続けていた。
とりあえず今日はもう休むことにして、明日出発しようという話になったのだ。
「あれ? のび太さんにドラちゃんじゃない!」
のび太はもはや懐かしくすら感じるその声に、ぱっと顔を輝かせて振り向いた。
「しずかちゃんじゃないか! 旅は順調に進んでる?」
トゲピーを抱えたしずかは、にっこりと笑顔を見せる。
「ええ、順調よ。さっきヒョウタさんに勝利したの」
「僕もだよ! ほら、これジムバッジ!」
二人は、お互いにジムバッジを見せ合った。
ドラえもんも無事に最初のジム戦を終えたと知り、しずかはほっと胸をなでおろした。
「よかったわ……これで次のソノオタウンに進めるわね」
「ソノオタウン?」
「ええ、とっても綺麗なところらしいわよ。早く行って見たいわ」
しずかは、得意げに説明を続ける。
渡された雑誌には広大な花畑の写真が掲載されていた。
「じゃあさ、しずかちゃんも一緒に行こうよ。僕達ポケモンをよく知らないんだし、一緒に行動したほうが安心でしょ?」
「いいわね、そうするわ。二人ともよろしくね」
こうしてしずかが一緒に行くことになり、のび太の機嫌がさらによくなった。
「……あれ、この人、僕達と同じくらいの歳じゃないか」
のび太はさらにページをめくっていき、ふと気になる記事に目を留めた。
活字が嫌いなのび太が興味を持つほどのものとは、ポケモンリーグのことだった。
「へぇ、最年少のリーグ制覇者なんだ。凄いね」
ドラえもんが感心したように記事を読んでいく。
そこに映っていたのは、赤い帽子とマフラーを身につけた少年だった。
「じゃあ、私達でも頑張ればチャンピオンを倒せるかもしれないってことね」
「うん、ポッチャマやズガイドスと精一杯頑張るよ。さぁ、次はソノオタウンだ!」
- 228 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/03/01(日) 21:04:11 ID:KGwdZzYA0
- 投下終了です
- 229 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 21:25:32 ID:1fy9VHEj0
- shine
- 230 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 21:58:12 ID:0J4z5teLO
- 乙。今までのバトルで一番良かったよ。
同じ相手との戦いって大抵既視感が出てしまうものだけど、プラチナ氏は上手くまとめたね。
短く簡潔に戦いを描写しながらも、見せ場はしっかり作ってる。
更に、のび太の成長した点だけでなく欠点も同時に出す事で、これからの伸びしろを予感させる作り…。
話が進むほど、作品の世界に浸っていくのが分かるよ。
本当に面白い、これからも頑張ってくれ。
俺も見習わないとなぁ…。
- 231 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 22:10:26 ID:ph1IomYGO
- プラチナ氏乙ー!
ってか
>>147はプラチナ氏を誰だと思ったんだw
- 232 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/01(日) 22:30:45 ID:MaW0bgCtO
- 乙。のび太の成長ぶりをここまで分かりやすく、それも自然に書けるのは凄い
- 233 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/02(月) 16:43:50 ID:mmAqTztGO
- 乙。成長ぶりを書きつつものび太らしさを消してなくて素晴らしいよ
- 234 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/04(水) 22:46:01 ID:vdEywKYEO
- 唐突に質問だけど、皆が好きなオリキャラって誰?
俺は新カントー氏のソラとか凄い好きなんだけど。
- 235 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/05(木) 01:00:20 ID:FClYijrIO
- ミュウのオリキャラは全部好きかもしれないw
他にはギンガのナナシ、トキワのフォルテ、ノートのキキョウとかかな
- 236 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/05(木) 14:22:42 ID:VFiRDiGh0
- ドラーモンかな
- 237 :217:2009/03/08(日) 00:58:29 ID:U1Wcz4NFO
- 短編、取り敢えず一投下目が出来た。
出てくるキャラが多いから凄いごちゃごちゃしてるが、まぁ肩の力抜いて読んでくれ。
設定とか本当にテキトーだからなwww
- 238 :217:2009/03/08(日) 01:00:42 ID:U1Wcz4NFO
- ここは次元の間。次元空間に創られた小さな一室。
部屋に備えられた椅子に座り、一人の少女がため息を吐く。
「皆……来てくれるかな」
少女の名前はオリー。桃色のショートヘアが可愛らしい、普通の少女だ。
ただ、彼女には一般に言われる少女とは異なる点がいくつかある。
「ゼンマイ博士……私に、このスレを救う事なんて出来るのかな」
口から漏れる白い息を見つめながら、少女は一人……顔も知らない客人を待ち続けていた。
――始まりは2006年の冬。
ポケモン板に「ドラえもん のび太のポケットモンスター」というスレが立てられた事から、全てが始まった。
最初は平凡なAAスレであり、一部の者が遊び半分で戯れるスレでしかなかった。
しかしある日、そんなスレで小説を書こうという猛者が現れる。
連載を始めた頃は本当に、本当に地味で、一部の物好きが知る小説に過ぎなかった。
「乙wwwジャイアンそれ強盗www」
それが一人……また一人と読者が増えていき……
「ドラーモンwww」
他の作者による外伝スレが生まれ……
「バーボンwwwクソワロタwww」
偶然建てられたバーボンスレが読者による雑談スレとなり……
「ノートはドS「糞メガネがぁあぁぁww「ルビーと新カントーはライバル同「さよならG(グローバル)S(サンダーウィッチ「おちんちんぴろーん「日清戦争」後ろの童貞卒業乙」
ドラポケという1つのジャンルはその規模を拡大していった。
- 239 :217:2009/03/08(日) 01:06:21 ID:U1Wcz4NFO
- 「約束の時間まで……あと5分」
彼女は、そんなドラポケ小説の一つ「携帯獣」の登場人物が一人だ。
彼女は今、彼女の本来存在する世界とは、全く違う世界に来ている。
ここは現実とWWW、要するにインターネット空間との間。
ドラポケスレの衰退を知ったオリーの養父ゼンマイ博士が、スレの危機を救う為、彼女をこの世界に送り込んだのである。
「私の力ではここまでが限界だ!
作者が少なくなった今、このスレを救えるのは、作者の思いが込められたオリジナルキャラクターであるお前しかいない!
私が呼び掛ければ、きっとお前以外にも同士を集うはずだ!
頼んだぞ、オリー!
スレを救う方法? それは自分の力で見つけるんだ、オリー!」
「それは一番肝心な所だよ……博士」
こうして、カオスな雰囲気とテキトーな設定で物語は始まっていくのだった。
- 240 :217:2009/03/08(日) 01:08:48 ID:U1Wcz4NFO
- 「待たせたな…」
突然室内に扉が現れ、その内から人影が現れた。
「あなたは…!?」
緑色の髪が生えた丸い頭、その頭に着色された温かみのある肌色、そしてその平和的なフォルムに反する凶悪な面構え。
男……いや、そのロボットは高らかに叫んだ。
「俺がこのスレの救世主……疾風様だ!」
――疾風(登場作品:ミュウ)
「あ、あなた、もしかして……ゼンマイ博士に呼ばれて、こ、ここに来たんですか?」
焦りを隠せず、呂律が回らないオリー。それを見て疾風はニヤリと笑う。
「その通りだ、安心しろ。
俺が来たからには、このスレはもう大丈夫だ。
遂に来るんだよ、俺の時代が! もう誰にも地味とは言わせねぇぇぇぜぇぇぇぇぇぇ! ギャハハハハハハハハ!」
「えっ……あ、はい」
焦っていたオリーの思考は、疾風の言葉で急速に落ち着き、もとい冷めていった。
この人大丈夫なのかな、むしろ危ない気がする。
なんて思ったりもした。そしてそれは正しい。
「疾風さん、博士からどの様に言われていますか?」
「俺の登場する小説が連載中のスレがヤバいんだろ?
頼りになる奴とネタになる奴を探していると言ってたが……あの爺、見る目あるぜ。
このスレにおいて、俺ほど頼りになる奴は居ねーからなぁ! ギャハハハハハハハハ!」
「ネタになる奴……」
確かに博士の目は正しいと思うオリーであった。
- 241 :217:2009/03/08(日) 01:12:09 ID:U1Wcz4NFO
- 「……湿気た部屋だな」
その声に気付き、オリーが後ろを振り向く。
そこに居たのは、青い髪をした少年。
オリーと歳の変わらないその少年は、壁にもたれながら部屋の様子を眺めていた。
「いつの間に…!?」
オリーはその少年の侵入に全く気付かなかった。
この少年は強い。一瞬で感じ取れる、そのカリスマ性。
「俺の名はナナシ。爺さんに呼ばれて来た。
ここに来た理由は……言うまでもないだろう」
――ナナシ(登場作品:ギンガ)
「はい、ヨロシクお願いします!」
部屋中に響く程大きな声でオリーは返事をした。
その声に、先程の様な冷ややかな色はない。
「何か待遇の差を感じるんだが……」
疾風は一人呟いた。
「フン、キザな野郎だなぁ。本当に使えるのかよ」
「お前よりはな、肉達磨」
「に、肉達磨どぉわとおおぉぉぉおおお!?」
自分から喧嘩を売って逆上する疾風。なんかもう……言葉が出ない。
オリーは慌ててその喧嘩の仲裁に入る。
しかしナナシは、そんなオリーを片手で抑止した。
「面白い……ここで実力を見ておくのも良いだろう。
おい、肉達磨。お前の手持ちを出せ。ポケモンバトルでケリを付けるぞ!」
- 242 :217:2009/03/08(日) 01:14:25 ID:U1Wcz4NFO
- 「ポケモン?」
「はい、博士から聞きませんでしたか?
この世界には自分の手持ちを一匹だけ持って来れるんですよ?
世界のバランス状、余り強いポケモンは持って来られませんけど」
「なんだそりゃぁあああ!? 初耳だぜぇぇぇぇええ!!!」
心の中で絶望する疾風。
「お前……まさかポケモンを持って来てないのか?」
そんな疾風を見て、ナナシは冷めた声で言った。
疾風の顔に、汗(オイルか?)が滲んでいく。
その顔が焦りで満ちているのに、疑い様はない。
「くくく……ポケモンを持ってない? 違うな……」
しかし疾風は、自信満々にそう言った。そして次の瞬間、室内の雰囲気が一変する。
「この俺にポケモンなんて必要ねぇぇぇぇんだぁあああ!
何故なら俺はッ、出ぇ木杉様の作った最強のからくり何だからなぁぁあああ!!!」
「…………………」
「…………………」
・・・・(^ω^`;)
腕を変形させてサイコガン的な物に変換させる疾風。
それをナナシの方に向けると、彼は大きな叫んだ。
「ごめんなさいと言えぇぇぇぇ! さもないと俺のインペリアルキャノンが火を吹くぞぉおおぉぉぉ!」
- 243 :217:2009/03/08(日) 01:18:02 ID:U1Wcz4NFO
- 「リザードン、火炎放射」
「ぐあああああああああ!」
「ラフレシア、溶解液!」
「のほぁあぁああぁあぁ!」
そんな疾風を、後ろから何者かが襲った。
「うぎぃぃいいいあうあうああああああああ!?」
火だるまになって転げ回る疾風。
「これが本当の火だるま、ってか」
ナナシは一人で静かにそう言って、一人で笑う。
オリーも隠れて笑っていた。
「あー、びっくりしたー。
まさかいきなり戦闘シーンに鉢合わせるなんてねぇ」
「君達、怪我はないか?」
近付いてくる攻撃の主二人。
「あなた達は?」
一人は背の高い銀髪の男、もう一人はオリーより少し年上の少女。
雰囲気からして、どうやら二人は知り合いの様だ。
「私はコウ。ゼンマイ博士に頼まれて来た者です」
「あたしはキキョウ。こっちの銀髪と同じ世界の住人よ」
――コウ&キキョウ(登場作品:ポケモンとのび太とノートと)
「馬鹿野郎……俺は敵じゃねぇ……」
まだ息のあった疾風は、かすれた声でそう言った。
「あれ? もしかしてあのガラクタ……味方だった?」
キキョウは申し訳なさそうにそう問う。
「えっ……とぉ」
「………………」
無言で顔を合わせるオリーとナナシ。
数秒の空白の後、二人を息を揃えて言った。
「いえ、全く問題ないです」
- 244 :217:2009/03/08(日) 01:23:47 ID:U1Wcz4NFO
- 「ふふ、カッチリ約束の時間1分前に到着です。
やはり私の行動には無駄が無……い!?」
衝撃的な事実を知るコウ。
確かにコウは歩くスピードも完全に計算に入れ、完璧な歩行計画を建てていた。
しかし部屋の時計は、既に予定の時刻を2分上回っていたのである。
「なっ、なっなっ何故ぇぇッ!」
コウは自らの頭を抑え、苦しみの叫びを上げた。
「オ、オリーさん! あの時計は、せ、正確ですか!?」
「え、ええ……」
「う、嘘、うウソだぁッ!」
コウは自らの時計に視点を移す。
ここへ向かう前まで、キキョウに貸していた時計は確かに予定通りの時刻を告げていた。
「わわ、私のときぇいは予定通りだ……どどどどうなっている!?」
キキョウの顔を鬼の様な形相で睨むコウ。それに対し、キキョウは手を合わせてさらっと言った。
「ごめんねぇ、あたし細かい時刻合わせとか嫌いだからさぁ」
「カスがッ! 時計も合わせない奴の何処がロケット団と言うんだ!? 身の程を知れ!」
「と、時計位で何キレてんのよ! アンタってデカイくせに心が小さいのね!」
「な、なななななぁ!!!」
余りにくだらない戦いが、今始まろうとしている。
「お、落ち着いて下さい! 二人とも!」
「そ、そうだ……仲間同士で言い争っても意味はないだろ」
今度はオリーとナナシの二人が仲裁に入る。
飛び交う罵倒、殴りかかる二人、宥める二人、忘れ去られた疾風。
――約三十分後。
相当な時間をロスしたが、何とか室内に落ち着きが戻った。
「すいません、取り乱してしまって」
「私も大人気なかったよ、ごめんね、皆」
「仕方ないですよ、こんなグダグダな短編なんですから」
「その通りだ。批判は全て作者に任せて、俺達は好きにやらせて貰おう」
話が本題に戻った事を確認し、コウがオリーに問い掛ける。
「ゼンマイ博士は、呼ぶ人数を貴方に伝えていなかったのですか?」
- 245 :217:2009/03/08(日) 01:28:28 ID:U1Wcz4NFO
- 「……警察官が1人欲しいとは言っていましたね。
あと、新カントー物語という作品に気になる人がいると。
それに、ミュウという作品から絶対に頼りになる憂作という男の子を連れて来るとも言っていました」
「それじゃあ後少なくても3人は味方が居るって事ね。心強いわ」
「だが、もう約束の時間は30分も過ぎている」
「後5分待っても来ない場合……我々だけで出発した方が良さそうですね」
「俺もそう思うぜ(疾風)」
椅子に座って、暫く四人は談笑を続けた。
自分の世界の事……ドラポケの事……作者の事。
様々な事を話す中で、四人は自然にお互いの理解を深めていく。
「どうすれば良いか分からないなら、ドラポケの過去ログを旅して過疎の原因を探す、と言うのはどうですか?」
話の中で、コウはそう提案した。
「あたしは賛成よ、温故知新と言うしね」
「過去を振り返る……か、悪くないな」
「俺もそう思うぜ(疾風)」
「良い案です、コウさんが居て助かりました。
それじゃあ早速、過去ログ倉庫へ移動を始めましょう」
椅子から立ち上がるオリー。しかし突然、その動作をキキョウが遮った。
「待って! 誰かが近付いてくるわ…!」
- 246 :217:2009/03/08(日) 01:34:34 ID:U1Wcz4NFO
- キキョウの言葉を聞いて、メンバー全員が耳を澄ます。
「……笑い声だ」
「味方、ではないですか? 我々の仲間以外この場所には来られないはずでしょう?」
「その通りです……でも……この声」
「味方の声とは思えないわね、不気味過ぎるわ」
「俺、分かったぜ」
「用心に越した事はありません。取り敢えず迎撃の準備をしましょう」
「おい、この声の主、俺は分かるぞ!」
「扉が現れたら、すぐ合図を送れば良いのよね?」
「そして……その合図の方を向いて構える」
「油断しないで下さい、敵は私達の理解を越えた存在かもしれない」
「俺の話を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
どんどん近付いてくる、その笑い声。凄まじい音と共に、現れた扉は一瞬で粉砕された。
「こっちよ!」
キキョウの合図と共に、室内に緊張が走る。
赤い髪の少年がエンテイに乗って現れ、火の粉を上げながら部屋の中央まで滑り込んで来たのだ。
その異様な雰囲気に、早くも戦闘体勢をとる四人。
オリーは少年へ近付いて問う。
「あなたは……誰ですか?」
オリーのその質問に、侵入者に笑顔で答えた。
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ! 僕の名前はゴク!
このスレを救う為に天界から舞い降りた神の使いさ!」
――清姫 極(登場作品:ミュウ)
「こ、このスレに普通の人は居ないの…?」
嘆くオリー。
「まぁ……頑張ろう」
慰めるナナシ。
こんなグダグダで本当にスレの危機を救えるのか!?
何故ゴクが現れたのか!? まだ現れてない仲間達とは!?
そして作者は続きを考え出す事が出来るのか!?
次回、聖闘士オリー「冥王ドラーモン接近編」に続く!
- 247 :217:2009/03/08(日) 01:41:53 ID:U1Wcz4NFO
- 作中の容姿と性格は基本的に登場作品に準じていますが、少しだけ変わってるかも。コウとかw
他にも懐かしいキャラ出していくつもりだから、出して欲しいキャラあったら書いてくれ。
ついでに、フォルテは正体がドラキャラかもだから見送りました。
- 248 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 01:42:45 ID:dz1AqXn20
- やっべえ面白いww
>>247
フォルテって正体空かされてたっけ?
- 249 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 03:17:20 ID:ARhy8jQ5O
- ミュウ投下乙
- 250 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 10:10:53 ID:wnPWMdSnO
- オリキャラ好きの俺にとっては夢のようなメンバーだ、最高ww
じゃあ、ラスボスの側近として鬼畜出木杉が欲しい。出来ればオリーやキキョウと絡ませてくれ
とここまで書いて思ったんだが、鬼畜出木杉はオリキャラとしてカウントされないのかな…?
無理なら名前忘れたけどルビーに出たオリキャラの女を敵でも味方でもいいから代わりに出してほしい
- 251 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 18:20:33 ID:H/G32Fam0
- 「ノートはドS「糞メガネがぁあぁぁww「ルビーと新カントーはライバル同「さよならG(グローバル)S(サンダーウィッチ「おちんちんぴろーん「日清戦争」後ろの童貞卒業乙」
懐かしすぎてうんこ漏らした
- 252 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 22:39:49 ID:ARhy8jQ5O
- 性犯罪者じゃない鬼畜出木杉なんてただの出来損ないのパロキャラに過ぎないだろうが
- 253 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 23:35:43 ID:U1Wcz4NFO
- >>248
いや、雰囲気的にそう思っただけ。
>>250
オーケー。取り敢えず二人とも出してみる。
リンは昔起こった懐かしい騒ぎに絡めて……鬼畜出木杉はモチロン性犯罪者としてwww
- 254 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/08(日) 23:54:06 ID:U1Wcz4NFO
- ――作者の皆さんへ。
今回、皆さんの作ったキャラを勝手に使用してすみませんでした。
今回の短編は、皆さんの作品に対する嫌がらせや中傷を目的とはしておらず、純粋な二次創作に過ぎません。
もし自分の短編で気分を害されたという人は、面倒だとは思いますが、以前使用していたトリップを付けてスレに抗議を書き込んで下さい。
要望、抗議には出来る範囲内で答えます
本当にすみませんでした。
- 255 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 00:05:09 ID:x8B48iE3O
- 一応ここは全年齢板だと釘を刺しておく
- 256 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 00:59:23 ID:cnMGbXQ2O
- このスレに昔からいて、ドラポケを愛してるんだなぁというのが伝わってくるな
>>255
鬼畜出木杉はポケモン板で女キャラを犯してたんだから、過激になりすぎずほどほどにやれば大丈夫じゃね?
- 257 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 08:00:52 ID:x8B48iE3O
- いや、ポケモン板であれを書くこと自体がLRに引っかかる板違いだったから
30年生きててその辺の分別もつかないってのがアレなだけで
- 258 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 10:14:58 ID:cnMGbXQ2O
- そういうもんなのか。ドラポケ来たばっかのころドラーモンが凄いマンセーされてたからいいのかと思ってた
まあ、きっと作者さんが全年齢用の文に仕上げてくれるよ…と、勝手にハードルを上げてみるww
- 259 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 11:30:18 ID:+c+TDg2KO
- 殺し描写→あり
暴力描写→あり
性行為未遂→あり
性行為事後→あり
過度な暴力(虐待など)描写→なし
グロ描写→なし
性行為描写→なし
こんな感じ?
- 260 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/09(月) 12:01:17 ID:cnMGbXQ2O
- 多分15禁はセーフ、グロ含む18禁はアウトくらいじゃないか?
- 261 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/10(火) 20:34:00 ID:Gi8AoxPU0
- オリキャラにこだわらず、各作品(各作者)の一番いいキャラを出して欲しいな
- 262 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/10(火) 21:57:14 ID:e4ELXAoZO
- ジャイアンのガンテツとかか
- 263 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/10(火) 22:01:34 ID:Gi8AoxPU0 ?2BP(820)
- ガンテツはオリキャラ同然
- 264 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/10(火) 22:03:36 ID:Gi8AoxPU0
- Beは気にしないでくれ
- 265 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/10(火) 22:16:23 ID:e4ELXAoZO
- あのガンテツ出たらストーリーが破綻すると思うけどなw
- 266 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 02:57:21 ID:0fX5Hkll0
- 初めて覗いて見たけど、何だよこのスレ。
最高に面白いじゃん、眼の保養になるわ〜ww
今まで覗いた事が無かったのが、本当に勿体無かったよv
- 267 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 12:26:06 ID:g5oVpVn2O
- しばらく投下のない時期があったが、今は少しよくなってきたよな
- 268 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 21:53:36 ID:rQfxNBSCO
- >>267
ただ現状ミュウの人気とプラチナの定期投下に支えられてるのが問題
どちらもスレから消えないだろうからまだ良いけどな
- 269 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 22:09:15 ID:sR5cR9+8O
- 消えないだろうって、作者は奴隷か何かですかそうですか
- 270 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 22:37:06 ID:rQfxNBSCO
- >>269
おいおい……どう捉えたらそうなるんだよ
二人を信じてるって意味に決まってるだろうが
お前みたいな暗い思考の奴が勝手な被害妄想で暴れ出すんだよ
- 271 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 22:45:29 ID:sR5cR9+8O
- そうだね、自分で現状を快方に向かわせるつもりはないけど、ミュウ氏とプラチナに投下させとけば何もしなくてもスレは存続できるからね
- 272 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 22:56:02 ID:rQfxNBSCO
- >>271
それをミュウでもプラチナでもなくお前が言っても何の説得力も無いけどな
お前何様だよ
どうせ逃亡作者かなんかだろう?
そうやって何事も批判してばかりの奴は、結局何にも出来ずに人生を終えるんだよ
- 273 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 23:32:06 ID:g5oVpVn2O
- >>272
無視無視
あのオリキャラの作者にも俺は期待してる。俺も以前短編書いたから作品書くのがどんなに大変かはよく知ってるし、作者には感謝もしてるさ
- 274 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/13(金) 23:45:25 ID:rQfxNBSCO
- >>273
悪い……いちいち因縁付けられるからイライラしてな
各キャラの特徴がよく出てて良いよな
ちゃんと作品を読み込んでいて、このスレが好きな作者なんだなって思う
流石ミュ(ry
警察官=キョーコの登場が楽しみだwww
- 275 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 00:46:28 ID:PLmlF8ssO
- >>272
作者でもないのに説得力がないってまんまお前に当てはまってるがな
- 276 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 00:49:38 ID:LlwRn+HV0
- >>272
逃亡作者だからって批判するのはどうかと思うよ
- 277 : ◆wtriJfTC.Y :2009/03/14(土) 03:20:14 ID:MM+FF45VO
- お久
まだこのスレ続いてんのな
- 278 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 08:15:04 ID:+43YjQuyO
- ワタリ?お久しぶり
- 279 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 08:28:49 ID:xaRQd6mwO
- >>276
逃亡作者だから批判している訳じゃないぞ
読者の言葉を勝手に変な解釈して投げ出す作者が嫌なだけで
「作者を奴隷扱い」とか「何もやってない」とか……
小説書けない奴だって居るに決まってるだろうに……
過疎ったら話題提供する以外どうすれば良いんだよ……
- 280 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 08:30:32 ID:HJMzTey5O
- この酉って以前ばれて、違う酉にしたんじゃなかったっけ
- 281 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 12:23:01 ID:PLmlF8ssO
- 小説が書けないなんて甘えだろ
気に入らない意見に片っ端から噛みついてスレを殺伐とさせたりするくせに、自分が正義だと勘違いしてるID:xaRQd6mwOみたいなのが居るから作者が消えていったとは考えられないものか
- 282 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 13:50:50 ID:HJMzTey5O
- >>281
お前も人のこと言えないじゃん。だいたい奴隷扱いだのなんだの、意見というよりただの悪口だったじゃないか
それに対して、しっかり意見を述べて反論したID:xaRQd6mwOに対してお前が意見ですらない悪口で返しただけにしか見えない
- 283 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 15:14:27 ID:PLmlF8ssO
- スルーすれば良いものをわざわざ構ってやった結果がこのザマというのが分からんのかね
- 284 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 15:18:02 ID:9k/yfn2yO
- >>279
あくまで自分が悪くないと言い張るわけですか、そうですか
どう見たってあれは批判に見える
- 285 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 15:52:37 ID:No03G9XF0
- いったん空気を切り替えようぜ!
ミミズの軽やかな動きには目を見張るものがある
- 286 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 17:31:39 ID:xaRQd6mwO
- >>285には悪いが言わせて貰う
自分の言っている事を変に解釈されてるままでは嫌だ
>>281
書けないのが甘え……ってお前本気で思ってるのか?
俺は小説好きだけど、文章関係はてんで駄目なんだよ
何年も学んだ結果がこれだから、この事実は変えられない
ゲームが好きだからゲームを作れるのか、違うだろ?
いくら好きだって技量が足りない事はある
それを甘えだって言うのなら……お前は絶対人としてどうかしてるよ
更に言うと勝手に勘違いして噛み付いてきたのはそっちだろ
こっちはお前の勘違いを直そうとしただけだ
小学生でも分かる事二度も言わせんなよ……
疲れる
- 287 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 18:02:02 ID:9k/yfn2yO
- >>286
小説を書ける能力が無い、それは分かった。
だからって逃亡した作者に対して、結局何も出来ずに人生終えるはないだろ。
これが批判じゃないなら何なの?
あと>>268もハッキリ言って言い方悪いよ。
人頼りの姿勢が丸見えだしさ。
- 288 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 18:42:31 ID:0bNAHgdWO
- 一言多いんだよな
- 289 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 18:42:37 ID:HJMzTey5O
- もうやめようよ…俺も最初はID:xaRQd6mwOの味方してたけど、
>>285が気遣ってくれたんだから、感謝して終わりにすればよかったと思う
「勘違いされたままはいやだ」って気持ちは分かるけど、そこは我慢して妥協しようよ…
- 290 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 19:16:46 ID:PLmlF8ssO
- 285で流れを止めておけば良かったのに自らが調子に乗ってるのだから救えないな
>>286
ゲームが好きなら、PCさえあればRPGツクールでも使ってゲームを作ればいい
そのための金がないのなら働け、貯金しろ
文章を書く能力がないのなら、初心者用のSSスレに行って何作でも投下してアドバイスをもらってこい
能書きをたれることは出来るのに、それすら出来ないなんて言うつもりはないだろうな?
- 291 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 22:35:36 ID:xaRQd6mwO
- >>287
ちゃんと>>279読んでくれ
俺は逃亡した作者を批判してるんじゃない
「俺は読者から奴隷扱いされてる」とか「読者なんて何もやってないカス」だとか、
勝手な被害妄想で辞めてく奴が駄目だって言ってるんだ
辞めるのなんて自己の自由だ
でも勝手に読者の言葉を歪めて、文句言い散らすなんておかしいだろ
俺はそういう奴に、もっと素直に物事見ろよと言いたいんだ
自分の居場所自分で潰して何になると言いたいんだよ
口が悪いのはすまないと思う……ごめん
つい棘のある言い方してしまうんだ、本当にごめんよ
- 292 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 23:00:27 ID:xaRQd6mwO
- >>289
ごめん……いつも同じ批判をする奴がいるから、今回は納得するまで話したかったんだ
>>290
それすら?お前にとって数ヵ月はかかりそうな特訓がそれすらなのか?
俺は特殊な職に就こうとしてるから分かるが、創作で大切なのは技術だけじゃないんだよ
俺は小説以外に目標がある
だから小説の執筆にそこまで情熱は燃やせない
突っ走れない方向があるのって……甘い事なのか?
小説読むのが好きだから小説書くのに時間費やせられるとは限らないんだよ
努力すれば出来るとか……努力した事のない奴しか言えない言葉なんだよ
- 293 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/14(土) 23:11:08 ID:0bNAHgdWO
- まあ努力には努力する才能と暇が必要ですから。
ってか正直このスレなら最低中学生の作文レベルでも読者に受け入れられるんだし、
連載(?)できる根気と暇が何よりの問題だろうよ
- 294 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/15(日) 00:37:03 ID:JqCFrjslO
- >>292
で、お前は結局自分が気に入らない意見を持つ奴を煽りたいだけなのか?
- 295 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/15(日) 00:52:09 ID:ijv9HPjZO
- そんな言い方ないだろ
てかいい加減不毛だからこの話題終了しようぜ
- 296 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/15(日) 01:50:00 ID:FilMNMBlO
- 何話分書き溜めてから投下したほうがいいかな?
- 297 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/15(日) 08:49:50 ID:3OgzdC9OO
- >>296
初めて投下するなら出来るだけ多く溜めておくのが良いかと
初めに沢山投下すればその分だけ読者からの印象は良くなるよ
- 298 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/17(火) 20:51:44 ID:2QnRD58fO
- 保守
- 299 :主人公 ◆EVlaGYbTRE :2009/03/20(金) 20:13:03 ID:moPGwXcYO
- お久しぶりですまんが浪人が決定してしまった
そのせいで続きが書けそうにない…
本当に不甲斐なくてすまん
- 300 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/20(金) 20:29:19 ID:ImXLFK0K0
- ざまあwwwwwww
- 301 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/20(金) 20:51:16 ID:zrprN4CpO
- だが俺は来年まで待つ!
このスレのことは一旦忘れて勉強にうちこんでくれ!
- 302 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/20(金) 21:26:41 ID:MMOuwVmXO
- >>299
とりあえず受験乙。
人より多くの経験が出来ると思って、元気出してくれ。
まぁ続き書けなくたって、たまにはスレを見に来てくれよな。
- 303 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/20(金) 21:40:53 ID:1KFohZ1jO
- 俺は主人公の続きを読むためならあと1年くらいかるく待つぜ…
- 304 :主人公 ◆EVlaGYbTRE :2009/03/21(土) 00:19:57 ID:VjFxdIN/O
- 温かい言葉、どうもありがとう
続きが書けそうにない、とは言ったが、
浪人は浪人なりに息抜き程度に書いて投下できたら、とは思ってる
気長に待っててくれると嬉しい
- 305 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/21(土) 15:59:40 ID:hWUbzaqxO
- ロッカーがなくなったな
- 306 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/21(土) 17:50:05 ID:Q4Tz/A9KO
- ロッカーの代わりを作ろっかー
- 307 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/21(土) 18:37:08 ID:rnLZjfIE0
- 普通にチャットルームとかでよくないか?
- 308 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/21(土) 18:38:12 ID:rnLZjfIE0
- あ、洒落だった
- 309 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/22(日) 09:48:17 ID:N33xp5z9O
- >>299
頭の悪さが文章から伝わってきてました^^
- 310 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/22(日) 15:56:31 ID:AgxNrbaiO
- >>299
浪人とか生きてて恥ずかしくないの?
なんで滑り止め受けなかったの?
もしかして滑り止めも落ちたの?
- 311 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/24(火) 11:38:25 ID:09s4HGh0O
- ほしゅついでにage
- 312 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/26(木) 00:05:42 ID:lUXN4lGs0
- 規制のせいで…
- 313 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/28(土) 07:15:48 ID:qHi4iGVaO
- ほ
- 314 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/28(土) 08:51:19 ID:AucIonz60
- ■誘致企業と警察の黒い癒着■
鳥取市の誘致企業リコーマイクロエレクトロニクスに
対する疑惑を書いたホームページを作った。
リコーマイクロエレクトロニクスはすぐに鳥取警察署に連絡をした。
警察は父親を呼び出し
「強制入院の手続きを取る。息子さんがかわいいでしょう」と言ったそうだ。
強制入院だと問題を表沙汰にせず処理できる。この時はホームページ閉鎖の脅しにすぎなかったようだが・・・
鳥取市で誘致企業の機嫌を損ねると怖い。
-----------------------------------
リコーマイクロエレクトロニクスにアルバイトに行っていた。 勤務態度不良でリコーのアルバイトをクビ同然で辞めた。
その後、鳥取市のテスコという工場に勤め真面目に働いていた。
「真面目に働いているのはリコーに対する報復(あてつけ?)」という噂でテスコをクビになった。直後、テスコの社長から雇用保険の書類をとりに来るよう泣きそうな声で電話があった。
噂は嘘だと知ったのだろう。
雇用保険の手続きのため職安に行った。職安の次長と相談すると、口止めをされた。職安と会社は連絡を取り合っていたらしい。
しかし噂は狭い鳥取市である程度広がっているようだ。
リコーマイクロエレクトロニクスに電話を掛けた。
「君はうちのような一流企業が組織ぐるみでやったとでも思っているのかね?」
「そんなことはありませんけど」
「じゃあ会社には関係ないじゃないか」
しかし公的機関(職安)も巻き込んだ組織ぐるみの人権侵害の揉み消しである。
- 315 :ドラーモン作大長編 ◆d0eIRsiHgQ :2009/03/30(月) 20:48:26 ID:Yc90urFmO
- 久しぶりだな
- 316 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/30(月) 22:57:47 ID:pvjiRcd+O
- え?本人?
- 317 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/02(木) 23:26:40 ID:waVO0pKs0
- おそらくまるで別人
ところでロッカーの需要はあるのかね
- 318 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/02(木) 23:32:15 ID:I+Dvc0HpO
- 無いよりは確実にあった方がいいって感じじゃないかな
無くてもなんとかやっていけるけどあれば申し分ないってとこだと思う
- 319 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 21:55:39 ID:0If//5Tx0
- なんだか久しぶりになりましたが、投下します
- 320 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 21:57:00 ID:0If//5Tx0
- 「すごいや! これがソノオの花畑かぁ」
「実際に見るとまた違うわね。もう最高だわ!」
しずかの目が嘘のように輝く。
目の前には、とてつもなく巨大な花畑が広がっていた。
見たことも無いくらいに生き生きとしている色とりどりの花が、まるで絨毯のように地面を埋め尽くしている。
その中をアゲハントやミツハニーたちが気持ちよさそうに飛んでいた。
ここはソノオタウン一番の観光スポット、『ソノオの花畑』だ。
彼らは昨日のうちにソノオタウンについていた。
とりあえず、今日は休憩することになったのだ。
しずかが大はしゃぎで花畑の中へ飛び込んでいく。
無邪気な顔を見せるしずかにのび太が見とれていると、ドラえもんはなにやらポケットから取り出した。
蜂蜜のような液体が詰まっているビンだった。
「なにそれ? 新しい秘密道具?」
「違うよ、のび太君。道具は使えなくなってるってこの前説明したじゃないか」
そう言うなり、ドラえもんはきょろきょろとあたりを見回した。
そして何かお目当てのものを発見したらしく、そこへ走っていく。
- 321 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 21:59:21 ID:0If//5Tx0
-
「この木がどうかしたの?」
「ほら、よく匂いをかいでみなよ。とっても甘い香りがするだろ」
確かに、嗅ぐまでもなく甘い香りがする。
しかしのび太は、なんだか不に落ちない表情をしている。
「……それだけ?」
「まぁ見てなって」
ドラえもんは、さっきのビンのふたを開け、なんとその中身を木に塗りたくった。
この木の元々の匂いと合わさり、のび太たちの世界ならその辺の昆虫が集まってきそうだ。
「これは甘い蜜。こういう木に塗ると、ポケモンが集まってくるらしいんだ」
「へぇーっ。どこで手に入れたの? そんなもの」
「君がまだ寝てる朝早くに散歩してたら、この町の店で偶然見つけて買ったんだよ。早起きは三文の徳っていうだろ?」
ことわざなどよくわからないが、のび太が次に放つ言葉は一つだった。
「ねぇ、ドラえもん。その道具僕に貸して!」
「……やれやれ」
まぁやってみたくなるのも無理は無いだろう、と納得してくれたのか、ドラえもんは蜜をのび太に渡す。
のび太はそのビンをしげしげと見つめながらドラえもんに問いかけた。
「これってどれくらいしたら集まってくるのかな? 五分くらいあれば大丈夫だよね!」
「ううん、結構な時間がかかるみたい。ポケモンがよってくるかどうかなんて運任せだからね。
最低でも六時間は待つって説明されたよ」
「ろ、六時間!?」
のび太は素っ頓狂な声を上げた。そして、ふたを閉めてビンをドラえもんに返す。
ドラえもんは呆れたように溜息をつく。
「まぁ、せっかちな君には無理な相談だよね」
「あたりまえだよ、そんなに待ってられないって。……やっぱり僕、その辺を散歩してくるよ」
ドラえもんに別れを告げてきた道を引き返すが、途中でズガイドスがいないことに気がつく。
ポッチャマに聞いて見ても、「知らない」というふうに首を横に振るだけ。
のび太が心配になって探して見たが、ズガイドスはただドラえもんの塗った甘い蜜に引っかかっていただけだった。
その後、ドラえもんに怒られたことはいうまでも無い。
- 322 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:02:18 ID:0If//5Tx0
- 「まったく、「自分のポケモンの面倒はちゃんと見ろ」なんて僕が怒られちゃったじゃないか……」
しかし、ズガイドスは話をよく聞いていないようだった。
なぜなら、「余ったから」とドラえもんに貰った甘い蜜のビンを嘗め回していたからだ。
ポッチャマはそれを呆れたように見つめている。
「甘いものが好きなんだなぁ……」
気を取り直してのび太もなんとなくその辺りを眺めるが、一つ、興味を引く花があった。
赤くて、なんだか他の花とは雰囲気が違うような花だった。
「グラシデアの花っていうんだよ、それ!」
のび太の後ろに居たのは小さな女の子だ。
にこにこしながら、自慢げにその花を指差している。
「昔から、この辺りではありがとうって気持ちをこの花にこめて送ってたんだよ」
「へー、そうなんだ。……僕も一つ貰っていこうかなぁ」
のび太は、せっかくなのでその少女にこの花畑を案内してもらった。
自分の知識を自慢するのが嬉しいらしく、とても楽しそうに口を動かしている。
そんな中、のび太はある人物を見つけ、思わず叫んでしまった。
「おーい、スネオ!」
のび太の叫びにはっと振り向くスネオ。
誰だかわかると、すぐにのび太たちのほうへ歩いてくる。
「ああ、なんだ。のび太じゃないか」
「うん、なんだか久しぶりだね」
少女は、スネオを胡散臭そうな目で見つめる。
「お兄ちゃんのお友達?」
「うん。スネオっていうんだ。とってもお金持ちなんだよ」
ふーん、と女の子はどうでもよさそうな返事をよこした。
「ヒョウタを無事に倒したらしいね。よかったじゃん」
コールバッジに目を留めたスネオは、心底どうでもよさそうにそう言った。
……いや、むしろ競争相手だということを考えるともう少し手間取ってくれればよかったのにと思っているのかもしれない。
「勿論さ。僕のポッチャマが大活躍だったんだ」
しかしそんなことは気にも留めず、誇らしげに答えるのび太。
スネオはそれを見てなにを思ったのか、一つモンスターボールを手に取った。
「じゃあのび太。ここで一回バトルしないか? そのポッチャマの力を見せてくれよ」
「いいよ。受けて立とうじゃないか!」
それを聞いて、女の子の顔がぱあっと輝いた。
「私、ポケモン勝負って始めて見るの。お兄ちゃんたち、トレーナーだったのね!」
「ああ、そうさ。のび太のポケモンなんてあっというまにやっつけちゃうから楽しみにしてるといいよ!」
- 323 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:04:58 ID:0If//5Tx0
- 「僕のポケモンをあんまり馬鹿にするなよ。目にもの見せてやる! 行くよ、ポッチャマ」
ポッチャマは、待ってましたといわんばかりにさっと出てくる。
それを見てズガイドスは残念そうな顔をするが、「すぐに交代するからさ」となだめる。
この状況ではポッチャマを出さざるを得ないと直感的に悟ったのだ。
スネオはにやりと笑みを浮かべ、最初のモンスターボールを頭上に投げはなった。
「来い、ズバット!」
そこに現れたのは、こうもりのような姿をしたポケモンだった。
のび太は「弱そうなポケモンだなぁ」とか思ったが、油断は禁物だと考え直す。
「ルールは2対2。先に全員戦闘不能になったほうの負けだぞ!」
女の子に見守られながら、二人のバトルは開始された。
「ポッチャマ、バブル光線!」
「ズバット、超音波だ!」
二人の最初の指示が同時に響き渡る。
ポッチャマが攻撃に入る前に、ズバットは素早く口を開いた。
「気をつけて、ポッチャマ!」
……しかし、ズバットはただ口を開き、妙な音を出しただけだけのように見えた。
スネオはニヤニヤと不適な笑みを浮かべる。
のび太が異変に気づいたのは、少したってからのことだった。
いつものようにポッチャマは頷かない。バブル光線を出す素振りも見せない。
それどころかふらふらと覚束ない足取りで辺りを駆け回った挙句、地面に頭を打ちつけ始めた。
「ど、どうしちゃったの!?」
「ははっ、やっと気がついたかい? 今の技は超音波。ポケモンを混乱させるのさ!」
- 324 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:08:05 ID:0If//5Tx0
- のび太はもう一度ポッチャマを注意深く観察した。
確かに、これは混乱しているとしか言いようが無い。自分で自分を攻撃して、勝手にダメージを負っている。
油断してはいけないと思っていたのに、さっそくやられてしまった。
「ははっ、どうするのび太。このままじゃ勝手に戦闘不能になるぞ? せいぜい相手を不利にする技の恐ろしさをかみ締めるんだね!」
余裕そうに笑うスネオ。
のび太はこの状況を打開すべく、必死に頭を働かせた。
「混乱……混乱……前にもどこかで聞いたことが……」
暫く悩み、のび太はぱちんと指を鳴らす。
あれはクロガネジムのこと。ヒョウタの言葉を思い出したのだ。
混乱は、ボールに戻せば直るというあの言葉を。
「こないならこっちから行くぞ! ズバット、噛み付く!」
「戻って、ポッチャマ!」
のび太はとっさの判断でモンスターボールにポッチャマを戻す。
そしてズバットの噛み付くを換わりに受けたのはズガイドスだった。
まだ持っていた甘い蜜のビンを放り投げ、勢いよく飛び出したのだ。
「そのまま頭突きだ!」
ズガイドスは、鋭く突きたてられた歯を、頑丈な頭で押し返した。
その指示を聞き、ズガイドスはものすごい力でズバットを吹き飛ばした。
頭突きがクリーンヒットしたズバットは、よろよろと逃げるように上空へと戻る。
「まずい、ここは一旦……」
スネオがモンスターボールを取り出す。
しかし、ズガイドスの攻撃はここで終らなかった。のび太はすかさず次の指示を出す。
「ズガイドス、追い討ち!」
ボールに戻る前に素早くズガイドスが飛び掛り、ズバットに追撃する。
二度も攻撃をうけ、耐えられずにズバットは地面へ落下していった。
「どうだ、スネオ! これで2対1だ!」
のび太は自慢げにスネオに指を突きつけた。
- 325 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:12:07 ID:0If//5Tx0
- 「ちっ、のび太の癖になかなかやるな……」
スネオの顔から余裕が消える。
なんたって、相手にはまだ2匹残っているのだ。ポッチャマの混乱も、ボールに戻って直ってしまった。
スネオとしては、いい経験地稼ぎになると思っていただけだったのだ。
「どっちとも自滅させるつもりだったのに、まさかこんなことに……」
スネオはちらっと自分のモンスターボールを見る。
ボールには、早く自分を出せといわんばかりに目線を送るリオルがいた。
「そうだ、リオルならズガイドス相手に相性抜群だな」
そう呟き、スネオはリオルを出そうとモンスターボールを掴む。
「やいのび太! 勝負はこれからだぞ!」
……しかし、予想外の乱入者によってバトルは中断されてしまった。
「パチリス? どうしたの、一体」
勝負の途中に走ってきて、その雰囲気を破壊したのは一匹のパチリスだった。
全員の視線がそちらに向く。
パチリスはそうとう急いできたようで、疲労のあまりぐったりと倒れこんでしまった。
女の子は急いでそれを抱きかかえる。
「ねえ、そのパチリス、ひょっとして君のポケモンなのかい?」
のび太が問いかけるが、女の子は首を横に振る。
「この子、私のパパが働いてる発電所によく遊びに来るの。でも、こんなになるまで急いでたのははじめて。一体どうしたのかなぁ」
何か思い当たる節があったのだろう。
発電所と聞いて、スネオは取り出しかけたモンスターボールをしまった。
「すまん、用事を思い出した! 悪いがのび太、この勝負は次までお預けだ!」
ズガイドスがつまらなそうに下を向く。
のび太が呼び止める前に、スネオは走ってどこかへ去ってしまった。
- 326 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:14:14 ID:0If//5Tx0
- 「おーい、スネオー! ……行っちゃった」
「……変な人ね」
二人は不思議そうにスネオの背中を見つめるが、次第に興味はパチリスのほうへ移っていく。
きっと、女の子に何か伝えたかったのだろう。
「どうしよう? 僕が一緒に発電所まで様子を見に行ってあげようか」
「ええっ、いいの?」
のび太は「勿論さ」と胸を張って答える。
「花畑を案内してもらったお礼だよ。さぁ、早く行こう」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
しかし、スネオとの決着はまた今度ね、と自分のポケモンに言い聞かせなければいけないのもトレーナーの辛いところだ。
いいところで中断させられてしまったズガイドスに、我に返って混乱していたと気がつくポッチャマ。
二匹とも、納得させるのは少し大変だろう。
苦労しているのび太に向って女の子は言った。
「このビン、ちゃんとゴミ箱に捨てないと駄目だよ。自分のポケモンの面倒はちゃんとみないとね!」
- 327 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:17:15 ID:0If//5Tx0
- 「はぁーっ、危なかった」
スネオは川辺のベンチで休憩を取っていた。
この辺も花だらけだ。さすが花の町ソノオタウンといわれるほどはある。
「きっとあれはギンガ団イベントだったんだよ。このあと、発電所が襲われるのさ」
ギンガ団。この世界に暗躍している謎の組織だ。
ゲームでは、その集団が発電所のエネルギーを奪いに襲ってくることになっている。
リオルはそれを聞いて、講義するような目でスネオを見つめる。
スネオは手で「まぁまぁ」とリオルをなだめた。
「じゃあなんで助けに行かなかったのかって言いたいのかい?」
リオルは頷く。
「そんなの、面倒だからにきまってるからさ。
ま、あの程度のレベルがあればのび太にでもギンガ団くらい倒せるだろ。
ゲームでは簡単だったしね。忠告するまでも無いよ」
納得がいかないような顔をするリオル。
しかし、スネオは重大な勘違いをしていた。
これはゲームではない。失敗すれば、本当に危険だということを……
- 328 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/05(日) 22:18:41 ID:0If//5Tx0
- 投下終了しました。
規制に巻き込まれるのってほんと怖いよね
- 329 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/05(日) 22:32:15 ID:g1KX8hFj0
- test
- 330 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/05(日) 23:45:38 ID:6DR3wuUgO
- 乙。規制だったのか…
微笑ましい描写が多くて顔が綻ぶよ。しかしスネオ、お前…
- 331 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/06(月) 09:41:52 ID:cTdxvdCrO
- プラチナ氏乙。
相変わらず文章が安定してるなぁ……見習いたいww
スネオは他作品に比べてそれほど嫌みがないところに好感がもてました。
これからもがんばってください
- 332 : ◆DXzVKxB5sE :2009/04/06(月) 22:05:07 ID:pfpTGQUpO
- 新人ですが私も投下しても良いですか?
- 333 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/06(月) 23:28:48 ID:b3zzjJH8O
- そりゃもちろん大歓迎だよ
それとプラチナ氏乙。投下してくれてホッとしたよ
花畑の景色とか小説でこんなに上手く読者に伝えられるのってすごいと思う
ストーリーも「よくこういうの思い付けるなあ…」って思わされるところがしょっちゅうあるし
- 334 :ジャイアンの冒険記 ◆DXzVKxB5sE :2009/04/09(木) 21:05:18 ID:nrkMysa7O
- プラチナ氏乙です。初投下します。
- 335 :ジャイアンの冒険記 ◆DXzVKxB5sE :2009/04/09(木) 21:12:09 ID:nrkMysa7O
- #1 プロローグ 晴れたある日のことである。 東京都練馬区のとある空き地で、二人の少年が追いかけっこをしている。 どうやら眼鏡の少年が持っているゲームソフトが事の発端になっているようだ。
- 336 :ジャイアンの冒険記 ◆DXzVKxB5sE :2009/04/09(木) 21:19:45 ID:nrkMysa7O
- ちょっと携帯の電源が切れそうなのでもう少し時間が経ったら投下します。本当にすいません
- 337 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/09(木) 22:51:11 ID:Y5YTU57IO
- ちょっと待て、ちゃんと携帯のメモ帳機能使って書き溜めてから投下してくれ
- 338 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/09(木) 22:52:14 ID:qgmw4t8oO
- もう二度と来なくていいよ
- 339 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/09(木) 23:03:54 ID:Y5YTU57IO
- いや、そこまで言わなくてもいいだろ
ただ、小説書くのに不慣れなら避難所をお勧めする
- 340 :ジャイアンの大冒険 ◆DXzVKxB5sE :2009/04/11(土) 20:10:28 ID:2IuUjmvhO
- ふとしたはずみで携帯壊してしまって修理しないといけなくなったので次から酉変えます。すいません。
- 341 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/11(土) 21:31:25 ID:kr8pIp06O
- >>338が見えないの?
- 342 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/11(土) 21:42:14 ID:t6PgabmqO
- なんでお前はそんな頑なに新人を追い出そうとするんだ
- 343 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:38:55 ID:F19hIZ8F0
- >>340
期待して待ってるよ。
続き投下します
- 344 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:41:13 ID:F19hIZ8F0
- 「風が凄いね……」
「うん。だから、この風を利用して発電してるのよ。ほら、あれを見て!」
女の子が指差したのは、風の力でぐるぐると回っている大きな風車だった。
傍には、『谷間の発電所』と書かれた看板が立っている。
ここはその名の通り谷間にあって、なかなか立派な発電所だ。
風で乱れる髪を押さえながらしずかはのび太の方を向いた。
「じゃあさっそく行きましょうか、のび太さん」
「うん。悪いね、つき合わせちゃって」
「いいのよ、付いていきたいっていったのは私なんだし。本物の風力発電所なんてあんまり見る機会はなさそうだしね」
のび太達は女の子に先導されて入り口の前にやって来た。
特に鍵はかかっていないらしく、ゆっくりと自動ドアが開く。
すると、パチリスが急に女の子の後ろに隠れ、警戒するように辺りを見回した。
「まったく、どうしちゃったの? パチリス……」
「きっと直接見ればわかるわよ。あなたのお父さんはいつもどこにいるの?」
女の子はパチリスをそっと抱きかかえ、二人を案内した。
ポケモン達は既にセンターで回復したので、万が一の場合でも大丈夫だろう。
ちなみに、ドラえもんはまだ甘い香りのする木の下にいる。
「……それにしても、なんだか人がいないね。しずかちゃんはどう思う?」
「確かに静かすぎるわね。人の気配が感じられないわ……」
そう。ここまで誰ともすれ違っていないのだ。
女の子も、やっぱり何かおかしいと言っている。何があったのだろうか。
のび太の中に、言いようの無い不安が湧き上がってきた。
「ここよ。ここの先でいつもパパが働いてるわ!」
女の子指さしたのは普通の扉だった。
しかし、のび太はそこである異変を感じ取る。
「ねえ、誰かの声が聞こえない?」
ドアは結構薄いようで、頑張れば向こうの音が聞こえないことも無かった。
女の子も扉に耳を当てて試してみる。
「……うん。でも、パパの声じゃないわ。なんだか知らない人の声が……」
「ああ、それは私の部下の声なのよ」
「ふーん……えっ!?」
聞き覚えの無い声に、のび太ははっと振り返った。
- 345 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:44:10 ID:F19hIZ8F0
- 「あなたたち、この発電所に何の用かしら?」
後ろに居たのは、隣に強そうなブニャットを従えた赤い髪の女だった。
楽しそうにのび太たちを見つめているが、仲良く会話できる状況には思えない。
しかも、周りは完全に囲まれていた。
十匹のニャルマーが、睨みを利かせながらのび太たちを威嚇している。
パチリスが震えながらも敵意をむき出しにした。どうやら、このことを伝えたくて走ってきたらしい。
背筋がぞっとするのを感じる。のび太は知らず知らずのうちに身構えていた。
「……ねぇ、知ってる人?」
「知らないよ、こんな人たち!」
女の子がのび太に助けを求めようとすがりつく。
しかし、当の本人もそれほどの余裕があるわけではなかった。足ががくがくと震えていて、助けるどころではない。
「私の名はマーズ。
……私達としても邪魔されると困るのよね。ちょっとの間、おとなしくしててもらえるかしら?」
のび太は後ずさろうとするが、後ろは扉で塞がれていることに気がつく。
取っ手を掴んで部屋の中へ逃げ込もうとするが、しずかがそれを静止した。
「駄目よ、のび太さん。この中にもあの人たちの仲間がいるんでしょ?」
「そ、そっか。ありがとう、しずかちゃん」
のび太は自分に言い聞かせた。少し取り乱しすぎだろう。
……クールになれ。頭を落ち着かせるんだ。
炭鉱内でのイワーク戦も二度目のヒョウタ戦も、そうすることで切り抜けられたじゃないか。
クールになったのび太は赤い髪の女をきっと見据えた。
「い、一体、な、何が……」
「あなたたちは何者? 一体何の目的でここに来たの? それがわからないと、おとなしくなんてしてられないわ!」
- 346 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:47:26 ID:F19hIZ8F0
- しずかの言葉に、「あぁ怖い」とおちょくる様な反応を示す赤い髪の女。
「目的? そうね、ちょっとこの発電所を利用して膨大な電気エネルギーを得ようと思ってね。まぁそんなワケでそこの君のお父さん達には働いてもらってるわ」
女は、極悪そうにニタリと笑みを浮かべる。小さい子が見たら泣き出してしまいそうだ。
実際、女の子は今にも泣きそうにのび太にしがみついている。
のび太はそんな女の子を見ていられなくなった。
そして震える足を押さえ、勇気を振り絞って指を赤い髪の女に突きつける。
「なんだか知らないけど、そんな理由で無理やり人を働かせるなんて許せないよ!」
そう言うと、のび太は手にモンスターボールを構える。
それを見て赤い髪の女はせせら笑った。
「あら、私と戦おうって言うの? ふふっ、面白いじゃない」
赤い髪の女が合図すると、ブニャットが前に出てくる。
のび太は怖気づきそうに鳴るも、ぐっと堪えた。
ここまで言って退いたらかっこ悪いと自分に言い聞かせたのだ。
「頼むよ、ポッチャマ!」
モンスターボールから飛び出たポッチャマは、臆することなくブニャットに睨み返す。
その目には、『強そうな対戦相手』としか映っていないのだろう。
「ポッチャマ! 距離をとってバブル……」
「猫騙しよ」
のび太が指示を言い終わる前に、ブニャットが素早く接近する。
そしてポッチャマは見事な猫騙しをくらい、目をつぶって怯んでしまった。
「ポッチャマ、懐に突っ込んで嘴で突くんだ!」
「催眠術」
ブニャットの目が妖しく光り、ポッチャマを眠りの世界にいざなう。
そのままぽてっと地面に倒れこみ、無防備な状態になってしまった。
敵の前でいびきを上げながら寝ている自分に気がついたら、プライドの高いポッチャマは確実に機嫌を悪くするだろう。
「ああっ、ポッチャマ!」
「アハハハ、所詮そんなものなのかしら? 大したことないじゃない!」
のび太は唇をかみながら、やむをえずポッチャマをボールに戻す。
……完全に遊ばれている。手も足も出ないなんて。
しずかがのび太の手を掴んだ。
「逃げましょう、のび太さん。私たちの実力で適う相手じゃないわ!」
「でも……」
しずかは無理やりのび太の手を引っ張り、出口へ向って走り出した。
女の子とパチリスもそれに続く。
悔しさを誤魔化すため、のび太はモンスターボールをぎゅっと握り締めた。
- 347 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:50:00 ID:F19hIZ8F0
- 「……」
のび太達は必死に逃げ回り、今は大きな機械の陰に身を隠していた。
途中の通路で挟み撃ちにあい、唯一の逃げ道であるこの部屋へ逃げ込んだのだった。
そしてとっさにドアを閉め鍵をかけて立てこもるが、出るに出られない状況になってしまったというわけだ。
ドンドンと何かを叩く音が聞こえる。きっとニャルマーたちが体当たりでドアを破壊しようとしているのだ。
のび太はその音が聞こえるたびに、自分の心が少しずつ弱くなっていく気がした。
「あの人、私たちを捕まえる気みたい。どうしましょう?」
「どうにかして逃げるしかないよ。……そうだ、窓は?」
カーテンが日光を遮っていたので今まで気がつかなかったが、のび太たちの後ろの壁には小さな窓がついていた。
ここから外へ出られれば、と思ったのである。
しずかはこっそり外の様子を見るが、溜息をつきながら首を横に振る。
「だめ、窓の外もニャルマーが見張ってるわ」
「そんなぁ……」
既にこの部屋の周りは包囲されていた。
のび太は落ち込むが、隣でパチリスを抱きしめながら俯いている女の子を見て口を閉じる。
この子を不安がらせてはいけないと、自分を叱ったのだ。
「のび太さん、この子の力を借りたらどうかしら?」
しずかはボールから一匹のスボミーを出した。のほほんとしたおとなしそうなポケモンだ。
そして、図鑑を見せながら説明する。
「スボミーは眠り粉を覚えてるの。これを使えば、ニャルマーたちの動きを止められるハズよ」
眠り粉。その名の通り、相手を眠らせる草タイプの技だ。
のび太はそれを聞いて、ボールからズガイドスを呼び出す。
「コイツにドアを向こう側へ吹き飛ばしてもらおう。それで、怯んだニャルマーに痺れ粉を撒きながら逃げるっていうのはどう?」
「ちょっと強引だけど、それでいくしかないわね」
するとしずかは立ち上がり、さっそくドアに駆け寄った。
作戦がきまったなら、迷ってないで早く実行に移そうというわけだ。
時間はあまり残されていない。ドアはみしみしと音を立て、今にも外れそうだ。
……いや、破壊しようとしているほうからすれば逆に幸運なのかもしれない。
「じゃあ、三つ数えたら行くよ?」
「ええ、お願い。女の子は私に任せて!」
ズガイドスはいつでも飛び出せるよう、体制を整える。
パチリスも協力してくれるらしく、体に電気をため始めた。
「3……2……1……今だ!」
- 348 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:53:27 ID:F19hIZ8F0
- 頭突きとスパーク。二つの攻撃が、ニャルマーごとドアを勢いよく吹っ飛ばした。
数で劣っていても力では二匹のほうがが上だったらしく、のび太はズガイドスの力強さをあらためて実感した。
部屋の外に出たのび太たちは、急いで出口へかけていった。
「スボミー、痺れ粉よ!」
黄色い粉が通路に充満し、ニャルマーたちは麻痺状態にされてしまった。
巻き込まれたら元も子もないので、急いでその場を離れる。
「うまく行ったね。そのスボミー、すごいよ!」
「いいえ、のび太さんのズガイドスこそ。本当に力持ちだわ!」
お互いのポケモンを褒めあう二人。
自分たちを追っているポケモンは全て眠ったので、少し安心できたのかもしれない。
しかし、相手はそこまで甘くなかった。
「うげっ!」
のび太は変な声をあげてしまう。何かに思い切りぶつかったのだ。
「のび太さん、大丈夫!?」
それを見てしずかと女の子も足を止める。
なにやら、見えない壁が通路を塞いでいるようだった。
その向こうでは、銅鏡のような姿をしたポケモンがじっと三人をみつめていた。
「きゃあっ!」
彼らの後ろで窓ガラスが割れる音がする。
空気が入れ替えられて、通路の眠り粉は外へ吐き出されてしまった。
こつこつと靴の音をたて、誰かが歩いてくる。
「ご苦労様、ドーミラー」
のび太たちが後ろを振り向くと、そこには勝ち誇ったように笑うマーズがいた。
そう、まんまと追い詰められてしまったというわけだ。
「今のは光の壁。よく逃げたけど、ここまでよ。観念してもらおうかしら!」
- 349 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 22:57:03 ID:F19hIZ8F0
- 「そっ、そうはさせない。僕が相手だ!」
のび太は二人をかばうように前に出た。
それを見てマーズは極悪そうな笑みを浮かべた。
「私はやめておいたほうがいいと思けどね。さっきこの子の強さはわかったでしょう?」
ブニャットが迫りよる。
女の子はそれを見て、震えながら目をつぶった。
「どうしよう。これじゃあみんなやられちゃうよ……」
「落ちついて。のび太さんなら、きっとなんとかしてくれるわ」
後ろから女の子をなだめるしずかの声が聞こえる。
しかし、確かに女の子の言うことも一理あった。
相手のブニャットの素早さ、そして的確なトレーナーの指示。
さっきと同じことを繰り返したら、その時点でのび太の負けになってしまう。
「ええい、考えてても始まらない。頼む、ズガイド……」
ボールを掴もうとするのび太だが、目の前にパチリスが飛び出してきた。
パチリスはのび太のほうを見つめる。
「ひょっとして、戦ってくれるの?」
頷き、ブニャットのほうを向くパチリス。
女の子を守りたいという気持ちが強かったのか、おびえながらも勇気を持って立ち向かっていた。
「今度はその子? あんまりブニャットを甘く見てると後悔するのはそっちよ?」
マーズがニヤニヤと煽ってくるが、のび太は気にせずパチリスに指示を出した。
ポケモン図鑑を開き、覚えている技を確認する。
四つの技のうち、とりあえず便利そうな技を選んでみる。
「パチリス、影分身だ!」
パチリスが素早く動き、残像で何匹もいるかのように見せかける。
ブニャットはそれに惑わされ、攻撃の対象を見失ってしまう。
「いいぞ、パチリス! そのままスパーク!」
迸る電気を身にまとい、パチリスは素早い身のこなしでブニャットに突っ込んていった。
しかし、マーズはニヤリと笑みを浮かべただけだった。
「残念だったわね。ブニャット、つばめがえし!」
ブニャットは周りの分身ごとパチリスに攻撃する。
目にも留まらぬスピードだ。避ける暇も無く、パチリスは大打撃を負ってしまった。
地面に叩きつけられ、痛みそうにうめき声を上げる。
- 350 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:00:59 ID:F19hIZ8F0
- まだポケモンバトルに慣れきっていないのび太だが、そんな彼にもわかることは一つだけあった。
「まずい、あと一撃でも受けたらパチリスが持たない……」
のび太は、この実力差を埋める方法を必死に考える。
でもパワーでは圧倒的に向こうのほうが上だ。いくら影分身でかく乱してもつばめがえしでやられてしまう。
必死に図鑑を見るのび太を見て、マーズはからかうように言った。
「もうやめればぁ? そんな弱そうなポケモンじゃ話にならないわよ」
しかし、のび太は言い返した。
「そんなことない!」
思えば、パチリスは発電所に来たときから怖がっていた。
しかしそんなパチリスでも、今はこうして勇気を振り絞って頑張っている。それを否定するわけには行かなかった。
「パチリスだってまだ諦めてないんだ。僕が諦めるわけには行かないじゃないか! 弱そうだなんて言わせな……」
しかし、そこでマーズのいった言葉がひっかかる。
弱そう……のび太がズバットの外見に対して抱いた感想だ。
しかし、ズバットはのび太のポッチャマを追い込んだ。それは何故だろう?
のび太の中に、スネオの言葉がよみがえってくる。
――せいぜい相手を不利にする技の恐ろしさをかみ締めるといいよ!――
「……そうか!」
のび太はこのパチリスの情報をよく見て、一瞬で理解した。
自分が今まで気にも留めなかった技が、このパチリス最大の長所であったのだ。
そして、希望が満ちてきたようにマーズのほうを見る。
「勝負はまだ終っちゃいない。いくよ、パチリス! 電磁波だ!」
パチリスの放った電磁波がブニャットを直撃する。
しかし、ダメージを与えた様子は無い。
からかわれていると勘違いしたのか、マーズは怒鳴った。
「そんな弱いポケモン、さっさと沈めてあげなさい! ブニャット、つばめがえし!」
しかしブニャットは動かない。いや、動けないでいた。
今度はのび太が笑みを見せる番だった。
- 351 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:05:47 ID:F19hIZ8F0
- 「ブニャットは麻痺して動きが鈍ってるんだ。今だパチリス。甘える!」
パチリスに甘えられ、ブニャットは戸惑ったような表情をみせる。
のび太はすかさずモンスターボールを手に取った。
「下がって、パチリス。……頼むよ、ズガイドス! 頭突きだ!」
勢いよくズガイドスが飛び出し、そのまま渾身の頭突きをかました。
ブニャットは激痛のあまり膝をついた。ズガイドスの攻撃力は伊達じゃない。
「あたしのポケモンに何すんのさ! もう許せない、ブニャット、シャドークローよ!」
マーズはさっきとは比べ物にならないくらいの形相で叫んだ。
ブニャットの爪が紫色に光り、ズガイドスに襲い掛かる。
「受け止めるんだ、ズガイドス!」
「無駄よ、ブニャットのパワーを耐えられるわけが無いわ!」
ズガイドスはその頭でブニャットのシャドークローを思い切り受ける。
しかしその体格の差からして、誰もがズガイドスの負けだと思った。
さすがのズガイドスとはいえ、基礎的な攻撃力ではマーズのブニャットのほうが上だった。
「駄目よ、のび太さん。ズガイドスが!」
「……大丈夫。きっと耐えられるよ」
その言葉どおり、ズガイドスは見事に攻撃を跳ね返した。
ブニャットもさすがにまずいと思ったのか、交代しようとする。
だが、その隙を逃さないわけは無い。のび太は最後の指示をさけんだ。
「いまだ、ズガイドス! 突進!」
ズガイドスの一撃が炸裂し、ブニャットはまた膝をつく。
そして体力も限界だったのか、とうとうその身を地に伏した。
「ぶ、ブニャット! ……どうして私のブニャットが力の押し合いで負けたの?」
「さっきあなたが馬鹿にしたパチリスのおかげだよ。甘えるの効果でブニャットの攻撃力が下がってたんだ」
反動でダメージを受けてよろけるズガイドスをささえ、のび太は答える。
「甘える」は、相手を油断させて攻撃力をがくっと下げる技だった。
- 352 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:09:53 ID:F19hIZ8F0
- 「子供に負けるなんて、少しおふざけが過ぎるとは思わないか?」
マーズの後ろから、一人の老人が歩いてきた。その後ろを、なんだかステキな髪型の人々がついてくる。
冷たい目線でこの光景を眺めると、老人は呆れたように溜息をついた。
「うるさいわね、偉そうに。まだまだブニャットは戦えるわよ!」
その声と共に、ブニャットはむくりと起き上がる。
結構なダメージを負わせたようだが、それでもまだ倒れなかった。
「そんな、まだ戦えるなんて……」
絶望的な呟きがこぼれた。ズガイドスもさっきの押し合いで相当疲れている。
さらに相手はまだ何人もいる。このまま消耗していけば、やがて負けてしまうだろう。
……しかし、予想とは裏腹に、ブニャットはボールへ回収される。
そしてマーズはそのボールを突きつけ、きょとんとしているのび太にこう言った。
「今回は見逃してあげる。でも、次にあった時は容赦しないわ。覚悟しときなさい!」
負け惜しみというわけではないことはわかっていたので、のび太は何も言い返さなかった。
パチリスは緊張が解けたように気を失ってしまった。
「あの人、自分のブニャット以外には本当に興味が無いのね……」
しずかは、マーズのかわりに麻痺してるニャルマーたちを回収する下っ端たちを見てそういった。
「だって、今のブニャットだってこの子達と同じ状態になってたわけでしょう? バトルに詳しくなくっても、普通は気がつくわよ……」
しずかは、なんだか悲しそうな顔でパチリスの頭をなでた。
- 353 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:12:05 ID:F19hIZ8F0
- その後のこと。
のび太たちは、発電所の前で警察に事情聴取を受けていた。
しばらくしてやっと開放されると、後ろから誰かが話しかけてくる。
そこにいたのは、コトブキでのび太と会った国際警察のハンサムだ。
「やぁ、また会ったね。あんな強い奴に勝つなんて凄いじゃないか」
「いや、別に勝ったわけじゃないんですよ……」
元気なさそうにそう答えるのび太だが、「そんなに謙虚にならなくていいよ」と肩をたたかれる。
普段あまり褒められないので、その言葉はなんだか嬉しかった。
そして少し悩んだ挙句、ハンサムは真剣な目つきでのび太を見る。
「いい機会だから、君たちにも話しておこうか。
奴らはギンガ団。何をたくらんでいるのかは知らないけれど、人のポケモンを奪ったりする犯罪集団なんだ。
奴らはいつどこに現れるとも限らないからね。注意しておいてくれよ」
それだけ言うと、ハンサムはほかの警察官たちと一緒に発電所のほうへ行ってしまった。
することが無くなったのび太達は、ひとまず休憩できる場所を探した。
「あの木の下がいいんじゃない?」
というしずかの提案で、そこまで重たい体を引きずるようにして歩いていった。
のび太の中にどっと疲れが沸いてきて、草の上に寝転んでしまう。
空はもう赤く染まっている。ヤミカラスが鳴き声を上げながら飛んでいた。
「まったく。今日は一日ゆっくりできると思ったのに、とんだ災難だったよ……」
「本当よね。まぁでも、のび太さんかっこよかったわよ」
それを聞いて、のび太の顔がみるみると赤くなった。
「そ、そうかなぁ……」
「ええ。パチリスちゃんも頑張ってくれたしね」
しずかになでられると、パチリスは気持ちよさそうに目を細める。
そんなほほえましい光景を眺めながら、のび太はあの老人の言葉を思い出していた。
「これだけの電気エネルギーが集まれば、何か凄いことができる。この天才、プルートにはよくわかるよ!」
あの後、プルートはマーズとそんな事を喋りながらさっさと帰っていった。
目的が達成されたからあそこで引き下がったのであろう。
もちろん発電所の人たちも無事で、一件落着と言うわけだった。
女の子はとても嬉しそうな顔で何回ものび太たちにお礼を言っていた。
しかしどうにもその言葉が引っかかる。しかし考えても無駄なようなので、のび太は思考を停止した。
- 354 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:15:46 ID:F19hIZ8F0
- 「さ、のび太さん。早くポケモンセンターに帰りましょう? ドラちゃんが心配してるわ」
「そうだね」
重い腰を上げてゆっくりと歩き始めるのび太たちだが、後ろから何かが付いてきた。
振り返ると、そこにいたのはさっきのパチリス。何かを訴えるような目をしている。
「ひょっとして、のび太さんに付いていきたいんじゃない?」
「そうなの? パチリス」
パチリスは頷く。よーし、とのび太はモンスターボールを手に取った。
のび太の三匹目の仲間ができた瞬間だった。
「でも、あの時逆転できたのは、実はスネオのおかげだったんだよね」
「え? スネオさんが?」
「うん。このパチリスが飛び込んでくる前、丁度スネオとバトルしてたんだよ。
その時のスネオの戦略を覚えてたから、このパチリスのことに気がつけたんだ」
のび太は遠い目をした。
「うん。影分身は昔アニメでみて「うわぁかっこいいなぁ」とか思った記憶が残ってたんだけどさ、
甘えるとか電磁波とかって地味そうで全然考えても見なかったんだよね。」
へぇーっと感心するように相槌を打つしずか。
のび太が、「でも」と、笑うように話しかける。
「スネオの奴、発電所って聞いたとたん「用事を思い出した」ってどっか行っちゃってさぁ。
運がよかったんだね、こんなことに巻き込まれなくて」
それを聞いて、しずかはきょとんとした顔で尋ねる。
「……え? 何も言わないで行っちゃったの?」
頷くのび太。そして、思い出したように
「あぁ、「勝負は次に預けとく」っていってたっけ。僕もポッチャマたちに負けないよう頑張らないとね!」
と付け加えると、すぐに話題を変えてしまった。
しずかは眉間にしわを寄せ、一瞬、何かを考えるような素振りを見せる。
「案外、まだドラえもんは甘い木の下にいたりしてね!」
しかし能天気なのび太は、それに気が付かず、笑いながら喋っていた。
- 355 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/04/11(土) 23:19:11 ID:F19hIZ8F0
- 投下終了です。
どうでもいいけど、今になって野生のヤミカラスがプラチナに出てこないことに気がつきました
- 356 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/12(日) 00:38:15 ID:MOQNEUrYO
- 乙。痺れ粉だか眠り粉だか分からないww
ヤミカラスはまあ、風景に出るくらいべつにいいんじゃないか?
それよりストーリーの組み立て方に毎回感心するわ…参考になる
- 357 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/13(月) 16:54:35 ID:ZUilqqgbO
- 乙。俺も別に構わないと思う
それより、ゲーム形式じゃないからこその巧妙な戦法がぶつかってて、読んでいて面白いと感じた
- 358 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/14(火) 08:55:29 ID:2W/HJY+rO
- 誰かwiki作れカス
僕は携帯だからやりませんけどね^^
- 359 : ◆C1aEnJaUS2 :2009/04/17(金) 23:05:55 ID:QrL9lNG3O
-
- 360 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/24(金) 19:23:52 ID:27VTzBkFO
- 念のため保守しとく
- 361 :ゲーム好き名無しさん:2009/04/29(水) 12:48:44 ID:xr2wOVKcO
- でさきからほしゅ
- 362 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/03(日) 12:39:30 ID:pAwzLMKdO
- ガッチリ保守
- 363 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/08(金) 18:36:44 ID:B1+/gXDdO
- 金銀リメイク発売決定記念保守
- 364 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/15(金) 18:00:21 ID:TUzN5sHqO
- 誰もいないのか?
- 365 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/16(土) 03:38:15 ID:ldtBFqtFO
- 新人ですが、内容に賛否ありそうなので様子見してたのですが
人も少なくなってきたので後日投下してみようと思います
- 366 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/16(土) 09:46:05 ID:Xvx8eg+BO
- 待ってるぞ。最初は色々言われるかもしれないけど、
「悪いところを指摘してくれてる批判」と「ただの叩き」を見分けられれば傷つかず続けられるから頑張れよ。応援する
- 367 : ◆OVcEruNBe6 :2009/05/16(土) 14:28:44 ID:qAoHS3I2O
- 久々に見に来たけど、まだ投下してる人いたんだね
- 368 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/17(日) 12:51:55 ID:5l4ye5rvO
- >>367
誰だよお前
- 369 :339:2009/05/17(日) 15:45:19 ID:du9QqZHqO
- >>367
煽るだけなら帰ってくれ
- 370 :369:2009/05/17(日) 15:46:16 ID:du9QqZHqO
- 名前欄は気にしないでくれ
- 371 : ◆OVcEruNBe6 :2009/05/17(日) 20:04:04 ID:Vj6Igk3cO
- 別に煽りに来たわけじゃないんだけど
- 372 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/17(日) 20:13:07 ID:CHepy8KqO
- その酉はなんだ
元作者か?なら名乗れ
- 373 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/17(日) 20:21:39 ID:du9QqZHqO
- >>371
誰?
- 374 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 06:24:09 ID:No6mC/FiO
- 赤髪のトリだろ
- 375 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 16:08:41 ID:TGUVh1U1O
- 赤髪氏って酉曝してたっけ?
- 376 : ◆pXSMZkovvI :2009/05/18(月) 17:03:07 ID:99O0LG9jO
- だから本物だって
ギンガの酉出せば確実かな
- 377 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 18:13:06 ID:S8rRgK4DO
- ギンガの酉って誰かが見つけてなかったっけ
- 378 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 19:22:36 ID:TGUVh1U1O
- でも本物っぽいな…名無しじゃなく酉出して来たのには何か意味があるのか?
ギンガの続きを投下してくれるとか、ロッカーを作り直してくれるとか…どっちも俺待ってるんだが
- 379 : ◆OVcEruNBe6 :2009/05/18(月) 20:38:47 ID:99O0LG9jO
- 出てきた意味は別にないよ
ギンガはともかくロッカーはすぐ作れるけど、もうロッカーは作らないほうがいいんじゃないかな
- 380 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 23:28:35 ID:TGUVh1U1O
- そうか
新作の予定も無いのか?
- 381 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/18(月) 23:57:26 ID:99O0LG9jO
- 新作書くくらいならギンガの続き書くかなぁ
- 382 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/19(火) 00:18:08 ID:MKY43RhZO
- それを聞いてホッとした
ならそっちの気が向くまで、何年でも気長に待たせてもらう
- 383 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/22(金) 18:52:05 ID:UkyWoCkfO
- 保守
- 384 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/24(日) 10:18:31 ID:vWgUiNeVO
- なんかさすがに不安になってきたなぁ…生存報告だけでも聞きたいものだ
- 385 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/29(金) 21:52:02 ID:r6JttV50O
- 最近は避難所の方が盛り上がってるな
- 386 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/06/02(火) 22:19:05 ID:CdleM8L1O
- 長く音沙汰なしで本当にごめん…。
当分の間このスレには帰って来れないと思うから、最後に書き込んでおくね。
短編も、本編も……中途半端な所なのに、自分の力不足でこんな結果を招いた事を、本当に申し訳ないと思う。
ごめんね…。
最近、頭が上手く回らなくて、自分の頭の中の話が文章に出来ないんだ。
書こうと思っても、文が続かない。
雑音ばかりが頭に響いて……。
おそらくは俺の容量にはもう空きが無いんだと思う。
ずっと、弾けそうで、ぷかぷかぷかぷか。
どれだけ周りの人が大切なのかとか現実の厳しさ残酷さを脳髄にぐりぐりっぐりゅ。
もう俺というは存在じ
- 387 :ミュウ ◆cAII3gBk5. :2009/06/02(火) 22:29:11 ID:CdleM8L1O
- やっぱ駄目だな…。
俺は絶対に戻ってくるし、絶対に逃げたりしないよ。
今はただ応援して欲しい。
もう2年半になるんだもんね、このスレが立ってから。2年半。
今の俺に説得力はないかもしれないけど、俺は本当にこのスレが大好きだから。
最後まで諦めたくないから。
これだけは信じて欲しい。
- 388 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/02(火) 23:59:18 ID:B1xO7pjHO
- ミュウ…辛そうだな…ロッカーがあれば思う存分語り合えるんだが…
とりあえず、そんな思いつめないでくれよ…
俺はたまに生存報告さえしてくれれば、投下自体は何年でも待つからさ…
- 389 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/03(水) 00:47:39 ID:F23DwIHzO
- ちょっ…大丈夫か?ミュウは現作者では一番馴染み深い作者だから、さすがに心配になるぞ
あまり無理せずに…というかそんなに辛いなら作者を引退してもいいんだから、ここを去るとか淋しいことはやめてくれ
- 390 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/04(木) 08:56:35 ID:A3Koy0heO
- ついに現行作者全滅か、長かったな
- 391 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/04(木) 20:07:34 ID:gDuFdr/yO
- まだだ…まだプラチナがいる。それに主人公も来年復帰するはずだ
避難所でもGTが精力的に投下してるしな
- 392 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/10(水) 16:47:24 ID:ViEuhY/UO
- >>391
プラチナはもう最終投下から二ヶ月経ってるが?
GTや短編も避難所だから関係は薄いし、主人公に至っては来年も残ってる保証あるの?
無いとは言えないけど、もう少し現実味のある考え方しようよ
- 393 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/12(金) 19:35:34 ID:EaT8TqeBO
- kssr
- 394 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/16(火) 20:19:05 ID:Qs08xrwTO
- とにかく保守
- 395 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/18(木) 16:47:24 ID:gh2Yf4glO
- 正直ここの人達は、どういった感じの作品を求めてるのだ?
- 396 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/18(木) 21:56:50 ID:WodblplLO
- 投下が来ればなんでも嬉しいが、出来ればドラえもんメンバーが冒険の中で成長するのとか…かな
あと、戦術とか凝ってるやつ
- 397 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/19(金) 22:31:40 ID:qqFCoqVeO
- オリキャラが出なくてドラキャラがキャラ崩れすることもなく、なおかつ投下が早く勝負も単調じゃなくて凝っているもの
矛盾とかあったら、まずぶっ叩かれるから注意
でも内容が良ければ好き勝手できる
- 398 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/20(土) 08:25:01 ID:kbrzMuctO
- 俺は、ある程度こだわりを持ってやってくれればいい
- 399 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/20(土) 13:02:37 ID:y8gWv0UY0
- 過疎
- 400 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/22(月) 07:43:48 ID:9Db2KWfGO
- ジャンルの話してるならレンジャーをお願いしたい
- 401 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/25(木) 19:16:25 ID:MUhwkF0IO
- >>395
作者になってくれるってことか?
- 402 :ゲーム好き名無しさん:2009/06/28(日) 01:10:32 ID:CVXP+UsAO
- 保守
- 403 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/01(水) 01:24:20 ID:pc7corbD0
- つまんねえんだよ糞ども
- 404 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/04(土) 20:52:54 ID:klBqWMZAO
- >>403
じゃあ面白いの書いてみろ
- 405 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/06(月) 15:36:48 ID:GUZlx2RjO
- 懐かしいなぁo(^-^)o
以前挑戦者っていうの書いてた者です(^-^)v
- 406 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/06(月) 22:08:30 ID:KZU0zyouO
- ふーん。もう書く気無いからそういうこと言うんだよな
- 407 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/07(火) 22:06:45 ID:MlPqjzpGO
- リメイク金銀さえくれば……!きっと……!
wikiの挑戦者のページ、何回分か抜けてるな。
- 408 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/07(火) 22:12:38 ID:liuDdWoF0
- のび太「いけ!ドラえもん!」 ドラえもん「ふんがー!」
- 409 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/08(水) 00:13:31 ID:BFjEiMenO
- そういやドラえもんをポケモンと間違える話もいくつかあったなあ
- 410 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/12(日) 13:36:44 ID:8a7/A5Y6O
- しかしよく落ちないなこのスレ
- 411 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/13(月) 12:45:16 ID:vqctWWoAO
- 書く気も無いのに保守だけしてる無能がいるからだろ
小説スレ(笑)って体を取ってるのにこのザマじゃ、みっともないから早く落とした方がいいのに
- 412 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/15(水) 01:00:46 ID:ji190GyNO
- 久しぶりに覗いたな
セカンドっていうキチガイのフリしてドラーモン煽った日々が懐かしい
- 413 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/15(水) 22:28:13 ID:d9dssbPkO
- >>412
セカンドが事あるごとに叩かれて、庇う度に俺まで叩かれてたのはお前のせいだったのか
というかそもそもこのスレが廃れた原因はお前にある。償えクソ野郎
- 414 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/16(木) 17:19:45 ID:t+twn/K5O
- >>412
2ちゃんでもここまで根性の腐った奴は初めて見た
他人をかたって荒らした挙げ句にそれを楽しんでるとか人間のクズだな
- 415 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/16(木) 20:31:38 ID:z1eWFkaVO
- セカンドは重罪人だったから、何かあると真っ先に疑われる立場だったしな
ドラーモンがこいつのせいで消えたと思うと腹立つな
あとセカンドを許す気は無いが、さすがに少し同情する
- 416 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/16(木) 22:21:41 ID:DajUdRxBO
- >>413-415
こういう煽り耐性の無いバカは、それが余計に火種を大きくした事にも気付かないくらいバカなんだろうな
- 417 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/17(金) 00:06:30 ID:rAOcNsLAO
- >>416
そのバカを煽ってさらに火種を大きくしてしまうバカもいるみたいだけどな
- 418 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/17(金) 16:52:08 ID:dbQfx0DvO
- >>417
その馬鹿を(以下無限ループ
- 419 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/17(金) 17:31:30 ID:fsTOSP8LO
- つーかセカンドは自分でドラーモン叩いたって認めてるじゃん
- 420 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/17(金) 20:40:07 ID:rAOcNsLAO
- >>419
それに乗っかってセカンドのふりして叩いたんだろ
- 421 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 01:32:41 ID:vp3Q2TQpO
- 火種を投下すると糞スレでも少々伸びるんですね^^
ちなみに私、以前パパドラっての書いてました^^
被害の来ない避難所で本スレ荒れるの見るのおいしいです^p^
- 422 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 01:37:31 ID:vp3Q2TQpO
- あ、412は俺です^^
さぁ炎上してね^^
- 423 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 01:47:41 ID:1H29m8ZEO
- せっかく煽るんなら酉出すとか徹底的にやろうぜ
どうせ残ってるのはKとかその辺のクズばっかなんだし
- 424 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 01:59:47 ID:vp3Q2TQpO
- 酉とか覚えてねーよwwwwww
Kなついなwww
あの頭悪い煽り耐性ないやつかwwwww
チャットで散々煽ってやったわwwwww
- 425 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 02:33:32 ID:1H29m8ZEO
- 本当にあのチャットはどうしようもない奴が多かったよなwwwww
KとかAAとか
- 426 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 17:31:09 ID:tyNFaAhpO
- >>423
残ってる奴=クズって、それお前もクズってことになるぞww
もちろん俺もだがwww
- 427 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 18:41:50 ID:vp3Q2TQpO
- おいおいwwwwwもう燃え上がるだけの勢いもないのかよwwwww
マジで雑魚共やなwwwwwwwww
- 428 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 18:48:53 ID:tyNFaAhpO
- そんなに燃やしたいなら、またポケ板に建てればいいよww
あそこはよく燃えるぞwww
- 429 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/18(土) 18:57:07 ID:vp3Q2TQpO
- つーか燃やせる作者いねえwwwwうぇっwwwwww
移転主犯の自演盗キワいつからいねえのwwwwwww
- 430 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/19(日) 00:19:25 ID:Aynf2GRCO
- クズでもなんでもいいから作品読みたいわホントに
今ならAAやKどころか、セカンドやノビタすら受け入れられる気がする
ドラーモンやトキワやミュウやノートが帰って来たら絶対嬉しくて泣く
- 431 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/20(月) 03:27:01 ID:PKqIeQF50
- もうここ携帯しかいないんだな
- 432 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/20(月) 04:11:07 ID:RMS6tSGHO
- そうだよ
- 433 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/20(月) 19:08:07 ID:aakxjF4GO
- 携帯でもいいじゃない
- 434 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:10:19 ID:9xpWujuX0
- とりあえず保守ついでに投下するぜ!
- 435 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:12:09 ID:9xpWujuX0
- のび太とドラえもんはソノオタウンをあとにし、次の町へ向っていた。
しずかはもう少し自分の力量を上げるため、ソノオタウンに残ることにしたらしい。
きっとギンガ団との遭遇で自分の実力不足を実感したのだろう。
「地図によると、ここがハクタイの森だよ。ここを抜ければ次の町だ!」
「どんくらいで着くの?」
「三時間はあるくみたい。……いっとくけど、タケコプターも使えないからね」
溜息をつくのび太と、それに呆れて別の意味で溜息をつくポッチャマ。
パチリスも他の二匹と普通に歩いていて、すぐチームに馴染むことができたことがわかる。
のび太とドラえもんは薄暗い森の中を歩いていた。日の光が遮られ、さっきまでの明るい道とはまた違う感じだ。
背の高い木々が立ち並んでいて、まるで迷路のような道を作り上げている。
ちらほらと虫ポケモン達の姿が目に付くが、凶暴なポケモンはそんなにいないらしい。
風に揺れる葉の音がこの森に涼しげな空気を作っていた。
静かでいいところだとのび太は思ったが、さっそくそんな静けさを破るような声が聞こえ
た。
「そこのおまえ、俺とバトルだ!」
その声がした向こうには一人の少年がいた。
それは誰が導見ても、虫取り網を担ぎ、麦藁帽子をトレードマークとする虫取り少年だった。
ドラえもんはちょっと嬉しそうな顔で「受けてたつよ!」と返答する。
「どうしたの?」
「いや、新しい仲間の力を試すいいチャンスだと思ってね。ここは僕たちに任せて!」
ドラえもんが取り出したモンスターボールからはヘラクロスが登場した。
準備運動のように立派なツノを振り回している。見るからに強そうである。
実際に戦うところを始めて見るのび太は、わくわくしながらそれを見ていた。
このヘラクロスは、甘い蜜のおかげで仲間にしたポケモンだった。
のび太は、ドラえもんが次の日になってやっと宿に戻ってきたことを思い出した。
「いい虫ポケモン連れてるじゃないか。でも、俺の方だって負けてないぜ」
少年がくりだしたのは一匹のドクケイルだった。
二本の黄色い触覚を動かし、毒々しい緑色の翅を羽ばたかせながらこちらを見つめる。
――勝負は始まった。
- 436 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:15:31 ID:9xpWujuX0
- 「頼むよ、ヘラクロス。ドクケイルをツノで突くんだ!」
指示を聞き、狙いを定めると、ヘラクロスはドクケイル目掛けて勢いよく飛んだ。
ぴくっと触覚が動いたと思うと、ドクケイルは攻撃を素早く察知し、華麗にそれを回避する。
パワフルな攻撃だったが、当たらなければどうと言うことは無かった。
それをみてのび太は叫ぶ。
「気をつけて! ドクケイルは触覚のレーダーで相手の動きを敏感に感じ取れるんだ! って図鑑に書いてあるよ!」
「そっか。……だったら!」
ドクケイルは羽ばたき、その翅から危なそうな粉を振りまき始める。
しかし、ヘラクロスの攻撃の速さはそれを遥かに凌駕した。
「ヘラクロス、つばめがえしだ!」
目にも留まらぬスピードだ。これを回避するのはまず不可能だろう。
ヘラクロスがツノを思い切り振り下ろしたと思うと、次の瞬間ドクケイルは叩き落されてていた。
どうやら効果は抜群だったらしい。ドクケイルはすでに戦闘不能のようだ。
虫取り少年の手持ちは一匹だったらしく、この勝負はドラえもんの勝ちに終った。
「つ、強いなお前!」
「まあね。そっちのドクケイルも中々だったよ」
お互いに相手のポケモンを褒めあうふたり。
そんな二人を見ていて、やっぱり勝負っていいなとしみじみ思うのび太だった。
しかしこの決着のつき方はだれがどうみても早すぎた。
「ドクケイル、次は絶対勝つぞ!」
張り切って叫ぶ虫取り少年。虫取り少年とドクケイルのたびはまだまだ続く……
- 437 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:18:36 ID:9xpWujuX0
- とりあえずそんなバトルを終えてから二人はまたしばらく歩き、数時間が経過しただろうか。
不幸なことに雲行きが怪しくなっており、下手すると一雨来そうな雰囲気だ。
森のポケモン達もその気配を察知したのか、みんなどこかに姿を隠してしまった。
「地図によると、もう少し進めばこの森を出られるはずなんだけど……」
「道に迷っちゃったんだね」
どうやらこの森は旅人に優しくないみたいで、のび太達は途方にくれていた。
何度もここを歩いたようにも見えてくる。立ち並ぶ木々が彼らをあざ笑っているかのようだ。
こんなに長く歩いたので、のび太も限界らしく座り込んでしまった。
「もう駄目、少し休もうよ」
「まったく、そんなこと言ってる場合じゃないだろ。夜になる前にはこの森を抜けたいけど……」
そこまで言いかけ、ふとドラえもんは言葉を切る。その目の方向には、見るからに古そうな洋館が建っていた。
屋根瓦は所々剥がれ落ちていて、そもそも人が暮らしている気配が無い。
この暗い空の色と合わさり、なかなか不気味な雰囲気をもっている。
丁度その時、ぽつぽつと雨水が落ちてきた。このままもう少しすれば、本格的に降り始めるだろう。
水が苦手なズガイドスは、喜ぶポッチャマを恨めしそうな目で見つめた。
「ちょっとあそこで雨宿りさせてもらおうよ。ついでに道も聞けるかもしれないし」
「えぇーっ? ほんとに行くの?」
のび太はしぶしぶたちあがると、ぬれないようにポケモン達をボールに戻し、先行するドラえもんについていった。
次第に降ってくる雨に耐え切れず、とうとう走り出すはめになったのだが。
錆付いた柵に出迎えられ、二人は敷地の中に足を踏み込んだ。
草が伸び放題になっている庭に、オレンジ色の芝刈り機が寂しそうに置いてある。
庭はそこまで広くはなく、二人はすぐに色あせた玄関の前にたどり着いた。
しかしどういうわけか、何度呼び鈴を鳴らしても誰も現れなかった。
ドンドンと扉をたたいてみたり、大声で呼びかけてみたりするが、やっぱり誰も現れなかった。
「どうしよう、ドラえもん」
「こうなったら……悪いけど、勝手に上がらせてもらおうか」
「それっていいの!?」
確かに法的にもいろいろとまずいような気がするが、このままでは風邪を引いてしまう。
つかれきった体を休めるためにも、やはりドラえもんの言い分はもっともなように感じられた。
二人の意見が一致し、のび太は恐る恐るドアノブを捻る。
どうやら鍵がかかっていないらしく、ぎぃっと音を鳴らしながら扉はひらいた。
「すいませーん! 誰かいますかー!」
ドラえもんの声に返ってくるのは沈黙だけ。どうやら、本当に人はいないらしい。
というかそもそも、この状況を見ると人が暮らしているのかどうかすら疑問だった。
- 438 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:21:01 ID:9xpWujuX0
- 中には高級そうな赤い絨毯が敷かれているが、所々にしみができていた。
吹き抜けになっている天井には立派なシャンデリアがかかっていて、それと同時に蜘蛛の巣も張ってある。
この床に積もっているホコリを見ると、ここの館の主人は相当掃除をサボっているようだ。
というか、もうしばらくのあいだ人が住んでいないのだろう。生活臭の感じられない館だ。
訪問者を睨みつけているような石像に、のび太は軽く恐怖を覚える。
「ここ、早く出ようよ! なんか怖い!」
全員の意見が再び一致した。
なんだか見るからにヤバそうなところだ。幽霊屋敷のような散らかりようだ。
のび太は色々と不吉なものを頭に受信して震え始める。
三人は、まるで絶対に立ち入ってはいけない場所に来てしまったかのような面持ちで深く溜息をついた。
「そうだね。とりあえず戻ろっか」
ドラえもんはさっそくドアを開けてここから脱出しようとするが、しばらく固まった後、のび太に向ってにっこりと笑いかけた。
それを不思議に思ったのび太は、少々怒り気味に尋ねた。
「どうしたのさ、ドラえもん。早く出ようよ!」
「ごめん、よくわかんないけどこのドア開かないんだ。不思議だね」
二人はとりあえず笑ってみた。それしかできなかった。
- 439 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:24:19 ID:9xpWujuX0
- それから少しの時間をかけ、二人はようやく落ち着きを取り戻す。
ドアは意外と頑丈で、いくらポケモンの技を放っても壊れることは無かった。無駄なところだけしっかりしている。
とりあえず近くにあった椅子に座り込んで、二人はこれからどうするか話し合うことにした。
窓ガラスに強い雨がうちつける。雷なんてなった日には、のび太は心にトラウマを残すことになりそうだ。
ドラえもんは真剣な目で語った。
「そういえば僕、道の途中でこんな噂を聞いたんだ。この森には、主を失った幽霊屋敷が存在するって。
通称『森の洋館』。もりのヨウカンっていう和菓子とは関係ないらしいよ。
森の洋館にはゴーストポケモンたちが住んでるみたいで、シンオウでも有数の心霊スポットっていわれてるとか」
きっとここのことなんだろうな、とのび太は悟った。
秘密道具を使えないのが本当に悔しかった。
「こんなとき、通り抜けフープでも使えたらな……」
「今はこんなこと言ってる場合じゃないだろ。なんとかしてここから出る方法を見つけないと」
そういうと立ち上がり、ドラえもんはゆっくりと奥に向って歩き始めた。
「ええっ、行っちゃうの!?」
「ここでじっとしてるよりはマシさ。怖いんならそこでまっててくれ」
そういうとドラえもんはのび太のとめる声を聞かずに進んでいき、とうとう姿が見えなくなってしまった。
一人でいるならどこにいたって怖いだろ、とのび太はなきそうになる。
心細くなるが、隣にいたポッチャマの声ではっと我に返った。
「そうだよね、トレーナーの僕がしっかりしてなくちゃね……」
ポッチャマ、ズガイドス、パチリス。全員がいるかぎりとりあえず安心だろう。
それを見て勇気付けられたのび太はとうとう決心した。
「こんなところで立ち止まってるわけには行かないや。ドラえもんたちを追いかけるぞ!」
それに続くポケモン達。仲間がいることにやっと気がつき、のび太はちょっぴり心強くなった。
きっとこの屋敷から出る方法は見つかると信じて、重い腰を上げたのだった。
- 440 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:26:11 ID:9xpWujuX0
- ……しかし、そんなのび太は屋敷中を駆け巡るが、何分経ってもドラえもんたちを見つけることはできなかった。
無駄に拾いこの屋敷には部屋がいくつもある。こんな辺境に建っていなければ、本当に最高な場所だっただろうに。
「みんなどこに行ったんだよぉ……」
のび太は並んでいる部屋のドアを順番に開けていくが、どこにも誰もいない。
この屋敷は結構広いみたいで、沢山の部屋があった。
のび太がうんざりしながら五枚目のドアを開くと、そこには一人の女の子がいた。
「やあ、この館にも人がいたんだね。気がつかなかったよ。もっと早く出てきてくれればよかったのに」
少女はにっこりと笑う。そして次の瞬間、その姿は見えなくなっていた。
かわりに、そこには一枚の円盤が落ちていた。
技マシン96「みがわり」と記されている。このうえなく不気味だ。
のび太は何事も無かったかのようにそれを拾い、現実から目を背けようとその部屋を後にした。
「どこいったんだろうなぁ、ドラえもん……」
のび太たちが階段を降りて進んでいくと、そこにあったのは大きな食堂だった。
立派なテーブルが並んでいるが、やはり床は散らかっている。本当にもったいない。
きょろきょろと観察していると、のび太は不思議なものを見つけてそちらに興味を移した。
「すごいよ、この冷蔵庫。自動で開くようになってるみたい!」
そこには、オレンジ色で明るいデザインの冷蔵庫が鎮座していた。
のび太が近づくと共に、その冷蔵庫は扉を大きく開けたのだ。
しかしそれは便利で画期的なシステムなんかじゃなくて、ただ攻撃するためだった。
- 441 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:30:03 ID:9xpWujuX0
- そこには、オレンジ色で明るいデザインの冷蔵庫が鎮座していた。
のび太が近づくと共に、その冷蔵庫は扉を大きく開けたのだ。
しかしそれは便利で画期的なシステムなんかじゃなくて、ただ攻撃するためだった。
冷蔵庫は自分の体内から猛吹雪を放つ。
ズガイドスがとっさにのび太を突き飛ばさなかったら、あっという間に凍ってしまっただろう。
結局突き飛ばされたときの衝撃でダメージを負ったのび太だが、そんなことはいってられない。
「な、なんなんだ!?」
しかし冷蔵庫は答えない。……いや、それが普通なんだけど。
冷蔵庫は、まるで生きているかのように襲いかかってきた。
のび太は突然の出来事に驚き、必死に逃げ出した。
この館の雰囲気のせいで、相手が幽霊だと思い恐怖に支配されたのだ。
しばらく走ると、ついに見覚えのある顔に出会って感動したように声をかけた。
「ドラえもん! よかった、やっと会えた!」
「ああ、のび太くん! 無事だったんだね!」
ドラえもんとのび太は互いの無事を確かめあった。
後ろには、足の遅いナエトルを抱えて必死に飛んできたヘラクロスの姿がある。
「なにを言ってるのかわからないと思うけど、僕はさっき洗濯機に襲われたんだ。そっちは?」
「ぼくは冷蔵庫に襲われたよ。ズガイドスがいなかったら今頃……」
そこまで言いかけ、のび太はふとあることに気がつく。
知らないうちに、自分たちの周りはオレンジ色の電化製品に囲まれていたのだ。
電子レンジに扇風機、そして芝刈り機。
そして案の定、その内の一つがうなり声を上げ始めた。
「う、うわぁぁああああっ!」
独りでに動く芝刈り機に恐怖の叫びを上げるのび太。
芝刈り機から無数の鋭い葉っぱが吐き出される。当たったらひとたまりもなさそうだ。
「頼んだよ、ナエトル。葉っぱカッターだ!」
ドラえもんのナエトルも似たような技で応戦する。
しかし、技の威力は段違いだった。相手の葉っぱがナエトルの葉っぱをことごとく弾き飛ばし、結局は自分たちで回避する羽目になる。
それを楽しんでいるかのように、芝刈り機は刃を動かす音を鳴らした。
- 442 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:32:26 ID:9xpWujuX0
- もはや冷静な判断などできなくなった二人。しかし神が少しだけ微笑んでくれたのか、ちょうどそのときのび太の懐から図鑑が落ちた。
さっとそれを救い上げると、必死にあの冷蔵庫をスキャンする。そうだ、きっとああいうポケモンガいるに違いない。
そして――その祈りは通じた。
「ドラえもん、あれはロトムっていうポケモンよ! 電化製品に潜り込んで悪さをするんだ!」
「ロトム!?」
なーんだ、幽霊じゃなかったのか。と、のび太は安心したように息をついた。
冷静に考えれば、いまは5対1。これだけ数に違いがあれば勝てるはず、と自分を励ますのび太だった。
ロトムが憑依したらしく、扇風機は一瞬輝いたように見えた。
扇風機は回転をはじめ、そこから真空の刃を飛ばす。
「ポッチャマ、バブル光線で迎え撃て!」
「ナエトルもはっぱカッターで援護するんだ!」
二匹の攻撃が激突し、エアスラッシュは防がれる。
ロトムはこれじゃあまずいと思ったのか、すぐに扇風機から飛びだす。
その判断は正しかったようで、続けて放たれた二匹の攻撃により扇風機は吹き飛ばされ、壁に激突して故障した。
「こうやって一つづつ破壊していけば勝てるよね!」
「うん。ここが持ち主を失った謎の洋館って設定じゃなかったら弁償を迫られるところだったよ」
二人が会話している間にロトムは次の電化製品に潜り込んでいた。
今度は再び芝刈り機が光り輝いたかと思うと、そこから無数の葉っぱが旋風のように飛び出してくる。
のび太とドラえもんはそれを防ごうとポケモン達に攻撃技の指示を出していく。
しかし、そこで……気のせいか芝刈り機が笑みを浮かべたような気がした。
- 443 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 20:44:02 ID:4jxZNA9hO
- すいませんこのへんで一旦中断します
- 444 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/20(月) 22:55:36 ID:axzN3jyxO
- さるさん支援
- 445 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:22:26 ID:9xpWujuX0
- 「のび太くん、これは罠だ!」
襲い来る葉っぱを全て弾き飛ばした頃になってドラえもんが叫ぶ。
芝刈り機の中からロトムがロケットのように飛び出し、ポケモン達の間に割ってはってきたのだ。
リーフストーム自体がこのための布石だった。
全員技を繰り出したばかりで疲労し、とっさにロトムに反応できないでいた。
ロトムの放つ電気ショックがポッチャマを襲う。ポッチャマはかなりのダメージを受け、倒れてしまった。
「ああっ、ポッチャマ!」
「ナエトル、葉っぱカッターで追い払うんだ!」
葉っぱカッターによりロトムは傷を負った……といいたいところだが、ヒットしたのは影分身だった。
それどころか分身を通り越し、葉っぱカッターはその向こう側にいたズガイドスに命中してしまう。
「どこ狙ってるんだよ!」
「ご、ごめん……」
そんな混乱の隙を突き、ロトムは再び電気ショックを放つ。
ヘラクロスは強烈な電撃をくらい、耐えられたはいいものの麻痺してしまう。
「つ、強い……」
全員のコンビネーションが上手くかみ合っていなかった。
一度に複数のポケモンに指示を出すことなんて今回がはじめてだったので、それがあだになったのだろう。
ロトムはそんな風にチームワークが乱れるところを見ると、実に面白そうな笑みを浮かべた。
そして暫く考えた後……なんと、トレーナー目掛けて飛んできたのだ。
「あ、危ない!」
のび太が叫ぶも、それは既に遅すぎた。
ロトムが次に選んだ乗り移る機械は……ドラえもんだったのだ。
「うわああああっ!」
すっとドラえもんの中にロトムが入り込むと、体が一瞬だけ黄色に輝く。
乗っ取られたドラえもんは、ニヤリと口をゆがめた。どうやら完全に自我を失っているらしい。
- 446 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:27:27 ID:9xpWujuX0
- 「ど、どうしよう! ドラえもんが乗っ取られちゃった!」
のび太は予想外の自体に大混乱に陥ってしまう。
元々ピンチだった上に、信頼できる仲間が敵に奪われてしまった。しかもそれがドラえもんだっただけに、精神面へのダメージは大きかった。
「……」
ドラえもんの中からロトムは怪しい風を打ち出す。
その風に吹っ飛ばされたパチリスは地面に叩きつけられ、痛そうにうめき声を上げた。
その声で、パニックになっていたのび太ははっと我に返る。
そうだ。自分が何とかしなくちゃ始まらないじゃないか。
(ロトムは電源の入っていない電化製品を動かしてたから、ドラえもんのスイッチを切っても意味ないだろうし……
……そうだ!)
のび太に考え付く方法はこれしかなかった。
「ドラえもんはネズミが苦手なんだ! ひょっとしたら……ネズミを近づければ覚醒してくれるかも!」
のび太は知っていた。ドラえもんはネズミに対しては人一倍敏感なことを。
襲われたときの逃げ足、ジャンプ力はすざまじいものを感じるし、酷い場合では地球ごと爆破しようとしたときもあった。
どこかにネズミがいるような場所は無いだろうか。これだけ古びた洋館なんだ、一匹くらいはここを根城にしていても不自然ではない。
ロトムはそうはさせるまいとこちらへ向ってくる。まずはその動きを止めようとのび太は指示を出した。
「ズガイドスは怖い顔でロトムの動きを鈍らせるんだ! パチリスは……」
しかし、一度に二回命令しなければいけないので、やはり今までより難易度は上がってくる。
ドラえもん……いや、ロトムはそんなのび太を容赦なく攻撃した。
それを耐えつづけるのび太は次第に後悔してきた。
仕方が無い、と二匹をボールに戻すとのび太は回れ右して走り出した。
- 447 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:30:15 ID:9xpWujuX0
- 「こんなことなら……もっと複数戦に慣れとくんだった……」
必死に逃げ、階段を駆け上がる。こんなことになるなら雨に濡れていたほうがいくらかマシだった。
再び二階に上がり、無駄に多い部屋のうち一つを適当に選び(みがわりを拾った部屋は見向きもしなかった)、さっとドアノブをひねり、中に隠れる。
どうやらここの鍵は故障しているらしく、立てこもることは不可能なようだった。
「それにしても……ポケモン世界にネズミなんているのかな?」
自信が無かった。ひょっとしたら絶滅しているのかもしれないと思うほどにこの世界では動物の姿が見当たらないのだ。
しかしのび太が諦めかけたとき――救いの手は届いた。
「あっ!」
のび太はこの部屋の隅に置いてあるおもちゃ箱の中に、とあるアイテムを見つけたのだ。
保存状態もよく、未だに綺麗な色を保っているその黄色い耳をみてのび太は一瞬で理解した。
「こ、これは……『ポーズでいっぱいおしゃべりピカチュウ』!」
動かし方によっていろんな音声が出るすぐれもののぬいぐるみだ。
それはまぎれもなくピカチュウ……つまり、ねずみの形をしていた。
のび太はごくりとつばを飲み込む。これなら、ドラえもんを目覚めさせられるかもしれない。
「……」
丁度その時、無言で追いかけてくるドラえもんがこの部屋のドアを開く。
迷っている時間はなさそうだ。
震える手を押さえ、のび太は……追いかけてきたドラえもんにピカチュウを突きつけた。
「ネズミだよ、ドラえもん! 君が一番怖がり……苦手だった存在だ!
僕の知ってるドラえもんならきっと怖がってくれるはず。
強大な力に飲み込まれる前に……そんな気持ちを思い出してくれ!」
静寂に包まれた屋敷に響く愛らしいボイス。
ピカチュウの鳴き声そっくりのその音声は……ロトムの、ドラえもんの動きを止めた。
絶対的な恐怖の前に、自分の心を取り戻したのだ。
「ね、ねずみぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ドラえもんは言葉にならないくらいの奇声を上げた。
そとでなりひびいた雷にも負けないくらいの叫びが屋敷中に轟いた。
――ドラえもんはどさっと倒れこんだ。
- 448 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:33:31 ID:9xpWujuX0
- それから数分後の話だ。
ロトムはドラえもんから計り知れないエネルギーを感じ取ったのか、あのあとすぐに逃げて行ってしまった。
ひょっとしたらと玄関のドアノブをひねってみると、今度はちゃんと開いてくれた。
どうやらここにのび太たちを閉じ込めていたのはロトムのイタズラだったらしい。
そして当のドラえもんはまだ気絶したままで、ナエトルがそれを心配そうに見つめている。
「ロトムはイタズラ好きなポケモンなんだよな。きっと悪気は無かったんだろうけど……」
この屋敷はもう人が随分と住んでないみたいだから、きっと脅かす相手がいなくて寂しかったのだろう。
のび太はそんな事を考えていると、なんだか悲しくなって溜息をついた。
しかし丁度その時外で雷がなり、のび太はびっくりして尻餅をついてしまう。
わりと近くに落ちたようだ。鋭い音がこの森に轟いた。
「もうなんなんだよぉ……」
この幽霊屋敷のような雰囲気にのび太はついさっきのことを思い出しかけるが、首を振って無理やり忘れる。
結局、最後まであの女の子について明らかになることはなかったらしい。
- 449 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:37:39 ID:9xpWujuX0
- 「トリトドン、泥爆弾だ!」
トリトドンの口から泥の塊が吐き出される。
勢いよく飛んでいくそれは、いやな効果音を立てながら相手のワンリキーに直撃した。
野生のワンリキーは体勢を立て直すと、その威力に恐れをなして逃げていく。
そして出木杉はトリトドンの頭をいとおしそうになで始めた。
「今日も最高に美しいよ、トリトドン。コンテスト出場も考えといたほうがいいかもしれないね」
トリトドンは気持ちよさそうに鳴き声を上げる。本当に出木杉に懐いているようだった。
どうやら彼は見かけによらずポケモン達に愛される才能があるらしく、すでに手持ちの三匹とは固い絆で結ばれていた。
「さて、そろそろ次の町だ。ちょっと休憩するかな」
出木杉はヨスガシティに向い、歩き始めた。今は日没ごろなので丁度いいタイミングで次の町にたどり着けたといえよう。
しばらくしてポケモンセンターに入ると、出木杉は真っ先にジョーイさんのところへ向う。
そして手持ちの三匹(ポリゴン、ビッパ、トリトドン)を預けると、すこし考えるような素振りを見せてからセンターの隅のほうに足を進めた。
その先にあったのは、青い形のパソコンである。
- 450 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:40:53 ID:9xpWujuX0
- 「ちょっと気になることがあるんだよな」
このパソコンはトレーナーなら誰でもつかっていいことになっている。
トレーナーカードのID(実はのび太たちも最初センターによったとき発行してもらってる)を入力すると、すぐに自分用の場所に接続できるのだ。
他の皆は絶対にこのパソコンを使わないだろうという確信が出木杉にはあった。
だってDPt世界ではどうぐあずかりシステムが存在しないし、ポケモン預かりシステムの世話になるほどのポケモンを捕まえるとは思わない。
ここは画面の向こうに広がるポケモン世界とは違う。六匹以上のポケモンに面倒を見るほどの余裕は無いはずだ。
他には大して使う機能がないので、きっとみんな見向きもしない……というか存在を忘れているだろう。
出木杉はそんなことを考えながらさっそくIDを入力すると、モニターの中にはすぐに表示が出てきた。
『ミズキのパソコン』『出木杉のパソコン』『ナナカマドのパソコン』などが並ぶ。
いたって普通の光景のように見えるが、出木杉は逆に頭を抱えて考え込む。
その理由は単純だった。
「どうして僕のパソコンが登録されているんだ……」
そう。出木杉はこのパソコンを使うのがはじめてだった。
デフォルトで登録される、トレーナーに必須の『ミズキのパソコン』はわかるが……残りの二つは明らかにおかしい。
誰がいつ登録したんだ。そもそも、出木杉はこの世界でパソコンを買ったりした覚えなど無い。
これもあのエムリットの仕業なのか? そもそも、エムリットは自分たちになにをさせようとしているんだ。
というか、あのエムリットだけのたくらみだけではないかもしれない。ひょっとすると、裏にトレーナーがいたりして……
(今は考えていても仕方が無いな。とりあえず、目の前のことに集中するとしよう……)
自分にそう言い聞かせると、出木杉は最後になんとなく自分のパソコンに接続してみた。
しかしそこであるものを見て、さっき以上に驚く。驚愕、といった表現が正しいだろう。
「そんな……!」
しかしそこで自分の声の音量に気がつき、はっと口を閉じる。
まわりの人々がびっくりしたような目で自分を見ていたので、ちょっと気まずかった。
「それにしても、どうなってるんだ? これじゃあ、まるで……」
出木杉は「考えたくない」と、とりあえず思考を停止することにした。
しかし脳内にはどうしてもあるシナリオが浮かんできてしまう。
このことはなるべく他の皆には伝えないようにしよう、と出木杉は思うのであった。
- 451 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/20(月) 23:44:32 ID:9xpWujuX0
- これで投下終了です。
なんか無駄に書きためがあるからしばらく定期投下できるかもしれない
- 452 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/20(月) 23:47:27 ID:aakxjF4GO
- 半分諦めてたが、そんなに書き溜めてたのかw
定期投下とか嬉しすぎるわ、乙
- 453 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/21(火) 14:34:08 ID:cNLw6h36O
- 投下乙
出木杉は何に気付いたのか気になるなぁ
ところで今まで投下できなかったのは規制されてたから?
- 454 : ◆QxWLPEFfHw :2009/07/21(火) 21:42:08 ID:Ln4weUtW0
- そうだよ。なんか二ヶ月くらい巻き込まれてた
また規制されるかもしれないのが怖いな・・
- 455 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/21(火) 23:07:44 ID:hsAvHOkNO
- ずいぶん長い規制だな…規制されたってことは生存報告も出来なかったんだな
まあ今回の投下で凄く安心したよ
- 456 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/22(水) 01:04:31 ID:jeXCDOYIO
- 乙!ほんと森の洋館の怖さは異常だよな。ゲームとは思えないほど怖い…謎だらけだし
しかし、出木杉は何を見たんだ?気になる…
- 457 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/24(金) 17:53:40 ID:Hjv2+0XTO
- 以前のが見たいんだけどまとめとかあるのかな…??
- 458 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/24(金) 19:13:45 ID:oWhkvhEeO
- そういやまとめwikiって今どうなってるんだろ
- 459 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/24(金) 20:43:16 ID:Km6yOMSuO
- んなもんねーよ
- 460 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/25(土) 20:02:54 ID:av49ntONO
- wiki消えちまったのか…
- 461 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/27(月) 15:16:46 ID:BXEp7sQ10
- 俺の小説読みたい奴いる?
- 462 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/27(月) 19:59:46 ID:/2w5dTUKO
- どんな小説なのか知りたいとこだが…
でも実際作者が少ないから、投下してくれるとありがたい
- 463 :長編小説―苦闘物語 ◆7XxgpLHpxM :2009/07/27(月) 23:18:49 ID:BXEp7sQ10
- じゃあ投下するね
- 464 :長編小説―苦闘物語 ◆7XxgpLHpxM :2009/07/27(月) 23:19:51 ID:BXEp7sQ10
- #プロローグ
「トドメだガブリアス! ドラゴンダイブ!!」
倒れているゴウカザルに、ガブリアスが最後の攻撃を加える。
これによってゴウカザルは瀕死状態になってしまった。
「そんな、僕が負けるなんて……」
少年、のび太は無情にも突き付けられた現実に狼狽する他なかった。
「勝敗は決した。もうお前の仲間は助からない」
男が冷たい声で言い放つ。
「そんな……! 嫌だ……! ドラえもおおおおおん!!!」
「……!」
のび太は目を覚ました。夢だったのだ。
「もう、何だよのび太くん。うるさいなぁ」
同じく寝ていたドラえもんものび太の大声で起こされたようだ。
「怖い夢でも見たの?」
寝ぼけ眼を擦りながら問いかけるドラえもん。
のび太は放心状態のまま、窓の外を見ながら呟いた。
「いや……一体何だったんだ、あの夢は……」
時は十一月上旬の深夜。冷たい風がしきりに部屋に吹き込んでいる。
この日見た夢が後に彼らの運命を大きく左右する冒険の端緒になる事など、今の彼らが知る由も無かった。
- 465 :長編小説―苦闘物語 ◆7XxgpLHpxM :2009/07/27(月) 23:21:18 ID:BXEp7sQ10
- とりあえず今日は冒頭部分だけなのでこれで投下終了とさせてもらいます。投下頻度は1週間に1度が目安ですかね
- 466 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/27(月) 23:43:42 ID:/2w5dTUKO
- 乙。本格的には来週からみたいだからコメントは出来ないが…
とにかく毎週楽しみに待たせてもらうよ
- 467 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/28(火) 13:38:45 ID:KwluGU8gO
- 臭い
- 468 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/28(火) 23:16:43 ID:UnKxB/67O
- 定期投下が2人になれば嬉しいが…
まああまり期待しすぎるのも怖いし軽い気持ちで待ってる
- 469 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/29(水) 14:24:05 ID:O5mfBpYG0
- 俺も書こうと思うけど舞台にする地方で希望とかある?
- 470 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/29(水) 23:27:24 ID:liQs+S8RO
- フィオレ(レンジャー)とか言ったら怒る?
フィオレがダメならホウエンをお願いしたい
- 471 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 12:55:08 ID:IdsTAs8X0
- 誰がこんな過疎スレで書くかよ
死ね
- 472 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 20:15:59 ID:13xxMhBsO
- 469が書くって言ってんだろうが
てめえが死ね
- 473 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 20:19:33 ID:IdsTAs8X0
- >>469だが?糞携帯氏ね
- 474 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 21:50:05 ID:awFrSR8bO
- 冷やかしは帰ってください
- 475 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 22:39:37 ID:13xxMhBsO
- 人に勝ってるところが無いからPC使って携帯を馬鹿にすることしか出来ないんだな
「携帯厨」とか言い出す奴の典型的な例だな
- 476 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/30(木) 23:26:10 ID:vBZkO1Ca0
- >>475
そうやってすぐ噛み付くからアレコレ言われるんだろ
- 477 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 01:23:37 ID:14qaspih0
- 冷やかしがあるだけマシと思わないか?もうこのスレ5人も残ってないと思うんだが
- 478 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 05:06:59 ID:juzQUnFRO
- >>475は携帯が馬鹿だと言われる理由の典型例みたいなレスだな
- 479 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 11:56:05 ID:Gh6FbikJO
- 5人はいそうだぞ
- 480 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 13:24:00 ID:Qh7F+GXGO
- まともな住人は五人もいればいいとこだろーね、本当に落ちぶれたな
- 481 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:11:59 ID:K7BMZwlg0
- 苦闘物語氏乙です。投下します
- 482 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:13:08 ID:K7BMZwlg0
- 「どうしようかなぁ……」
爽やかな朝だ。暖かな日差しの元で、鳥ポケモン達が今日も元気に飛んでいる。
そんな素晴らしい一日の始まりだというのに、のび太はポケモンセンターのロビーで難しい顔で考え事をしていた。
ここはハクタイシティ。ハクタイの森をやっと抜けて、昨日の夜ついたばかりだ。
のどかで何も無い田舎町だが、のび太は結構この雰囲気を満喫していた。
のび太が今頭を悩ませている原因は、言うまでも無くジム戦にあった。
ハクタイジムでのバトルは最近ダブルバトル方式になったらしく、その経験が無いのび太はどうするか迷っていたのである。
ダブルバトルは二体のポケモンを出すルールだ。なので当然、指示を出す難易度も一対一より上がってくる。
ロトムのとき一度に三匹に指示を出そうとして失敗したので、その難しさはよくわかっているつもりだった。
それと、あともう一つの理由はポッチャマにあった。
「わかったわかった! もう君を出すことは決めてあるから大丈夫だって」
ポッチャマは朝早くからずっと張り切っていた。一方のパチリスとズガイドスは眠たそうに欠伸しながら早速二度寝の体制に入っているのだが。
……この様子だと、今度のジム戦に対してよほどの思いを持っているのだろう。
今思えば、ポッチャマは最近、重要なトレーナー戦であまり活躍ができないでいた。
スネオ戦では超音波で混乱させられたまま終り、マーズとのバトルではすぐに眠らされてしまった。
そんなわけで、ポッチャマはこのバトルに勝って自分のプライドを保とうとしているに違いない。
つまり、ここで負けたりなんか絶対にできないということだ。
しばらくそうして悩んでいると、向こうからドラえもんが歩いてくる。
「珍しく早起きだね、のび太くん。偉いじゃないか」
「いやぁ、ポッチャマに起こされちゃってさ。それより聞いてよドラえもん!」
のび太は、さっそく今悩んでいたことをドラえもんに話す。
うんうんと頷きながら聞いてくれ、しばらくしてドラえもんはぽんと手をたたいた。
「じゃあさ、一回練習して見ようよ。僕もダブルバトルなんてやったことないしさ」
バトル、と聞いてポッチャマはこちらに顔を向ける。
もはやその誘いを断る理由は無いので、のび太はすぐにOKした。
だが、「でも……」と、のび太は欠伸をしながら続きを話す。
「まだ朝早いからさ。あと一時間寝かせて……」
「もう、そんなんだから君は怠け癖が着くんじゃないか。さ、早く始めるよ!」
有無を言わせず、ドラえもんは強引にバトルを始めることにした。
- 483 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:18:18 ID:K7BMZwlg0
- 「二体二でいいよね? 一匹でも戦闘不能になったほうの負けだ」
二人はポケモンセンターの隣にある空き地に移動していた。
何も無く寂しい場所だが、中々の広さもあり、まさにバトルの練習にはもってこいである。
朝に弱いのび太は気が乗らなかったが、朝日を浴びているとだんだん目もさえてきたので考えを変えることにした。
「こうなったらやるしかないか。いくよ、ポッチャマ。パチリス!」
二匹がのび太の前に出てくる。対するドラえもんのポケモンはヘラクロスとナエトルだ。
このヘラクロスの強さは昨日の虫取り少年戦でよくわかった。向こうが弱かっただけかもしれないが。
とりあえず、のび太は練習試合とはいえ少し警戒することにした。
ドラえもんが試合開始の合図をする。二人の初ダブルバトルが始まった。
「えーと、パチリス! ヘラクロスに電磁波!」
のび太はヘラクロスのパワーを警戒してそう叫ぶ。そりゃあ戦闘中あんなに暴れ回られていたら、警戒するのが普通だろう。
しかしドラえもんのほうが一枚上手だった。なんと、のび太が思ってもいないような技を使ったのである。
「ヘラクロス、身代わりだ!」
指示を聞くとヘラクロスは自分の体力を削り、自分そっくりの身代わりを作り出した。
電磁波はその分身に当たったため、ヘラクロスには何の異常も無い。どうやら、中々厄介な技のようだとのび太は判断する。
相手を惑わすだけの影分身とは違い、こちらのほうは直接自らを守る盾になってくれるらしい。
「昨日、君に貰った「技マシン96」で覚えさせたんだよ!」
「そ、そんなにいい技が入ってたなんて……」
そう。実はあの後、のび太は拾った技マシンをドラえもんに譲っていた。
のび太は一瞬そのことを後悔したが、例の少女のことを思い出してその考えを頭から捨てる。
余計なことは忘れてしまおうと思い、のび太は再びバトルに集中した。
- 484 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:22:30 ID:K7BMZwlg0
- 「でも、どうしよう……パチリスの攻撃だけじゃ身代わりを敗れないかもしれない……」
本当は体力の四分の一しかない身代わりの強度を知らず悩み始めるのび太に、ポッチャマの声が飛んでくる。
そうか、これはダブルバトルだった! と、のび太はやっと理解した。
効果がいまひとつでも二匹同時なら届くはずだと解釈したのび太は、右手の人差し指をヘラクロスに突きつけ、次の指示を叫んだ。
「ポッチャマ、バブル光線。パチリスはスパークだ!」
パチリスの素早い攻撃とポッチャマのバブル光線が連続でヒットして、身代わりは一瞬で破壊された。
自分を守る盾が無くなり焦るヘラクロスだが、ドラえもんは不気味なほどに冷静だった。
のび太はひとつ重大なミスを犯していた。
「ナエトル、葉っぱカッター」
「し、しまったぁああ!」
そう、これはダブルバトル。相手も当然二匹のポケモンで勝負している。
最近目立った活躍が少なかったためかナエトルの存在にまで気が回らなかったのび太は、見事に墓穴をほってしまったというわけだ。
勢いよく飛んでくる葉っぱカッターでダメージを負い、体制を崩す二匹。
そして、それを待っていたかのようにヘラクロスが超スピードで突っ込んできた。
かなりの痛手を負ったポッチャマの前で、体に力を溜め始める。
やがてそれは見ていて恐怖を感じるほどになり、ドラえもんは次の指示を出した。
「ヘラクロス、つばめがえし!」
「ああっ、ポッチャマ!!」
渾身の技を受け、ぽてっと地面に倒れるポッチャマ。
誰がどう見ても先頭不能である。のび太の初ダブルバトルは敗北に終った。
- 485 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:25:50 ID:K7BMZwlg0
- 「うまく行かないなぁ……」
「最初から上手な人なんていないよ。ま、そのうち慣れるだろ」
その後もしばらくだらだらと練習を続け、のび太たちは少し休憩することにした。
連戦で疲れがたまっていたため、ポッチャマもおとなしくそれに従う。
木陰で気持ちいい風と疲労感に包まれながらのび太は寝転んだ。割と早起きも悪くは無いと思った。
「でも、やっぱり四匹のポケモンに気を配るなんて難しすぎるよ。なんとかできないかな……」
「あなたたち、どうやらお困りのようね」
さっと振り向く。いきなり声をかけてきたのは黄色い髪の女だった。
どこからともなく現れたその人は微笑を浮かべながら語りかける。
「なんだかあなたたちのバトルを見ていたらほうっておけなくなってね。よかったら色々と教えてあげるけど……どう?」
そういうと、彼女は一つのモンスターボールを宙に投げはなつ。
ボールが地面に着くと共に出てきたのは、大きなドラゴンポケモンだった。
その鋭い瞳が強さを示すかのように黄色く輝いている。
「私のパートナーのガブリアスよ。私、バトルには自信があるの」
「す、すごいや!」
その外見に感動し、がばっと起き上がるのび太。
このポケモンはよくゲームでジャイアンが使っていたので、頭の片隅に残っていたのだ。
やっぱり実際に見るとかっこいいな……と、疲れが吹き飛んだかのようにガブリアスを見つめ続けた。
「ぜひお願いします。いいよね、ドラえもん?」
「うん、僕達だけで悩むよりはずっといいもんね。僕からもお願いします!」
二人の返事を聞いて、彼女は満足そうに頷いた。
「素直でいいわね。
……私の名はシロナ。ここじゃあ近所に迷惑だから、少し場所を変えましょうか」
- 486 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:30:05 ID:K7BMZwlg0
- シロナに案内され、のび太達は大きな丘の上にやって来た。
ここはなかなかの標高に位置するらしく、とても涼しい風が吹いてくる。
たくさん歩いたのでぜえぜえと息を切らすのび太だが、そこから見える景色を見てぱっと顔が明るくなった。
「いい眺めでしょう? ここは私のお気に入りの場所なの」
眼下にはハクタイシティが広がっている。
遠くに目をやると巨大なテンガン山が広がっていて、その迫力がひしひしと伝わってきた。
青い透き通るような空をバックにしたその光景は見ているものの気持ちを高揚させるかのようだった。
「シロナさん、あれはなんですか?」
ドラえもんが指差したのは二つの大きな石像だった。
色あせていたり傷がついていたりと、作られてからかなりの時間がたっていることがわかる。
圧倒的な存在感を放つその姿に……のびたは、はっと気がついた。
「これ、ディアルガとパルキアだよね!」
そう。その姿は
ダイヤモンドとパールのパッケージにそれぞれ描かれているポケモン、ディアルガとパルキアのそれだった。
有名なので、最近のポケモンに興味のある人ならわかるであろう存在だ。
「そうよ。遥か昔に時間と空間を作ったといわれる神のポケモン。私の故郷でもこの神話は有名なのよ」
そこまで喋ると、シロナは手に二つのモンスターボールを取った。
どうやら話はここまでということらしく、そのボールを宙に投げる。
「そろそろ特訓に入りましょう。ここでのんびりするために登ってきたんじゃないしね」
登場したのは岩を引きずっているゴーストポケモンとさっきのガブリアスだ。
図鑑で確認すると、コイツの名はミカルゲというらしい。ゴースト+あくタイプという珍しいポケモンだ。
シロナは二人を見据えて語った。
「あなたたちはまず、二匹のポケモンに同時に命令することに慣れないといけないわ。初心者が一番つまづきやすいのはここね。
そこで私の出す課題は……とりあえず、ダブルバトルでこのガブリアスに一撃でも攻撃を与えること。
それができたら、次の段階へ進みましょう」
- 487 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:33:30 ID:K7BMZwlg0
- その言葉とともにのしのしと前に出てくるガブリアス。
たしかに強そうなポケモンだが……一撃与えるだけでいいなら簡単のような気がしてきた。
そんなわけでのび太はさっそく手を上げる。
「じゃあまず僕が行きます! いいよね、ドラえもん?」
「ああ、君に譲るよ。思う存分やってくれ」
のび太のポケモンはさっきと変わらずポッチャマとパチリス。
ポッチャマはレベルの差を感じ取ったのか、相手をかなり注意深くみつめている。
こうしてシロナとのび太のダブルバトルが始まった。
「積極的でいいわね。あと、最初に言っておくけど……手加減はしないわよ?」
「ええ。全力でいいですよ! パチリス、かげぶん……」
その言葉を遮るように巨大な爆音が朝の空き地に轟く。
「ガブリアスがいきなり破壊光線を放った」とのび太が気がついたのは、ほんの少し遅れてからだった。
舞い上がる砂煙の中……シロナは平然とした顔で言った。
「言ったでしょう、手加減はしないって。
でもね……本当に強くなりたいなら、こうでもしないとこの先生き残れないの。大丈夫。この修行が終ったら、あなたはかなり強くなっているはずよ!」
「そ、そんな! ちょっとまって!」
しかしそんな声も虚しく、ミカルゲは容赦なくシャドーボールを放ってきた。
まずい……このままじゃ本気で危ない。そう悟ったのび太は、色々と突っ込みたい気持ちを捨て、目の前の相手に集中することにした。
辛うじてシャドーボールを避け体勢を立て直した二匹に、のび太は指示を出す。
「パチリスは電光石火。ポッチャマはバブル光線でガブリアスを狙うんだ!」
猛スピードで突っ込むパチリス。弾丸のようにバブルを飛ばすポッチャマ。ガブリアスは何故か動かない。回避しようとしない。
これはいける! とのび太が勝ちを確信した……そのとき。
「ミカルゲ、シャドーボール」
その一言で二匹の攻撃は失敗に終った。
シャドーボールがパチリスを跳ね飛ばし、そのままポッチャマのバブル光線をはじきつつ向ってくる。
勿論、こんなこと予想外だったためポッチャマもパチリスと同じく吹き飛ばされてしまった。
- 488 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:38:46 ID:K7BMZwlg0
- その言葉とともにのしのしと前に出てくるガブリアス。
たしかに強そうなポケモンだが……一撃与えるだけでいいなら簡単のような気がしてきた。
そんなわけでのび太はさっそく手を上げる。
「じゃあまず僕が行きます! いいよね、ドラえもん?」
「ああ、君に譲るよ。思う存分やってくれ」
のび太のポケモンはさっきと変わらずポッチャマとパチリス。
ポッチャマはレベルの差を感じ取ったのか、相手をかなり注意深くみつめている。
こうしてシロナとのび太のダブルバトルが始まった。
「積極的でいいわね。あと、最初に言っておくけど……手加減はしないわよ?」
「ええ。全力でいいですよ! パチリス、かげぶん……」
その言葉を遮るように巨大な爆音が朝の空き地に轟く。
「ガブリアスがいきなり破壊光線を放った」とのび太が気がついたのは、ほんの少し遅れてからだった。
舞い上がる砂煙の中……シロナは平然とした顔で言った。
「言ったでしょう、手加減はしないって。
でもね……本当に強くなりたいなら、こうでもしないとこの先生き残れないの。大丈夫。この修行が終ったら、あなたはかなり強くなっているはずよ!」
「そ、そんな! ちょっとまって!」
しかしそんな声も虚しく、ミカルゲは容赦なくシャドーボールを放ってきた。
まずい……このままじゃ本気で危ない。そう悟ったのび太は、色々と突っ込みたい気持ちを捨て、目の前の相手に集中することにした。
辛うじてシャドーボールを避け体勢を立て直した二匹に、のび太は指示を出す。
「パチリスは電光石火。ポッチャマはバブル光線でガブリアスを狙うんだ!」
猛スピードで突っ込むパチリス。弾丸のようにバブルを飛ばすポッチャマ。ガブリアスは何故か動かない。回避しようとしない。
これはいける! とのび太が勝ちを確信した……そのとき。
「ミカルゲ、シャドーボール」
その一言で二匹の攻撃は失敗に終った。
シャドーボールがパチリスを跳ね飛ばし、そのままポッチャマのバブル光線をはじきつつ向ってくる。
勿論、こんなこと予想外だったためポッチャマもパチリスと同じく吹き飛ばされてしまった。
- 489 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:42:18 ID:K7BMZwlg0
- 「そ、そんな!」
どうやらこのミカルゲ、そうとうなレベルのようだ。
二匹の攻撃をこうもあっさりと防いでしまうなんて……絶対に只者じゃない。
のび太は次の指示を出そうとした。しかし、無情にも相手のほうが早かった。
ガブリアスは再び動き出す。そして、口に破壊のエネルギーを溜め始めた。
さっきと同じ光景に、のび太は思わず叫んだ。
「避けて、二匹とも!!」
飛んでくる破壊光線。それは轟音を立て、地面を軽々と破壊する。
空き地はもはや荒れ放題になっていた。二度の破壊光線により……地盤が緩んでしまったのである。
立ちはだかるガブリアス。そして、それを守るミカルゲ。
「の、のび太くん……頑張って!」
後ろでドラえもんが応援してくるが、のび太は正直くじけそうになっていた。
滅茶苦茶だ。こんなのクリアできるわけないよ! と。
- 490 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/07/31(金) 22:45:16 ID:K7BMZwlg0
- 投下終了。
途中のは大事なことなので二回書きました
- 491 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 23:44:27 ID:14qaspih0
- 乙
応援してるから頑張れ!
- 492 :ゲーム好き名無しさん:2009/07/31(金) 23:54:12 ID:Gh6FbikJO
- まだこのスレに投下してくれるなんて、感謝してもし尽くせない…
ありがとう、乙
- 493 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/01(土) 13:06:41 ID:xoYsAQeKO
- 乙
もうスパルタなんてもんじゃないなww
- 494 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/04(火) 08:44:19 ID:9oGa8BVG0
- 晒し上げ
- 495 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/05(水) 20:43:34 ID:5clPsNqzO
- クッソスレ
- 496 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/05(水) 21:57:51 ID:5gJeeBDL0
- ゴミスレsage
- 497 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/07(金) 00:10:35 ID:fXWfgFR40
- のび太誕生日おめ
公式設定によると今年で45歳だな
- 498 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/07(金) 00:59:24 ID:X8xf5F02O
- うわ中年もいいとこじゃんw
- 499 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 00:42:11 ID:TOzq6BB3O
- 新参ですが、いま余分に書き溜め中です
投稿した暁にはよろしくお願いします
- 500 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 09:44:40 ID:ZaEuGD8QO
- そうか。ここは住人に紛れて作者を叩く荒らしが隠れてるから気をつけてな
楽しみにしてるぞ
- 501 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 17:09:24 ID:QwJnMbN60
- また携帯かよ
- 502 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/15(土) 02:38:40 ID:6RSpHsAk0
- 保守
- 503 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 21:51:11 ID:QAjJyH6+0
- 投下します
- 504 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 21:53:25 ID:QAjJyH6+0
- シロナとの特訓開始から数十分が経過していた。
強力な破壊光線に、隙のないシャドーボール。
いまだにガブリアスに攻撃を当てることはできないが……のび太はひとつ気がついたことがあった。
何故かは知らないが、ガブリアスは破壊光線を打った後暫く動けないということだ。
よほど反動が強いのか、ガブリアスはいつもそこで動きを止める。
そしてミカルゲの役目は、多分そこに攻撃が来ないようカバーすることなのだろう。
二匹が役割を分担し、とても息の取れた連係を築き上げている。
のび太はこのバトルを通じて少しづつ学んでいった。ダブルバトルの奥の深さというものを……
「どうしたの? もうギブアップかしら」
「いいえ、そんなことはありませんよ。パチリス、電光石火!」
ガブリアスの破壊光線が終り、またミカルゲがそれをカバーする体制に入った。
それをチャンスと踏んだのび太はパチリスに攻撃を命じたわけだ。
このタイミングで二匹に攻撃を指示するたびにミカルゲにあっさりと防がれてしまっていた。
だが、今回は一味違う。少なくとものび太はそう考えていた。
「何度やってもおなじよ。ミカルゲ、シャドーボール!」
「パチリス、影分身で避けるんだ!」
シャドーボールが勢いよく飛んでくる。
パチリスはそれを素早く避け、残像を作りながら突進していった。
「そのまま電磁波だ!」
ミカルゲに飛びついたパチリスは電磁波を浴びせ、麻痺させる。
これにより動きを鈍らせたミカルゲは行動を遅らされてしまった。
ミカルゲさえ封じてしまえばガブリアスは隙だらけなのだ。のび太はそれに気がつくまでにかなり時間がかかった。
- 505 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 21:56:28 ID:QAjJyH6+0
- 「いまだポッチャマ。バブル光線!」
「ミカルゲ、ガブリアスを守って!」
今度はシャドーボールの妨害も無しにバブル光線は放たれる。
さっと攻撃の間に割り込もうとしたミカルゲだが……麻痺しているためか、なかなか思うように動けない。
その間にも勢いを増すバブル光線は一直線に飛んでいった。
しかしここで不運なことに、ガブリアスはぴくっと腕を動かす。
そう。破壊光線の反動による行動の制限が終り、ついに再び攻撃の態勢に入ったのだ。
龍の波動でバブル光線を打ち消したガブリアスは……勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「そ、そんな!」
再び口に破壊のエネルギーを溜めるガブリアス。
それは徐々に増していき……やがて爆発しそうな勢いにまで膨れ上がった。
この攻撃を受けたらひとたまりもない。しかしまた回避してもせっかくのチャンスがなくなってしまう。
しかしのび太は気がついた。
ガブリアスのすぐ近くには……まだパチリスがいる!
「パチリス、今のうちに電光石火を決めるんだ!」
その指示を聞くと、パチリスは目にも留まらぬスピードで駆け出した。
龍の波動を放ったときに消費したエネルギーのぶん、その直後に発動された破壊光線の準備時間が長引いたのだろう。
まさに発射寸前というその瞬間――パチリスの攻撃はガブリアスの腹部にヒットした。
「や、やった!」
急に力が抜けたかのように膝をつくのび太。
これだけのレベルを持ったポケモンを相手にしていたので、かなり緊張していたのだろう。
この修行では、ガブリアスに攻撃を当てた時点で合格になる。
シロナは微笑み、ぱちぱちと拍手を送ってくれた。
- 506 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 21:59:47 ID:QAjJyH6+0
- のび太たちが過酷な修行を受けている時のこと。
「まったく、あの自転車全然スピードがでなかったな。無料レンタルとはいえほんと最悪だったぜ!」
ぶつぶつ文句を言いながらサイクリングロードのゲートを出て行く人の姿……それはまさしくジャイアンのものだった。
そのバッジケースの中には、すでに二つのジムバッジが収められている。
草タイプ使いのナタネとはモウカザルの相性が抜群だったので余裕で突破してしまったのだろう。
「ん? なんだよ、あの人だかりは」
ただでさえ機嫌が悪いのに、さらにそれを加速させるようなことが起きた。
なんとこんななにもないような道で沢山の人間がひしめきあい、通行の邪魔になっているのだ。
どうやら何かあったらしい。ジャイアンはふと手持ちのポケモン達にめをやった。
「今のコイツじゃ空飛んであれを越してくこともできねえしな……」
そこのボールに収められていたのはムクバード。威嚇が得意なジャイアンにぴったりのポケモンだった。
悪態をつき、仕方無しにジャイアンはその人だかりの中に突っ込んでいく。
そしてきょろきょろと辺りを見回し、適当に短パン小僧と思しき少年の肩を掴む。
「おいお前、ちょっと聞きたいことがあるんだが」
「は、はいっ!?」
その威圧感に短パン小僧は飛び上がる。ムクバードの威嚇など話にならないレベルである。
ジャイアンがこの状況について問いつめると、短パン小僧はおびえながらも早口で解説した。
「この人たちは……サンダーを探しにやってきた人たちなんですよ」
- 507 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:04:14 ID:QAjJyH6+0
- 「さ、サンダー!?」
短パン小僧の言葉に飛び上がるジャイアン。
それもそうだろう。サンダーといえば伝説の鳥ポケモン。捕まえればかなりの戦力になる。
「は、はい……どうやら昨晩、ここでサンダーを見たって人がいたんで……それで……」
「なるほど。それでこいつらは血眼になって探してるってワケか」
よく見ると確かに周りの人々はポケモンを連れている。一目でトレーナーだとわかった。
確かに、サンダーはプラチナで野生ポケモンとして登場する。きっとその設定はこの世界でも同じなのだろう。
ジャイアンはこれを好機だと判断し、さっそくモンスターボールを手に取る。短パン小僧も興味が自分から離れた今が好機だと判断して一目散に逃げ出した。
「お前ら、話しは聞いてただろ。早速サンダーを探して来い!」
ジャイアンはボールからモウカザルとムックルを取り出すとすぐにそう命令する。
しかし肝心の二匹はきょとんとした表情でいまいち反応がぱっとしない。
「……ああ、お前らは知らないんだったな。サンダーってのは電気タイプの鳥ポケモンでかなり強そうな奴だ。わかったか?」
それだけの説明で探せというのもむちゃくちゃな話だが、それを聞いて一番嫌がったのはムクバードだった。
もう見るからに嫌そうな顔をしている。ジャイアンはその顔を暫く睨みつけ、やっとその理由がわかり、ふんと鼻を鳴らした。
「そうか、お前電気タイプは苦手だったな……」
やっと理解してもらえてムクバードはほっと安心したように息をつく。
通常のジャイアンならここで有無を言わせず行かせるところだが、彼もここにくるまでそれなりに危険な目にあっているのだ。
その分微妙に慎重さが増していたのでムクバードは救われたというわけだった。
「お前らの力だけじゃサンダーには勝てなさそうだしな……しゃあねえ、新しく地面タイプを捕まえるか」
- 508 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:07:38 ID:QAjJyH6+0
- しかし肝心なところはダメだった。レベル差を考慮して挑戦を諦めるというところにまで考えは及ばなかったのである。
というわけでジャイアンは地面タイプのポケモンがいる場所を必死に思い出し始めた。
「……そうだ、サイクリングロードといえばアイツがいる場所のすぐ近くじゃねえか!」
ジャイアンは二匹をボールに戻すと、今来た道を逆走して行った。
向う先は……サイクリングロードの脇の荒れ果てた裏道のようなところだった。
「ここだ。ここならすごい地面タイプを捕まえられるぞ!」
数時間後ジャイアンがたどり着いたのは普通は気がつかないような小さな入り口だった。
迷いの洞窟の隠し部屋のようなところだ。ここに注意を向けるトレーナーは極少数だった。
ジャイアンはその洞窟に足を踏み入れると、ずかずかと進んでいった。
洞窟内は静寂が支配し、ひっそりと佇む野生ポケモン達の気配が不気味な空間を作り上げている。
「薄暗いな。モウカザルにフラッシュでも覚えさせときゃよかったか?」
そんなものは覚えない。しかしジャイアンは何かに気がついたようにモウカザルを洞窟内に解き放つ。
するとその尻尾の炎で周囲が照らされ、今までより格段に歩きやすくなった。
「これで探せるぞ。さあ、早く出てk……」
ジャイアンが叫ぼうとしたそのとき、さっそく前方から謎のエネルギー波が飛んでくる。龍の怒りだ。
瞬時に気がついたジャイアンは持ち前の運動神経を発揮してそれを回避し、攻撃の飛んできたほうをにらみつけた。
「モウカザル、火の粉だ!」
モウカザルは手に炎の塊を溜め、それを勢いよく暗闇に向って投げつける。
勿論命中するはずも無く火の粉は空振りするが、かわりに一匹のポケモンが姿を現した。
ジャイアンはそれを見て嬉しそうに笑みを浮かべる。
「さっそく出てきやがったか。大人しく俺のポケモンになりやがれ!」
- 509 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:12:06 ID:QAjJyH6+0
- そこに居たのはドラゴンと地面の二つのタイプを持つポケモン、フカマル。
進化すればかなりの力を持つことになる強力なポケモンである。
フカマルはジャイアンの中に眠る力を感じたのか、闘争本能をむき出しにしている。
アレはまちがいなく戦いに植えている目だ、とジャイアンは悟った。
「上等じゃねえか。いけ、モウカザル。もう一度火の粉だ!」
再び鋭い火の粉が飛ぶが、フカマルは難なくそれを回避する。
そして反撃してくると思いきや、フカマルは何か別の技の予備動作に入った。
それを見て何か思いつくことがあったのか、ジャイアンはすぐさま次の指示を出す。
「モウカザル、挑発!」
フカマルはモウカザルの挑発に乗り、物凄い形相で睨みつけてくる。そしてすぐさま飛び掛ってきた。
計画通り……と勝ちを確信したジャイアンは、戦いを長引かせるのも性に合わないのでいっきに叫んだ。
「今だ、マッハパンチ!」
フカマルは爪を鋭く光らせ突進してくる。しかし、モウカザルのスピードのほうが格段に上だった。
目にも留まらぬスピードで一気に間合いをつめると、モウカザルはその勢いに乗せて右ストレートをかます。
フカマルはそのまま地面に叩きつけられ、ダメージのせいか次の動作にすぐ入ることはできなかった。
これをチャンスと判断したのだろう。ジャイアンは空のモンスターボールを手に取ると、思い切りそれを投げつけた。
- 510 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:15:22 ID:QAjJyH6+0
- ばしっと命中し、フカマルはモンスターボールの中に吸い込まれる。二、三回ゆれるが、フカマルがボール内から出てくることは無かった。
満足そうな顔をすると、ジャイアンはつかつかと歩み寄り、ボールを拾い上げた。
「これでサンダーをゲットする準備は整った。行くぞ、モウカザル!」
少し休ませろといわんばかりの顔をするモウカザル。
ジャイアンがだらしねぇなあとモンスターボールを手にしたそのとき……二度目の攻撃が彼の目の前を通り過ぎた。
「な、なんだ!?」
あたりはしなかったものの、明らかにこれは自分を狙った攻撃。しかしフカマルはもうモンスターボールの中に納まっている。
じゃあ一体誰が? とあたりを見回すジャイアン。その答えはすぐに出ることになる。
「こ、こいつら……」
そう。気がつくと、ジャイアンは数十匹のフカマルに取り囲まれていた。
きっと今のバトルを見て強敵に飢えていたフカマル達はがまんできなくなり襲ってきたのだろう。
さすがのジャイアンもこれはまずいと冷や汗を流す。こんな数のポケモンを相手にするのははじめてだった。
しかし悩んでいる暇は無い。フカマル達は一斉に牙をむき、勢いよく飛び掛ってきた。
一戦終えた後で辛いが嘆いていてはやられてしまう。ジャイアンはとっさにモンスターボールを掴んだ。
「いけっ、ムクバード!!」
ムクバードは登場と共に荒々しい鳴き声で飛び掛るフカマルを威嚇する。攻撃を下げる作戦である。
しかしフカマルの勢いが衰えることはなく、ジャイアンはその突進を思い切り受けてしまった。
「うぐッ!」
ジャイアンは壁にたたきつけられる。ムクバードとモウカザルとの距離が離れてしまった。
しかも最悪なことに、一匹のフカマルが何か奇妙な動きをしている。ジャイアンは口を開こうとしたが……ほんの少し遅かった。
- 511 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:18:46 ID:QAjJyH6+0
- 「うおおおおっ!?」
フカマルは強烈な砂嵐を洞窟内に発生させ、ジャイアンの視界を奪う。
さっきモウカザルが挑発したのはこの技を防ぐためだった。なのに、今回はこうもあっさりとそれを許してしまったのだ。
ゲームでもフカマルを育てていたことのあるジャイアンはその特性をよく知っていた。深まるの特性は砂がくれ。砂嵐が起きているとき、回避率がアップするという代物だった。
「仕方ねえ! ムクバード、吹き飛ばしだ!」
声が届くことを祈りながら送叫ぶジャイアン。幸いムクバードはそれを聞き取ってくれたらしく、洞窟内に旋風が巻き起こる。
砂嵐ごと周りのフカマルたちを風で吹き飛ばしたムクバードとモウカザルは、ジャイアンの姿を見つけるとすぐに飛んできた。
「よし、上出来だ。お前ら、こっちへ来い!」
悪態をつきながらもジャイアンはさらに奥深く足を進めていった。
フカマルはそれをみすみす逃がすようなマネはせず、あたりまえのように追ってくる。ジャイアンは逃げるようにその大群から背を向けた。
- 512 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:22:49 ID:QAjJyH6+0
- 「まったく、今日は本当についてないぜ!」
フカマルに追われながら必死に逃げ回るジャイアン。
この洞窟は比較的狭く酸素も薄いので、すぐに息切れしてしまう。
後から迫ってくるフカマルたちも放ってはおけない。まさに極限状態だった。
しばらく走ると、ジャイアンはすっと足を止める。
体力が切れたかあるいは諦めたのだとフカマルは油断する。しかし……こともあろうに、ジャイアンは笑った。
そして自信たっぷりにフカマルたちに指を突きつけたのだ。
「お前ら、なにか勘違いしてるんじゃないか? 俺はただ闇雲に逃げていたわけじゃねえ。コイツを探してたんだよ」
そこに落ちていたのは一枚のディスクのようなもの。そこにはなんと、「技マシン26じしん」と記されていた。
あのとき、ゲームでもこの場所にじしんの技マシンがあるとジャイアンは思い出したのだった。
「お前は俺様に負けたんだ。大人しく指示に従ってもらうぜ!」
ジャイアンはボールからさっき捕まえたフカマルを繰り出す。
そしてすぐさま自身の技マシンを使い、新たな技を覚えさせた。
野生の勘が危険を伝えているのか、フカマルは一斉にジャイアンに襲い掛かる。
しかし、それはもう既に遅い。ジャイアンは命令を下した。
「フカマル、地震だ!!」
洞窟に鋭い炸裂音が響き渡る。それと同時に地面は急に揺れだし、周囲のものを襲った。
この衝撃波により周りのフカマル達は吹き飛ばされる。無論、この攻撃を受けて立っていられるはずもなかった。
ムクバードに捕まって攻撃を回避していたジャイアンはすっと地面に降り立つ。ムクバードのほうは空を飛ぶを覚えてもいないのにこの体重を持ち上げるのが限界だったのか倒れこんだ。
- 513 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:25:21 ID:QAjJyH6+0
- 「へっ、俺様の華麗な戦略を見たか!」
自信満々にそうはき捨てるジャイアン。勿論。一歩間違えれば洞窟が崩壊して生き埋めになっていたかもしれないという事実には気がつかなかったが。
しかしジャイアンはそういったはいいものの、何か異変を感じる。倒れたフカマルたちがおきあがり仲間になりたそうな目で見ているのだ。
「ちょっとまて、さすがにそれは無理だ!」
そんなにモンスターボールを持ち歩いているはずも無い。
しかし不覚にもジャイアンは自分を慕うポケモンを一日で30匹ほど増やしてしまったのである。
- 514 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/08/15(土) 22:26:11 ID:QAjJyH6+0
- これで投下終了です
サンダーはこの後のストーリーに大きく関わってくる予定
- 515 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/16(日) 16:46:37 ID:s0R1/zCOO
- 乙。意外とジャイアン頭いいなw
- 516 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/17(月) 20:13:38 ID:4VURKHUAO
- こんな過疎ったスレにまだ精力的に投下してくれてる作者がいるんだな
ホント頭が下がるわ、乙
- 517 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/19(水) 13:54:52 ID:LtqQnzIi0
- 携帯ばっか
- 518 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 23:54:43 ID:EuWdEOCNO
- クッソサクヒン
- 519 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/30(日) 23:34:19 ID:G+zcfZUA0
- あえてのプラチナ氏、避難所の方がwikiを建ててくださいました。
ttp://www24.atwiki.jp/fantomdorapoke/pages/1.html
そこで貴方の作品を収容させていただきたいのですが、収容する際の順序はどうなさいますか?
特に拘りが無ければ、こちらで適当に収容しますが。
例えば>>482-489〜>>504-513で1ページ、とかそういう指定をお願いします。
前スレのログも保存してありますので、前スレのほうも補完可能です。
- 520 :ゲーム好き名無しさん:2009/08/31(月) 13:49:19 ID:sNDD+iGhO
- おお、乙
そういえば赤髪氏ってまだいるんだろうか…
あとミュウ氏はもう続き書ける状態じゃないのかな…寂しいスレになったなあ
まずは、まだ作品を書いてくださる作者を大切にしないとな
- 521 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:15:34 ID:tG8Z/cIq0
- 久々に投下する
>>519
乙です。その辺は全てそちらにお任せします
- 522 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:17:52 ID:tG8Z/cIq0
- 「いよいよだね、のび太くん」
「大丈夫。今回もきっと勝ってみせるよ!」
ドラえもんの応援を受け、のび太は今、ハクタイジムの中に立っていた。
この部屋には天井が無く、クロガネジムに比べるとかなりの開放感を感じる。
目の前にはバトルフィールドが広がっており、その向こう側には……ジムリーダーが腕を組みながらのび太を見据えていた。
その瞳からは揺るがない自信のようなものが感じられる。のび太は自分との格の違いを悟ったが、決して不安になったりはしなかった。
あの後も続いたシロナとの悪夢のような特訓のおかげで微妙に自信がついていたのだろう。それに、手持ちのレベルも一日でかなり上がっていた。
「貴方が挑戦者ね?
私は草タイプ使いのジムリーダー、ナタネ! さっそく始めましょう!」
ナタネは威勢よく自己紹介を済ませると、宙に投げはなった二つのモンスターボールが開き、中からポケモンが登場した。
一匹は薔薇のようなポケモン。そしてもう一匹は……黒い花びらのようなもので身を隠している謎のポケモンだった。
さっそくのび太はポケットに手を突っ込み、お目当てのものを取り出す。
「ロズレイドと……あの黒いほうはチェリムっていうのか」
図鑑を見て呟くのび太。
草タイプに有効な技はポッチャマのつつくだけだが、ここまできてしまったからには仕方がない。
審判の声が鳴り響き、のび太の二つ目のバッジをかけた勝負は幕を開けた。
「チェリム! 日本晴れよ!」
ナタネの声と共に、急に日差しが強くなる。
このジムは天井が空いているため天候の影響を受けやすかった。
天気を良くして一体どうするんだろう? とのび太が思っているところに、ナタネは言った。
「この技の意味がよくわからないようね。いいよ、いまからそれをきみに教えてあげる!」
- 523 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:21:59 ID:tG8Z/cIq0
- するとチェリムの体が突然光に包まれた。
そしてかたかたと震えたかと思うと……なんと次の瞬間、自分を覆っていた花びらを開き、最初とは比べ物にならないくらいの変化を遂げた。
「し、進化!?」
「違うわ。チェリムは日差しが強いと花びらを開く習性があるの!」
にこにこと笑顔を飛ばし、桜色の花びらをまとったその明るい姿にのび太は驚く。
そんなのび太の動揺にかまわず、ナタネは次の指示を出した。
「ロズレイド、葉っぱカッターよ!」
宙を裂き飛んでくる無数の葉っぱを回避する二匹。距離が開いていたからなんとか避けられた。
油断していてはこっちが負ける。のび太は頭を切り替え、バトルに集中することにした。
「ポッチャマ、ロズレイドにバブル光線だ!」
葉っぱカッターに応戦してポッチャマも負けじと打ち返す。今日はいつもより調子がいいのか、なかなかの速度だ。
しかしその攻撃は……ダメージを与えるどころかロズレイドにあっさりと片手で防がれてしまう。
ポッチャマは目を丸くした。ロズレイドはにやりと笑みを浮かべる。
「ふーん……この程度なの」
確かに相性がわるいのは事実なのだが、それを差し引いてもここまで効果がないのはおかしい。
のび太はそう考えながらもパチリスに指示を出す。
「まだだ! パチリス、電光石火!」
バブル光線を防いだのはいいが、その時腕を防御に回したせいで葉っぱカッターは途切れ、一瞬の隙ができていた。
そこを上手くついて、パチリスの電光石火はロズレイドの腹部に命中した。
- 524 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:25:21 ID:tG8Z/cIq0
- 「そのまま電磁波だ!」
「させないわ。チェリム、神秘の守り!」
電磁波を浴びせられる直前に、ロズレイドとチェリムの体が光り輝く。すると次の瞬間――電磁波ははじかれ、攻撃が無効に終わってしまった。
「そ、そんな!」
「残念、この技を使っている間は状態異常の技は効かないの。
ロズレイド……もう一度葉っぱカッター!」
電磁波で相手を鈍らせるのはのび太のパチリスの基本戦術だったため、それが防がれるとなると厳しくなる。
体制を立て直し再び繰り返される葉っぱカッターに、パチリスは後退を余儀なくされてしまう。
この攻撃の中、相手に接近するのはかなり無茶があった。
のび太はポッチャマにバブル光線を指示するが、今度は防御に入ることもなくロズレイドはそれを受ける。
ダメージはほとんどゼロに等しかった。防御する価値もないということだろうか。
「つ、強い……」
照りつける日差しがのび太の思考を遅れさせる。これも作戦の内なのだろう。
しかしそんななか、彼にも気がついたことがあった。
ロズレイドの攻撃。必死に回避するポッチャマとパチリス。にこにこと笑顔を向けているチェリム。
明らかに――一匹だけおかしいポケモンがいた。
「その目、どうやら気がついたようね。
そうよ。このチェリムは攻撃技を覚えていないの! 自己顕示欲が弱い子なのよ!」
「じゃあなんでそんなポケモンをバトルにだしてるんですか!?」
思えばチェリムは、日本晴れと神秘の守りくらいしか使っていない。
ナタネはその質問を待ってましたといわんばかりの顔をした。
「チェリムの特性はフラワーギフト。
日本晴れのとき……自分のポケモンの攻撃と特防をあげるのよ!」
- 525 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:29:11 ID:tG8Z/cIq0
- 「そ、それでポッチャマのバブル光線がそんなに効かなかったのか……」
のび太はやっと理解した。
タイプ相性の悪さ、フラワーギフト、そしてこの照りつける日差し。それらの要素がポッチャマの水技の威力を弱らせていたのだ。
シロナからポケモンの能力地について呆れ顔で教えられたからか、『攻撃と特防が上がる』と言う言葉ですんなり理解することができた。ここまでそれを知らずにやってきたのも色々と凄いのかもしれないが。
「わかったところでどうするの? この状況を覆せるかしら」
冷静に今の状況を観察してみると……というか、冷静にならなくてものび太の不利は明らかだった。
チェリムのフラワーギフト、そして神秘の守り、日本晴れによってのび太の攻撃のほとんどが封じられていた。
ポッチャマのバブル光線も効かないし、パチリスの電磁波も無効化されている。
さらに威力の増した葉っぱカッターを打ち続けてくるロズレイドのせいでむやみに接近することもできない。
(た、確かに……このままじゃ負けるかも……)
弱気になるが、ポッチャマと約束してしまった手前、諦めるわけには行かない。のび太は必死に思考を巡らせた。
そんなとき――ポッチャマはトレーナーのほうを振り向く。
「ひょっとして……あれを使えって言ってるの?」
頷くポッチャマ。のび太は次の指示を出すのを躊躇った。
なぜなら、この技は下手すれば自分たちの首をさらにしめることになるかもしれないからだ。
しかも……ポッチャマにかかる負担が激しいのだ。
実はポッチャマにはまだ技が残されていた。水タイプでなく、かつ相手にも届く技が。
- 526 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:32:36 ID:tG8Z/cIq0
- 「ほら、どうしたの? 押されてるんじゃないかな!」
こうしている間にもナタネの攻撃が迫り来る。
のび太は迷い――そして、決断した。
「二匹とも、ロズレイドに接近するんだ!!」
その指示を聞き、二匹はロズレイドに一直線に突っ込んでいく。近づけば近づくほど葉っぱカッターを受ける可能性が上がるかもしれないというのに、だ。
「……効果抜群のつつくを決める気ね。でも、無駄よ。フラワーギフトがあればタイプ不一致の攻撃なんて耐えられる!」
(タイプ不一致……? な、なんのことだろう)
のび太の疑問をよそに、ロズレイドの攻撃が繰り返される。その葉っぱカッターはポッチャマを容赦なく襲った。
効果抜群である葉っぱカッターを受けてもまだ持ちこたえるポッチャマ。
そのふらふらな足取りから、もう限界は誰が見てもすぐにわかるのに。
負けたくないという強い気持ちだけがポッチャマを支えていた。
「まだ倒れないのね。……いいわ、せっかくだからこの技でトドメをさしてあげる!」
ロズレイドは無数の尖った葉っぱを自分の周囲に集める。
そして次の瞬間……それは一斉にポッチャマ目掛けて飛び出した。
「ロズレイド、リーフストーム!!」
旋風のようなすざましい攻撃だ。吹きすさぶ風に乗り、葉っぱはどんどん接近してくる。
さっきまでの攻撃とは比べ物にならない。これをくらったらいっかんの終わりだ。
- 527 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:36:28 ID:tG8Z/cIq0
- 「パチリ……」
スと言いかけたところで、のび太の口が止まる。
策を思いついたのはいいものの、言う寸前で躊躇してしまった様子だ。
シロナとの特訓で二匹のポケモンに同時に指示を出すことには慣れた。しかしこの作戦ではパチリスの被害が大きすぎる。
「ご、ごめん今のやっぱ無し……」
パチリスはそんなのび太に向って抗議するように鳴いた。策があるなら自分に遠慮するな、ということなのだろう。
迫り来るリーフストームにパチリスの訴えてくるような視線。悩んだ末、のび太はもう一度口を開いた。
「パチリス、ポッチャマを堪えるで助けるんだ!」
パチリスがポッチャマの前に飛び出し、堪える体制に入る。そして飛んでくる葉っぱを全て受け……なんとか持ちこたえていた。
体力をほとんど使いきり、パチリスは手を地面に着く。
「ありがとう、パチリス。これで攻撃の準備が整ったよ!」
ポッチャマは駆け寄り、ロズレイドのほうを見る。その顔には、勝ちを確信したような笑顔が秘められていた。
「今だ、ポッチャマ。がまんを開放するんだ!」
がまんが一気に開放され、ポッチャマの体から大量のエネルギーが放出される。
「がまんですって!?」
この技は、がまんしている間に受けた攻撃を二倍にして打ち出す技。
そしてその蓄積されたエネルギーは……ロズレイドを一撃で吹き飛ばし、ダウンさせた。
- 528 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:38:30 ID:tG8Z/cIq0
- 「ろ、ロズレイド!」
パチリスとロズレイドに受けた「効果抜群」の技を「2倍」にして返す……
この技を耐えられるポケモンはそうはいないだろう。
ロズレイドは戦闘不能になり……ナタネに残されたのはチェリムだけになった。
チェリムは踊りをやめ、落ち込んだ顔でうつむく。
たった今、のび太たちの勝ちは確定した。なぜなら、このチェリムは攻撃技を持っていないからである。
- 529 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:42:54 ID:tG8Z/cIq0
- ナタネは溜息をつくと、にっこりと笑ってのび太のほうを向いた。
「まさかがまんを仕掛けていたとはね。見事にやられたわ」
この超威力の攻撃の弱点は、ポッチャマが技を耐え切れなかったら失敗してしまうこと。そしてダブルバトルのとき、がまんは最後に攻撃を加えた相手に解き放たれることだ。
その二つの条件をクリアするにはポッチャマが頑張るしかなかった。葉っぱカッターを耐えられなかったら……今ごろのび太は負けていた。
「攻撃技を使えないチェリムだけじゃ……降参するしかないか。いいよ、貴方の勝ち。ジムバッジは持って行きなさい!」
「や、やったよ! ポッチャマ、パチリス!」
満足そうな顔を見せるポッチャマ。これで今まで溜まっていた連敗への苛立ちなどすっかり忘れてしまったようだ。
ナタネはゆっくりとのび太に近づき、そっと手を伸ばした。
「はい、これがフォレストバッジよ。ハクタイジムを勝ち抜いた証だから大切にしてね!」
ついに二つ目のバッジを手に入れたのび太。しかし喜んでる裏で、彼には一つこのバトルで気になったところがあった。
「どうしたの? のび太くん」
「いや、なんでもないよドラえもん。次は君の番だろ? 頑張ってね」
問いかけてくるドラえもんに何事も無いかのように振舞うと、のび太は休憩するためバトルフィールドから足を遠ざけた。
(今日はポケモン達にかなり無理させちゃったな……。次からはこうならないように頑張らないと!)
一人決意を新たにするのび太。
とにかくこれでバッジは二つ目。元の世界に帰るまで、残りあと六つだ。
- 530 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/01(火) 23:52:46 ID:+NY6MIt8O
- 投下終了?それとも規制された?
- 531 :プラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/01(火) 23:53:17 ID:kj2cgztrO
- これで投下終了です
そろそろドラえもんの空気化が深刻になってきた
- 532 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/02(水) 23:08:00 ID:iDWLJJpMO
- だったら次からは観戦中の心境や応援シーンを入れるとかすればいいと思うよ
次回はそういう問題とは無縁だろうけどね
今回はのび太の馬鹿さとヘタレぶりと成長ぶりがいい具合に入っててよかったよ、乙
- 533 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/03(木) 08:18:09 ID:5Uee4gzXO
- というか、昔からドラポケだとドラえもんって空気になりやすい気がする
- 534 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/03(木) 19:36:34 ID:8dKXz0D70
- ドラえもんと秘密道具が空気になるのはお約束w
真面目な作品だと尚更。
- 535 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/03(木) 22:45:03 ID:5Uee4gzXO
- やっぱ「秘密道具禁止」がドラえもんの空気化に繋がるのかな
昔はドラえもんはポケモン世界に行かない作品すらあったしな
- 536 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/05(土) 23:30:15 ID:omlDbTaz0
- チャットの流れがキモすぎる
- 537 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 06:01:23 ID:IIbQXcXrO
- >>536
URLくれ
- 538 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 08:39:13 ID:HZjrlEqFO
- ファントムって奴ヤバイ
何とはなしてるのか全くわからないヤバイ
http://newdorapoke.chatx2.whocares.jp/m/?guid=on
- 539 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 09:19:33 ID:AVAimkmNO
- 避難所の作者だろ。ほっとけよ
- 540 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 17:36:41 ID:kJJjoRfa0
- 電話ばっかwwwwwwww
ニコ厨にリア厨もいるし、もうどうしようもねぇな
- 541 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 20:43:26 ID:cH6oTVYxO
- 85:ファントム ◆.DxfZ0s0HAsage2009/09/06(日) 18:13:30 ID:7YV5gvC2
本家スレにて、私やチャットの流れを馬鹿にするような書き込みがあったので報告しときます。
なに言ってんだこいつ
- 542 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 21:52:40 ID:AVAimkmNO
- 昔のアダムスあたりと同じように考えとけ
スルーが最善
- 543 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 02:34:06 ID:5F5kQGNH0
- 初代の作品には、本物のドラえもん長大編にも通ずるような、
そんな何かがあったな。
と、懐古厨がレスしてみるテスト
今度VIPにスレ建てしてみようかと考えてるんだが、やはり金曜とかかな?
- 544 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 10:54:44 ID:or1UzBiMO
- >>543
金曜だとポケモン好きなVipperは立つであろうHGSSフラゲのスレに流れるんじゃないか
それからVipperが流入して来ても困るからここの存在は晒さないでくれ
粘着してるやつがいるのにこれ以上迷惑なのが増えても困る
- 545 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 23:55:44 ID:6A6nv9R/O
- VIPにスレ建ては危険だ…
- 546 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 03:15:34 ID:FM+b3+R9O
- 前ドラーモンとノートの完コピをVIPに投下したら全く伸びなかった
あとファントムキモすぎ
- 547 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 20:45:25 ID:NMHLermcO
- HGSS発売記念age
- 548 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 20:47:39 ID:12uFqewCO
- まだこのスレあったのかよ ゲサロ移転して
初代しかいらなかったんだよ そもそも
- 549 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 21:47:16 ID:pqFztM920
- そろそろポケモン板への移転をもう一度考えてみる時期じゃないか?
- 550 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 23:05:30 ID:msIEHwve0
- >>549
ビラクさんまだいらっしゃったんですか
- 551 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/14(月) 00:20:58 ID:DLdOH4FEO
- いや、俺もアリだと思う。新人がたくさん来ると思うぞ
まあ、おそらく変な奴や荒らしも来るだろうが現状よりいいだろう
- 552 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/14(月) 13:51:38 ID:GvO++UiSO
- まぁこのスレが埋まってからの話になるけどねww
- 553 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/14(月) 17:10:04 ID:DLdOH4FEO
- 遠いww
- 554 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/16(水) 18:39:06 ID:CNpYeUAHO
- ファントムとやら氏ね
- 555 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/19(土) 17:54:42 ID:73WZ11If0
- >>464は結局一回こっきりだったな
- 556 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/20(日) 12:00:14 ID:lpIeRTB20
- このスレにはよくあること
- 557 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/20(日) 18:05:02 ID:whY6dU6B0
- PC持ちは俺含めて4人でおK?
- 558 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/22(火) 17:04:35 ID:/duOQP0cO
- クレしん…
- 559 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/23(水) 18:45:04 ID:i2d1DKalO
- ここの住人はHGSSは買った?
- 560 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:18:47 ID:4JsJxX1b0
- 俺は運よく予約無しで買えたよ
世間が金銀リメイクなのにプラチナってのもあれだけど保守ついでに投下する
- 561 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:19:55 ID:4JsJxX1b0
- 「見えてきたよ。あれがテンガン山だ!」
ガイドブックを確認し、ドラえもんは目の前に聳え立つ巨大な山を指差した。
頂上は降り積もる雪で白く染まり、向こう側から登りたての穏やかな朝日がかかって美しく輝いている。
のび太はその雄大さを間近で観て、なんともいえない感動に包まれた。
ここはシンオウで一番高い山らしい。この地方を東と西に分かち、その頂上には「槍の柱」なる遺跡があるそうだ。
ハクタイを出発して数日、彼らはテンガン山の麓に来ていた。
ドラえもんも無事にバッジをゲットでき、今のところ旅は順風満帆で進んでいる。
そしてここまで来るのにもう一つ嬉しいことがあった。
「それにしても……強そうになったよね、ナエトル」
ドラえもんのとなりには、ジム戦を終えて進化したナエトルの姿があった。
人間が一人乗っても大丈夫そうにがっしりとした体系になったその名前は……ハヤシガメというらしい。
のび太はちょっと羨ましそうにハヤシガメを見つめた。
そういえば、思い返してみると自分のポケモンは進化したことがなかった。
ポッチャマはあれだけ戦ってまだ進化しないし、ズガイドスの進化も見えてこない。
「ポッチャマもいつかこんな風になるのかな?」
問いかけてみるが、ポッチャマは知らないといった風に首をかしげた。
まあいいや、とのび太はテンガン山を再び見つめる。
「はやく行ってみよう。僕、なんだか待ちきれないや」
「まったく、さっきまで歩くの疲れたって行ってたのは誰だったんだろうね」
「それとこれとは話が別だよ!」
呆れたようなドラえもんの反応だが、のび太は気にせず走っていった。
ドラえもんもしょうがないなあと少し嬉しそうにそれを追いかける。
- 562 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:21:52 ID:4JsJxX1b0
- 「ここがテンガン山の中かぁ……」
テンガン山内部には巨大な洞窟が広がっていた。
複雑に入り組んだ迷路のようになっていて、一歩間違えると外に出るまで何時間もかかるらしい。
とても静かな場所で、野生ポケモン達もあまり騒ぎ立てたりはしていない。なんだか神聖な場所だった。
そんな洞窟を見渡して……のび太は一言呟いた。
「ねえドラえもん。ここ、すぐ道に迷いそうじゃない?」
のび太の言っていることはもっともだった。こんな迷路のような場所、迷わずに抜けられるはずがない。
しかしドラえもんは問題ないという。
「のび太くん、あれを見てごらん」
どらえもんの指差した先に居たのは、岩陰で休んでいる一匹のポケモンだった。
とても特長的な鼻をしていて、体は岩でできているようだ。
しかもよく見てみるとあちこちにそれと同じポケモンがいる。ここを住処にしているのだろう。
「なんだか不思議なポケモンだなぁ……」
図鑑によると、どうやらノズパスというポケモンらしい。
なんでも、鼻の先が磁石になっていてずっと北を向いているとか。
「テンガン山を抜けるには東に進んでいけばいい。そこであのポケモンの出番なんだよ」
「なるほど。方角がわかるのを利用するんだね!」
- 563 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:25:02 ID:4JsJxX1b0
- すぐに期待以上の反応を示す物分りのいいのび太にドラえもんは感動した。
ポケモン達と頭を使って敵を攻略していくうちに、洞察力も鍛えられたのだろう。
「ふふっ、おかしいな。目線が熱くなってきちゃった。
この気持ちはきっとあれなんだろうな。のび太くん。僕は今猛烈に……」
「それで、東ってどっち?」
「ノズパスから見て右の方向だよ」
ドラえもんはそういうと、何事もなかったかのように四次元ポケットから紐のようなものを取り出した。
のび太はそれを受け取り、しげしげと見つめる。
「なに? これ。新しい秘密道具?」
「違うよ、ポケモン世界の道具なんだ。穴抜けの紐って言うらしい。
なんと、これを使えば一瞬で入り口に戻ることができるんだ!」
「科学の力ってすごい!」
一見タダの紐なのに、実は最先端科学の結晶のような便利な道具だった。秘密道具にも負けず劣らずの性能かもしれない。
「でも、迷ったときでもこれがあれば安心だね」
のび太はそれを大切にしまった。
とりあえずこうして彼らのテンガン山を越える道のりはスタートしたのだ。
- 564 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:28:06 ID:4JsJxX1b0
- その後、二人は静かな洞窟をひたすら歩いた。
会話しながらだったので退屈はしなかったが、やはり歩き続けると疲れてくる。
「あとどれくらいかなぁ?」
「ガイドブックによるとあと半分くらいだから頑張れ!」
励ますドラえもん。まだ半分もあると聞いてうなだれるのび太。
ドラえもんが「もう少しだから頑張れ」と励ますべきだったと後悔し始めると……
その時、とつぜん異変は起こった。
「な、なんだ!?」
なにが起こったのかは知らないが、この洞窟に巨大な振動音が響き渡ったのだ。
ノズパスは微動だにしなかったが、他のポケモン達はくもの巣を散らすように逃げていく。
地面の揺れが収まると……のび太はドラえもんの肩を掴んだ。
「ど、どうなってるの!? 一体何が……」
「おちついて、のび太くん。そんなこと聞かれても僕にわかるわけないだろ!」
それもそうか、とのび太は冷静になり、手を離す。
いざとなれば穴抜けの紐があるから安心だ、と考え直すことにしたのである。
しかしそれを使ったとして、また入り口からここまで歩いてこなければいけないくなる。
それはとてつもなくしんどいことのように感じられた。
「とにかく、行けるところまで行こうよ。何が起こったのかは知らないけど、ここで戻るなんてごめんだよ!」
「うーん、君の言うことも一理あるな。……やっぱり最後まで歩いてみようか。
そのかわり、十分に気をつけて行こうね」
ドラえもんはのび太に賛成すると、さっそく歩き出そうとした。
しかし……数歩先で足を止める。
- 565 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:30:34 ID:4JsJxX1b0
- 「どうしたの? ドラえもん」
「のび太くん、あれ……」
体感温度が急に下がりだしたような気すら感じられる。
ドラえもんが言いたいことはのび太にもよくわかった。
この道の先に……見たこともないポケモンのようなものがいた。
大きく透き通るような氷の体に、黄色に輝く6つの点のような目。
そいつはのび太たちのほうをじっと見つめたと思うと、ゆっくりと――接近してきた。
「あ、あのポケモンはなに!?」
のび太は急いで図鑑を開く。
あのポケモンの名前はレジアイス。
氷河期に造られた氷でできていて、その体温はマイナス200度……らしい。
「のび太くん、避けて!」
ドラえもんの叫びにはっと気がつく。
見れば、レジアイスは手に冷気を集中させ、それを一気に打ち出したところだった。
「うわぁああっ!」
のび太はそれを奇跡的な動きで回避し、冷凍ビームはそのすぐ脇に命中する。
レジアイスは何故か知らないが、完全に二人を抹殺する気だった。これがフレンドリーな空気には到底思えない。
「ありがとう、ドラえもん。助かったよ」
「どういたしまして。それにしても、何でアイツは僕達を襲ってくるんだろう?」
わからない。のび太たちには突然わけのわからないポケモンに襲われるようなことをした覚えなどなかった。
しかしレジアイスはお構いなしに、機械的な動きで冷凍ビームを乱射した。
- 566 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:32:38 ID:4JsJxX1b0
- 「このままじゃまずいよ。はやく脱出しよう!」
「それしかないみたいだね。さっそく穴抜けの紐を……」
ドラえもんがそういいかけたとき、地面が再び大きく揺れる。言葉を遮られた挙句地面に倒れこみ、ドラえもんは顔をしかめた。
レジアイスは地震を放ったわけだ。しかもそれだけじゃない。
洞窟内で地震が起こるなんて……まさに最悪のシチュエーションだった。
「危ない、ドラえもん!」
みしみしと嫌な音が響いた次の瞬間、のび太たちの上から岩がなだれのように降り注ぐ。いまの技で天井が崩壊したのだ。二人は必死にそれを避けようと走り出した。
がらがらと音を立ててふさがってしまう道。幸い、二人は無事だった。……しかし。
「ドラえもん、どこ!?」
二人は正反対の方向へ逃げ出していた。のび太はレジアイスのほうへ。ドラえもんはその反対側へ。
二人は見事に積もった岩で分断されてしまっていた。
「のび太くん、僕は無事だよ。それより、今は君の身が危ない!」
その声で、のび太は今の自分が置かれた状況に気がつく。
自分のほうにはレジアイスが待ち構えていた。現に、今も冷凍ビームを放つ体制でいる。
さらに運の悪いことに、さっきの混乱で穴抜けの紐を落としてしまったらしい。しかもそれは瓦礫に飲み込まれたらしく、どこを探しても見当たらなかった。
「そ、そんなぁああ」
のび太は絶望に支配され、がくっと膝をつく。
しかしこうしていてもレジアイスが攻撃してくる。のび太は仕方がなく立ち上がり、それを回避した。
退路は絶たれ、目の前にはレジアイス。
覚悟を決めて……のび太はモンスターボールを握った。
- 567 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:35:18 ID:4JsJxX1b0
- 「頼むよ、みんな!」
のび太はポッチャマ、ズガイドス、パチリスの三匹を繰り出した。
さっき図鑑で確認したとき、このレジアイスのレベルがかなりのものであることもわかった。
一対一では勝ち目は薄い。こうなったら……三匹で同時に戦おうということだった。
ロトムの時は失敗したが、今ののび太は複数戦にも少しづつ慣れ始めていた。
「二匹同時に指示を出すことができたんだ。三匹同時でもやってやる!」
恐怖に潰されそうになりながらも、のび太は挑戦的に言い放つ。
その声に反応するかのように……レジアイスの目が、不気味に光り輝いた。
- 568 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/09/23(水) 23:37:01 ID:4JsJxX1b0
- これで投下終了です
- 569 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 08:19:35 ID:M3/rh9BsO
- 乙。配布イベントかなんかで出るやつだっけ?しかしほんと運悪いなww
あとよく予約無しで新作買えたな。俺は普通に予約してたわ
- 570 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 23:12:21 ID:YN4V0TFX0
- 乙乙乙
- 571 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 23:20:46 ID:wZJJMmUB0
- 乙パイ
- 572 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/26(土) 17:29:14 ID:VpQX8R0dO
- つまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないな
つまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないなつまんないな
- 573 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/28(月) 12:34:53 ID:rbv7VuXBO
- つまらない
- 574 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 01:16:34 ID:/uRTJFN/O
- 保守
- 575 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/05(月) 22:28:19 ID:r0GmsaAG0
- このスレも色々あったからなぁ
人気のベテラン作者が実は自演だったり
- 576 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 00:59:01 ID:etuFloGpO
- なんだっけそれ
- 577 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 16:29:14 ID:iCLa1ric0
- ほしゅ
- 578 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 08:09:25 ID:vIFM6Ba7O
- ワタリのことかぁ!!!!!
- 579 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 23:42:09 ID:UH4ElkrVO
- ワタリとか懐かしすぎる
- 580 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/11(日) 23:37:24 ID:JD4dcmEkO
- 保守
- 581 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 22:33:13 ID:sbLtE32z0
- そろそろ投下します
- 582 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 22:35:05 ID:sbLtE32z0
- 静まりかえった洞窟の中をぴりぴりとした空気が張り詰める。
旅を続ける彼らの前に突如現れた謎のポケモンレジアイス。
襲い来る敵に戦うしかないと悟ったのび太たちは、真正面から対峙していた。
(ここは悠長に様子見してる場合じゃない。なら、先手必勝だ!)
この洞窟内にのび太の指示が響き渡る。
「ズガイドス、怖い顔だ!」
ズガイドスが飛び出し、レジアイスに怖い顔をする。
素早さを下げようとしたのだが……全然効いていないらしく、なんとレジアイスは怖がる素振りも見せない。
その無表情と氷の体は、まるで怖がるという感情を持ち合わせていないかのような雰囲気すら持っていた。
「そ、そんな!」
さっそく作戦が失敗して驚くのび太だが、すぐに頭を切り替える。レジアイスは攻撃の手を緩めてはくれないだろう。
予想通り、かまわず手から冷凍ビームをはなつレジアイスだが、のび太はそれをなんとか回避した。
たったいま自分がいたところが凍り付いているのを見て、背筋に寒気が走る。相手の動作が遅くなければ、即ゲームオーバーだっただろう。
これは公式戦ではない。トレーナーへのダイレクトアタックも十分に考えられるのである。
のび太は再び頭を落ち着かせ、次の指示を出す。
「だったら……パチリス、電磁波!」
続いてパチリスが飛び掛り、次の冷凍ビームを準備しているところに微弱な電気を浴びせる。
今度のは効いたらしく、レジアイスは麻痺して一瞬動きを止めた。のび太はその隙を見逃さなかった。
「今だ! ポッチャマ、バブル光線。ズガイドスは突進だ!」
勢いよく飛ぶ無数のバブルがヒットし、その直後にズガイドス渾身の一撃が加わる。
ぐらっと体制を崩すレジアイス。しかし今のでは決定打にはなっていなかった。
壁に氷の手を突き刺しバランスを保つと、何事も無かったかのように元の体制にもどった。
- 583 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 22:38:26 ID:sbLtE32z0
- 「……」
レジアイスの目が再び妖しく光り、両腕を構える。
そして次の瞬間、身も心も凍てつきそうな攻撃が同時に三匹を襲った。凍える風だ。
吹き飛ばされそうになりながらもふんばり、なんとか攻撃を耐え切った。
「くっ……大丈夫? みんな!」
体勢を立て直し、頷く三匹。
幸い、大したダメージはなかったようだが……のび太は様子がおかしいことに気がついた。
全員の素早さが下がっている。さっきまでのような素早い動きはできなくなっていたのだ。凍える風の追加効果である。
これがレジアイスの狙いだった。レジアイスは再び冷凍ビームを放つ。
「パチリス、堪えるんだ!」
今のパチリスと冷凍ビームの速度の差から回避できないと悟り、のび太は仕方がなく堪えるを指示する。
パチリスは冷凍ビームを耐え抜き、わずかに残った体力で立ち上がる。
その隙に他の二匹はレジアイスにつっこんでいった。
しかしレジアイスがそれをゆるすはずもなく、痺れた体を無理やり動かし再度冷凍ビームの体制に入る。
「ポッチャマ、水遊びで水をばら撒くんだ!」
ポッチャマの放った大量の水が冷凍ビームから身を守る盾となり広がった。
冷凍ビームは、ポッチャマの変わりにこの水を一瞬で凍らせる。
「ズガイドス、岩砕き!」
岩ではないが、今ので固まった氷を粉砕し、それを弾幕のように吹き飛ばすズガイドス。
氷の塊は何発もレジアイスにあたり、攻撃の隙を作っていた。
さらに、都合よく麻痺してくれたのか、完全に無防備な状態だ。冷凍ビームを放った体制から戻れずにいた。
- 584 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 22:40:47 ID:sbLtE32z0
- 「そのままダメ押しだ!」
ズガイドスは捨て身で突っ込み、のけぞったレジアイスに強烈な一撃を加える。
これは直前に攻撃を受けている相手に対し、威力が上がる技。今のレジアイスに対し、この攻撃は二倍の威力を持っていた。
人間、追い詰められると予想以上の力を発揮してしまうものだ。
今ののび太はまさにそれで、普段よりも頭の回転が速くなっていた。
倒しきることはできなくても、ここまでの戦闘でかなりのダメージを与えられたと思い込むのび太。
しかし――残念ながら、それは全く持って甘い考えだった。
「そ、そんな……!」
この空間を絶望的な空気が支配する。
レジアイスは、今の攻撃でもほとんどダメージを受けていなかった。
それどころか……すざまじい力で腕を振り、ズガイドスを吹き飛ばした。
「ズガイドス!」
それを両手でキャッチし、反動で吹っ飛ばされるのび太。
地面に仰向けに倒れこむと、レジアイスはまるで恐怖がそのまま形になったかのようなオーラを漂わせながらそれを見下ろしていた。
- 585 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 22:44:12 ID:sbLtE32z0
- 最初は優勢なようにも見えたが、ほんの一瞬判断を間違えたせいで逆転されるというのはよくある話だ。
あれだけ攻撃を与えてもまともにダメージが通らず、ズガイドスが倒されたとなるとのび太は頭がパニックになりかけていた。
パチリスがとめようと電光石火で突っ込んでくるが、今のレジアイスの前には全くもって無意味なものだった。
硬い氷の体に防がれ、そのままゆっくりと凍える風で吹き飛ばされる。
「パチリス!」
非常にまずいことになった。
パチリスもズガイドスも戦闘不能になってしまったようで、完全な一対一の状態になっている。
しかものび太は気がついていなかったが――レジアイスはひっそりと「鈍い」を積んでいた。
自分の素早さを下げ、攻撃と防御を挙げるわざ。レジアイスの動きが鈍っていたのは電磁波のせいだけじゃなかった。
動きの鈍ったレジアイスはゆっくりとのび太に向ってきた。
ポッチャマがそこに割ってはいる。のび太を守ろうとしているのだ。
トレーナーとして指示を出さなければいけないと立ち上がるが、レジアイスを見たとたんに考えが変わる。
「……む、無理だ」
- 586 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/16(金) 23:42:34 ID:zSChVmPqO
- 一時中断
- 587 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/17(土) 07:50:10 ID:80W3kbroO
- 投下来てたのか、乙。実際にあんな奴に追い詰められたら怖いわな
一時中断ってことは今日も投下してくれるのか?
- 588 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:06:41 ID:slUOeCgO0
- うん今から続き投下する
- 589 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:08:29 ID:slUOeCgO0
- 脳内を恐怖と絶望が支配する。目の前の相手は自分たちとは格が違う。
作戦がどうとか相性がどうとかそういう問題ではない。ただ一つ、レベルが絶望的に足りなすぎたのだ。
その圧倒的な力量の差を思い知り……のび太は叫んだ。
「無理だよ、ポッチャマ!」
のび太はこれまでの戦いで悟った。この敵は、今まで戦ったどんな敵よりも強い。
凍えて素早さが下がっているポッチャマに勝てる相手ではなかった。
しかしポッチャマはどかない。意地でもここで抵抗を続けようという意志がその瞳からにじみ出ていた。
その口から、レジアイスをとめようと必死にバブル光線を放つ。
しかしレジアイスは虫に刺されたくらいにしか感じていないらしく、その足を止めることはなかった。
「もうやめて、ポッチャマ!」
バブル光線はことごとく跳ね返される。
それでもポッチャマは攻撃の手を止めなかった。レジアイスはそんなポッチャマをあざ笑うかのようにゆっくりと進んでいく。
そして邪魔だといわんばかりに、凍える風でポッチャマを吹き飛ばした。
「ポッチャマ!」
地面に叩きつけられてなおポッチャマは立ち上がった。
ここで引き下がることはできないのだろう。プライドと意地だけが今のポッチャマを支えていた。
- 590 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:11:38 ID:slUOeCgO0
- いつも酷い目にあい、後ろ向きな考え方が骨身にしみていたのび太にはポッチャマの行動がよくわからなかった。
この世界でなら一番になれるかもしれないとも思ったが、やはりこのレジアイスやいつぞやのギンガ団幹部のように圧倒的な力の差がある奴もいる。
のび太はそういう存在に対し『もしかしたら勝てるかも』と思いながらも、やはり最後には負けてしまった。
だからもう勝ち目はないとのび太は諦めた。
開始早々味方が全滅寸前に追い込まれ、これ以上やっても無駄だ、とある意味冷静な視点で状況を見た。
しかしポッチャマは叫ぶ。トレーナーが諦めてもなお立ち向かい続けた。
すると突然――その体を光が包み込む。
「こ、これは……?」
のび太は図鑑を開き、ポッチャマの様子を確認する。
しかし図鑑が読み込んだのは「ポッチャマ」のデータではなかった。
眩しい光に、レジアイスもその進行を止める。
光が切れたあと、そこに立っていたのは……ポッチャマとは姿の変わったポケモンだった。
「これってまさか……」
データが読み込んでいたのは「ポッタイシ」というポケモンだった。
自分が一番偉いと思っているとか、群れを作らないとか、そんな情報は今ののび太にはどうでもよかった。
ただ一つ、のび太を動揺させるのに十分すぎる情報が……そこにはあった。
「ポッチャマが……進化した……!?」
- 591 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:13:54 ID:slUOeCgO0
- そう。これが初めてみるポケモンの進化だった。
自分のポケモン。最初のポケモンが……ついに、その姿を変えたのだ。
ポッタイシは力強く頷く。そして、レジアイスのほうをにらんだ。
のび太は突然の出来事に戸惑う。負けると思っていたのに、この状況を逆転させる可能性がほんの少しだが現れてしまったのだ。
「え、えっと……」
何を言っていいのかわからない。
……だが、悩むのはあとにしてここは少しでもその可能性にかけようとのび太はいつものセリフをいった。
「ぽ、ポッタイシ、バブル光線だ!」
目が眩んだのか、動かないレジアイスに向ってポッタイシはバブル光線を打ち込んだ。
進化エネルギーの勢いで力が普段以上に上がっているのか、なんとかレジアイスの進行を押さえこむほどにはなっている。
たしかに吹き飛ばされるだけだったポッチャマのときと比べれば大きな進歩だ。
でも、すぐにこれじゃあダメだとのび太は悟る。
(このままじゃただの時間稼ぎにしかならない。やっぱり、無理なのか……?)
レジアイスは痺れを切らしたのか、バブル光線をくらいながらも腕に力を溜め始めた。
地面の岩がそれに吸い込まれるかのように宙に浮かぶ。
レジアイスはばかぢからでトレーナーもろとも吹き飛ばそうとそれを勢いよくはなった。
- 592 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:16:50 ID:slUOeCgO0
- 「う、うわあああああああああっ!」
バブル光線を飲み込みながら、それはどんどん近づいてくる。
そして爆発。洞窟内に、最初に聞いたときと同じような振動音が鳴り響く。
砂埃は舞い、洞窟はゆれ、天井からさらに岩が崩れ落ちてくる。
しかし――のび太はそんな爆発の中、生き残っていた。
「悪いな。俺の手違いでお前を危険な目にあわせてしまった」
のび太とポケモン達を守ったのは、ドンカラスをつれた一人の赤い髪の男だった。
とっさに「まもる」を使い、ばかぢからを防いだのだ。
その男はレジアイスのほうを向き直る。その鋭い目つきをのび太はどこかで見たことがあるような気がした。
「あ、あなたは?」
「俺の名はシルバー。……通りすがりのポケモントレーナーだ」
- 593 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:20:19 ID:slUOeCgO0
- シルバーはそれだけいうと、状況が掴めないのび太を置き去りに、すっとレジアイスを睨みつける。
それと同時にドンカラスはゆっくりと羽ばたき、上昇した。
レジアイスは邪魔者が増えようとお構い無しに凍える風を放ってくる。
「ドンカラス、熱風だ」
ドンカラスの羽ばたきによって発生する強力な熱風が凍える風を防ぎ、どうじにレジアイスにダメージを与えた。
効果は抜群のようで、レジアイスは少しづつ後退していく。
レジアイスは熱風を食らっても、次の攻撃を出そうとしない。
シルバーはそれを見て一言言った。
「黒い霧」
その命令と共にドンカラスは黒い霧を放射状に吹きだした。
目の前が漆黒に染まり、霧が晴れる前に向こうから冷凍ビームが飛んでくる。
しかも一発だけじゃない。視界を遮られ我を失ったのか、四方八方に乱射してくる。
「このままじゃ迂闊に近づけない……!?」
「いや、やけになったら勝負は終わりだ。つまり、それは俺の勝ちを意味する……」
ドンカラスは翅を大きく広げた。
「ドンカラス、ふいうち」
- 594 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:23:27 ID:slUOeCgO0
- 風を切るような音がし、次の瞬間、ドンカラスの姿が消えていた。
霧の中に突っ込んでいったのだろう。そしてしばらく冷凍ビームの発射がなくなった。
丁度このとき、霧が晴れ始め……そこにはレジアイスの胴体に深々と突き刺さるドンカラスの嘴があった。
「そろそろ頃合だろう。トドメのつじぎりだ」
ドンカラスは嘴を引き抜き、翼を刀のように使ってレジアイスを切り裂く。
目にも留まらぬスピードだった。
次の瞬間――レジアイスはぐらりと重心を崩し、その身を地に伏した。
「つ、強い……」
「なに、大したことはない。俺のドンカラスは強運だからな。みごとに急所にあたったようだ」
そういうとシルバーは手にモンスターボールを取り出し、レジアイスに向って投げつける。
レジアイスはボールに収まり、三回ほどゆれ……動きを止めた。
レジアイスの捕獲に成功し、シルバーはすっとボールを拾い上げる。
のび太は目の前の脅威が去り、なにがなんだかよくわからないがとりあえず安心することにした。
- 595 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:28:47 ID:slUOeCgO0
- 呆然と立ち尽くすのび太の前にゆっくりと歩み寄るシルバー。
「こんな目にあわせてしまったお詫びだ。お前をテンガン山の出口まで送っていこう」
「ちょっとまってください! 実はまだあの岩の向こうに友達が……」
のび太は瓦礫の山を指差す。
「なるほどな」と呟き、シルバーはもう一つのモンスターボールを繰り出し、放り投げた。
中から現れたのは巨大な体を持つポケモン、ギャラドス。
その威嚇しているような登場の仕方にのび太は腰を抜かしそうになった。
しかもその色はなんと赤だ。登場と同時に光があたりに飛び散り、その特別さを際立たせている。
見とれているのび太に、シルバーは冷静に忠告した。
「その友達とやらにここから離れるように言ってくれ」
なにをするつもりかはしらないが、のび太はドラえもんにその旨を伝えた。
ドラえもんが十分遠ざかれたと思う頃になって……シルバーは言った。
「ギャラドス、はかいこうせん」
その口から繰り出される強烈な光線の前に、瓦礫の山はなす術も無く吹き飛んだ。
そのあとには大きな穴が開いていた。
「のび太くん、無事だったんだね!」
「ど、ドラえもん! すっかり忘れてたよ!」
お互いに無事を確かめ合う二人。
「俺はレジアイスを捕まえに来たんだが、手違いで逃がしてしまってね。それがこの洞窟内で暴れまわっていたようだ。すまなかったな」
倒れているポッタイシをモンスターボールに戻しながらのび太は疑問に思った。
これだけの実力を持つこの人は……レジアイスを捕まえに来るようなこの人は一体何者なんだろう、と。
- 596 :あえてのプラチナ ◆QxWLPEFfHw :2009/10/17(土) 20:30:56 ID:slUOeCgO0
- 投下終了。謎の新キャラは今後大きくストーリーに関わってくる予定
……最後のシーンまでドラえもんの存在を完璧に忘れていたもうダメだ
- 597 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/17(土) 21:53:38 ID:80W3kbroO
- 乙!
謎も何も、間違いなく「あいつ」だろうが、どうストーリーに関わってくるか楽しみだ
- 598 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 01:49:19 ID:BTyNdI2FO
- もうドラえもんは空気の方がオイシイ気がしてきた
- 599 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/20(火) 17:21:46 ID:8H7lot9mO
- 保守
- 600 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/22(木) 23:56:59 ID:s/8T7hYbO
- ここの住人は女主人公(コトネ?)についてどう思う?
- 601 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/23(金) 23:55:25 ID:strth4t70
- 俺の嫁
- 602 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/24(土) 12:18:02 ID:gN9mSbg+O
- 俺だろ
- 603 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/27(火) 14:05:54 ID:rbwFtlHiO
- ポケ板で盛り上がってた時代ならその話だけで50レスはついたよな
コトネを小説に登場させる時はどうドラキャラと関わらせるかとかで
- 604 :薫 ◆N9lDd.MabY :2009/10/28(水) 23:13:08 ID:XGF2CboQO
- 久しぶりeN
明日の今頃語りに来るよト
- 605 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/29(木) 23:44:11 ID:A/mPwuDSO
- さっさと来いよ
- 606 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/29(木) 23:47:08 ID:bKx2D+dy0
- 300
- 607 :ゲーム好き名無しさん:2009/10/30(金) 00:16:31 ID:BOrG9Jv9O
- 300って何だ
- 608 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/01(日) 14:53:54 ID:/DptSillO
- >>604は釣りだったんだろうか
- 609 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/03(火) 22:58:25 ID:ElDKZQmvO
- それ以外無いだろ
- 610 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/04(水) 20:53:41 ID:rgEZbU/UO
- ドラミちゃん=まねきねこダックじゃね?
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime3/1257305336/
- 611 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/04(水) 21:47:00 ID:mpuiHkayO
- 保守
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取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。新着レスの表示
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